カンタンWordpress #08「本番サーバーの準備とデータの移行作業」

2023年1月19日

Tips Wordpress 特集

eyecatch Wordpressのローカル開発を終えたら(または終えるまでに同時並行で)、本番公開するための、サーバーを準備しなければいけません。 無料で公開できるサーバーから、安価な月額で利用できるサーバー、安定したサービスが受けられる高額なサーバー、などなどサーバーは本当に多種多様に存在します。 自分でいちから構築できて、隅から隅までいじることができるサーバーから、必要最低限の箇所のみ設定するだけで使えるサーバーなどもあり、 サーバーを使う人のスキルに応じて切り分けるのがいいと思います。

初心者でも扱いやすいレンタルサーバー

ちなみに、新しくホームページを立ち上げた時によく使われているサーバーは、日本国内では、次のようなサービスがあるようです。

xserver

ホームページ : https://www.xserver.ne.jp/ 利用料金 : スタンダードコースで、1,320円(月額) ※長期契約にすると月単価は安くなるようです。 一時期は安価なサーバーとして使われていましたが、最近では、安定性や高速化などで人気のあるレンタルサーバーのようです。 お試し期間 : 10日間

ロリポップ

ホームページ : https://lolipop.jp/ 料金 : スタンダードプランで880円(月額) ※初期費用1680円 他にもかなり幅広いプランが用意されています。(最安値は、36ヶ月の長期契約で月額99円だそうです) お試し期間 : 10日間

さくらのレンタルサーバー

ホームページ : https://rs.sakura.ad.jp/ 料金 : スタンダードプランで、425円(月額) ※スペックやストレージ容量に応じてコースが沢山用意されています。 お試し期間 : 2週間

xFree

ホームページ : https://www.xfree.ne.jp/ 料金 : 0円(ただし3ヶ月毎にログインして更新作業をしなければいけない) ※Wordpress専用の無料サーバーというのもあり、お試しで使ってみるのも良いかもしれない。 学習用として、利用すると便利でしょう。 ただし、独自ドメインで運用したい場合は、サイト内でドメインを購入する必要があります。

その他

他にも「レンタルサーバー」で検索すると、国内利用できる物は、数え切れないほど出てきます。 どれが良いのかは正直言って、用途と、それを扱う人の技術スキルに応じて決めるのがいいかと思います。 設定だけ高スキルなエンジニアにやってもらっても、運用でトラブルがあった時に運用者が対応できないサーバーなどでは、困りますからね。 全くわからない人は、運用サポートが付いているサーバーを契約するのもアリだと思います。 また、VPSというサーバーOSのインストールから自分で行うレンタルサーバーは、めんどくさいと思いますが、サーバーを使った色々なシステムを構築することもできますが、 Wordpressを動かすだけのサーバーであれば、事前にインストールまで行ってくれるサービスの方が便利だし、Wordpress以外のサーバーメンテナンスなどは、サーバー提供会社が行ってくれる場合がほとんどなので、初心者向きでしょう。

xFreeサーバーで手順紹介

学習用として、xFreeサーバーを使って、Wordpressで作ったテーマを本番公開する手順を説明します。

xFreeサイトでアカウントを作成

https://secure.xfree.ne.jp/register/ 同意チェックと、メールアドレスで簡単にアカウント登録ができます。

Wordpressサーバーを起動

アカウント登録が完了して管理画面にログインしたら、Wordpressサーバーの利用を開始できます。 「利用を開始する」ボタンをクリックしましょう。 しばらくすると、アクティベートが完了します。 管理画面にログインします。

新規インストール

新規インストールボタンを押す。 必要な入力をして「次へ進む」を押す。 確認画面で問題がなければ、「確定」します。 完了すれば、次のような画面が現れます。 パスワードをちゃんとメモしておきましょう。 15分ほど、コーヒーでも呑みながら待つと、ページが表示できるようになります。 一旦、お疲れ様でした。

データ移行作業

テーマをzip圧縮

事前に、作ったテーマのフォルダをそのままzip圧縮してください。 macの場合は、フォルダを右クリックして「○○を圧縮」を選択するだけです。

テーマをインストールして有効化

xFreeの管理画面で「ダッシュボード」をクリックすると、Wordpressのログイン画面へ遷移します。 先程設定したアカウントと、表示されていたパスワードを使ってWordpressにログインしてください。 サイドメニューから「外観」 - 「テーマ」を選択してください。 「新規追加」、または「新しいテーマを追加」をクリックしてください。 (どっちでもいいです) テーマのアップロードをクリック 「ファイルを選択」をクリック 先程作ったテーマのzipファイルを選択する 「今すぐインストール」をクリック 待っているとインストールが完了するので、 「テーマページへ移動」をクリックしてください。 無事に、自分で作ったテーマが管理画面にインストールされました。 「有効化」を押して、反映してあげましょう。

各種プラグインのコピーと有効化

開発環境の管理画面でインストールしたプラグインを、本番環境にもインストールしてあげましょう。 今回は「Classic Editor」だけでしたね。 「プラグイン」 - 「新規追加」をクリック 「Classic Editor」の「今すぐインストール」をクリック インストールできたら、「有効化」しましょう。

固定ページの登録

まだ終わりじゃないですよ。 次に固定ページのデータをセットしてあげなければいけません。 データベースを移行してもいいんですが、確認の意味も込めて、手作業で入力しましょう。 ※ページ数が膨大な時は、データベースコピーという手段もあります。 画像のパスなどもそのままコピペしましょう。

FTPで画像データをアップロード

FTPソフト(filezillaなど)を使って、ローカルのWordpressにアップロードした画像データを本番サーバーにアップロードします。 xFree管理画面のWordpressの「設定」リンクをクリックすると、サーバー情報が表示されます。 「FTPアカウント設定」をクリック ステータスが「無効」になっている場合(初回は無効)は、「設定変更」ボタンをクリック 「全てのフォルダ・ファイルにアクセスする」にチェックをして、「設定変更」ボタンをクリック ※確認画面で設定を確定すれば完了です。 次の様な画面に遷移するので、パスワードをメモしておきましょう。 FTPソフトでアクセスする。 TLSなどを使わない平文FTPでないとアクセスエラーが出るようですが、必要な情報を入れると、アクセスできます。 「wp-content/uploads」をそのままアップロードする。

メニュー登録設定と本番確認

#05 固定ページの構築で行った、「外観」 - 「カスタマイズ」設定を、本番サーバーに適用させてください。 ・ヘッダメニュー設定 ・サイトアイコンの設定 ・サイトのタイトルとキャッチフレーズの設定 上記の設定ができたら、本番ページを見てみましょう。 問題なく表示ができていれば、完了です。 お疲れさまでした。

注意点について

サーバーがよくわからない人にとっては、レンタルサーバーを決めるのは、本当にしんどい作業です。 何が良くて何が悪いのかが理解できずに、できるだけ安いものに飛びついてしまいガチですが、 運用をしていくうちに、やっぱり別のプランの方が良かったと思ったら、サーバーの引っ越しって、新規に構築するよりもタイヘンになるので、その時点で諦めてしまう人も多いようです。 そうならないためには、自分に一番合っているサーバーは、何がいいのかを、詳しいエンジニアなどにヒアリングして助言をもらうという事をした方がいいかもしれませんね。 単にWordpressでホームページを立ち上げるだけと言っても、千差万別なんですよ、実際の所。 もし、色々とお困りの方がいらっしゃいましたら、株式会社MYNTまでお気軽にご相談ください。 的確にご説明いたしますよ。

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