何をやるにしても勉強をすることになる話

WEBエンジニアをやっていると、次のような質問をされます。 「最新の技術を常に勉強しているんですか？」 この質問に「No」と答えるエンジニアで年齢が平均よりも上の人は「老害」と呼ばれ、 曖昧な答え方をする人は、「これ以上スキルアップする気がない」と言っているようなものです。 でも、エンジニアの多くは最新の技術を常に勉強しているというよりは、新しい技術が出てきたらまずは気になるし、 それらを自分で身につけることはかなり楽しい作業のハズです。

プログラミングには勉強が必須？！

ある意味この質問は、これからエンジニアを目指してプログラミングを勉強しようと考えている人が、勉強するのが大変そうだから、諦めるかどうかの指標にするためというケースも少なくないでしょう。 また、エンジニアを目指しているわけではないけど、今どきのITを少しぐらいは理解して、「自分のホームページぐらいは自分で作れるようになっておきたい」と考える人の方が多いかもしれません。 そんな重い腰を上げる時に、しんどいと思われるプログラミングの勉強を一度始めてしまうと、生涯辞めるわけには行かない状態になってしまうんじゃないか？という恐れから来る質問のようにも思えます。 エンジニアは、この質問に対して、「自分あんまり勉強していない」と答えてあげると、その人は重い腰を上げる事になるのかな〜？と裏の裏を考えたりもしますが、 かなりの愚問である事は間違いないです。 正直、最初はシンドいかもしれないけれど、その勉強が楽しめるようでなければ、あなたにITは苦手な人生を送ったほうがいいと思います。

ゲームをやるにも勉強が必要？！

パズルゲームやボードゲームって、頭を使う事を目的にするようにも考えられますが、 落ちものパズル系などで、判断力よりも運だけのゲームの場合は、単に時間つぶしに使うゲームというのも最近は増えているように思えます。 これらは「サルゲー」って言う事を昔聞いたんですが、最近はサルゲーと言うと、お猿さんがキャラで出てくるゲームの事を言うんですね。 でも、そんな楽しむためのゲームでも、やり込もうとすると何かしら勉強をすることになるんですよね。 この間、魔が差して買ってしまったドラクエXIを、1ヶ月以上ちょっとずつプレイしても、まだクリアすることができません。 （正確には裏ステージに突入してまだラスボスにたどり着けていません） ボーッとプレイしていると、ストーリーに取り残されてしまうので、ちゃんと頭を使ってしっかりとゲーム内で勉強しながらプレイしないと行けないということを、今更気が付きました。

色々勉強する人生

仕事での地位や給与を少しでもあげようとすると、国家資格やら専門技術の資格を取得することになりますが、当たり前ですけど、かなりの勉強をしなければ太刀打ちできません。 フリーランスになって、3月に確定申告をしようとすると、税金についての勉強をしないといけないし、法律も毎年ちょっとずつ変わっているので、毎年勉強することが何かしらあります。 フリーランスって会社に縛られないから、自由で楽な印象がありますが、やってみると誰もが「会社にいた時の方がラク」と言うのだそうです。 お気楽に見えるYoutuberになろうとすると、動画編集やら、録画機材についての勉強が必要になります。 正直言って動画編集はかなり奥深い世界ですが、こうしたスキルを持っている人と持っていない人の動画は明確に差が出ますからね。 お手軽に撮影した素人動画っていうジャンルもあるけれど、そうしたものが受け入れられるのは、同世代の若者だけかもしれません。 海外旅行を楽しみたかったら、やっぱり英語やその土地の言葉をちゃんと勉強する必要もあるので、海外旅行が趣味という人から、語学勉強について話を聞くと、勉強のコツなどがよく学べます。 他にもダイエットをするためには、炭水化物を抜いたり、過度な運動をするというのでは、非常に効率が悪く、体や健康の事をちゃんと勉強したり、生活リズムや医学の知識なども勉強すると、かなり効率的に体に負担をかけないダイエットをすることができるんですが、もちろん、そんな面倒くさい勉強をするまでやらない人はダイエットすら挫折してしまうんですよね。

あとがき

とにかく何をするにしても、勉強ってする必要があると聞くと何だかウンザリしてしまいますが、 それらの勉強って実はシンドいものではなくて、その先の自分にとって必ず役に立つと考えると、全く無駄なものではないので、コレって楽しんでやらないと損ではないですかね？ 改めて勉強が楽しめる人って、いくつになっても知的好奇心が旺盛で、そういう人は老害って呼ばれにくい年のとり方をしていくのではないかと思います。 土日の休日や、時間が空いた時に、「さて何の勉強をするかな・・・」と考えた時に、少し幸せを感じた自分に気がついたある日の思考でした。