
本を書くことを推奨する書籍を読んでみました。
特にAmazonの電子書籍を書くことを勧めていて、それをさらにペーパーバックで紙の書籍にもしてくれるサービスがたまらなく便利なのだそうです。
個人的には、電子書籍は10冊ほど発刊して、なかなか面白いジャンルのアウトプットであることは認識していたので、自分の知らないどういう情報があるのかワクワクしながら読んでみました。
レビュー
★★★☆☆
普通と言うと、物足りない気もしますが、さほど新しい発見というモノはなく、事例紹介と、本を書くとどんなメリットがあるのか、と言うことを延々と綴られている書籍でした。
個人的に面白いと思った点としては、書籍を使った採用活動、営業ツールと言う観点での手軽な使い方は、ネットが普及した今だから改めて有効な手段でもあると再認識させられるところですね。
この書籍の学びポイント
中小企業の採用や育成がなぜうまくいかないのか?
従業員がすぐに辞めてしまう会社の特徴は、常に採用活動をしています。
でも、せっかく採用をしてもまたすぐに辞めていってしまう会社は、結構多いんじゃないでしょうか?
以下のようなお悩みの会社が当てはまります。
1. 募集をかけても応募ゼロ
2. 面接ではよかったのに、入社3日で退職
3. 「即戦力」採用のはずが、チームに馴染めない
4. 若手の応募があっても続かない
5. 人柄採用に頼りすぎて育たない
採用しても、すぐに退社してしまう会社は、その従業員が会社の理念に共有できていないからと言うケースが多いそうです。
しっかりと理念や、会社の裏事情まで包み隠さず、言語化して、それを読んでもらって共感できる人を採用することで、会社の従業員の定着率向上につながります。
もちろん、口で話して共有してもらうのでもいいのですが、採用時の短い面接時間や、たくさんの人数を相手にと言うことを考えると、ペーパーバッグを手渡してそれに共感する人を採用するといった方法で成功している会社は少なくないようです。
従業員の気持ちになって考えてみると、良いと思って入った会社の文化がまるで共感できなかったら、自分の居場所が無いと疎外感を感じるのもわかりますよね?
かつては、働くと言うことは、「生活のため」という動機が一般的だったのですが、
最近では、「どんな環境で」「誰と」「どんな意義を持って」という理由が動機になるため、
何に重きを置くかを考えて文化作りをするのが良いかもしれませんね。
求人広告では価値観を伝えきれない
転職の時に、誰でも条件のいい会社を探すのは当たり前です。
・給料が高い
・技術力が高い
・安定している
・福利厚生が良い
・場所などの都合がいい
一般的には、これらの動機で入社したい会社を探す人が大半です。
でも、実際に、退職理由は圧倒的に
・上司とウマが合わない
・同僚との関係がうまくいかない
・気に入らない人が社内にいる
・辛い思いをした
・大きな失敗をした
と、人に依存する理由が大半です。
採用時に、ちゃんと人や会社の文化に対して知ってもらうことはとても重要な採用ポイントだと考えられます。
成果とスキルを求められる点は、受験をする学校を選択をして、学生ライフを満喫するというものとは視点がまるで違うので、
学生気分の抜けない社会人が居場所がなくなるのは当たり前ですが、昨今はキャンバスライフのような職場環境を求める若手も増えているので、
会社も変革せざるを得なくなる話はよく聞きます。
採用もそうした点を踏まえて、ちゃんと会社の雰囲気に納得する人を採用するという視点を持つ必要があるんですね。
そして、会社の文化を伝えるには、やはり言語化として本を書いて読んでもらうと言うのが良いようです。
人は条件よりも理念に惹かれる
「エンジニアは、給料が高い」と考えている人も多いはずです。
もちろん、優秀な人は給料も高いと言う認識は間違っていません。
でもたまに、安い給料で、スキルの高い人がいますが、それはその会社の理念に共感して、給料や条件が理念よりも優先度が下回っている状態でもあると考えられます。
なので、エンジニア採用で、給料を他の会社よりも高く設定して優秀な人を採用しても、会社の理念が伴っていない場合は、すぐに退社されてしまうという事態になります。
圧倒的に給料が高くても、自分の違和感を感じる職場って、居続ける事が難しくなりますからね。
電子書籍は会社のパンフレット以上の役割を果たす
パンフレットは「会社の紹介をするもの」ですが、本は「会社を語るもの」なので、本は共感を生んでくれます。
さらに、電子書籍は、営業・ブランディング・社員教育にも活用できます。
面接時に渡せば、応募者が理念を理解した状態で最終面談に臨めますし、
営業先で本を話題にすれば、信頼を獲得できることもあります。
社員が読むことで、会社の理念の再理解できるツールにもなります。
理念を一冊の本にまとめることは経営者の姿勢を世の中に出す行為
経営者たるもの、理念をその場の気分での言葉で発しているだけでは、物足りません。
「ずっと残る、文章にしたためて、多くの人に読んで理解して、共感してもらうまでが、経営です」
と、小学校の遠足で校長先生が言ってそうなセリフですが、ここまでやって初めて会社の文化を他人と共有できると考えた方がいいでしょう。
「それ、言ったじゃん」とか「前に言ったよね」と、言った言わない話ばかりする会社は、絶対にちゃんとした文化なんてものが作られていないはずです。
せめて「ここにこう書いてますよ」と言えるようになって、初めて
ちゃんとした会社が作れていると考えてもいいかもしれません。
社員に電子書籍を出版させる事例
この書籍の筆者のクライアントの会社が、本を書いて採用活動をして、さらに会社の右腕社員に電子書籍を出版するという活動をしている話が掲載されていました。
本を書くと言うことは、「過去を整理する」事ができるため、
未来への大きな力になるのだそうです。
がんばれていない人は、過去の失敗を悔やみますが、一生懸命頑張る人ほど、未来を見るものだそうで、これは非常に共感できますね。
あとがき
毎日ブログを書いている自分からすると、書籍を書くということに対する抵抗はさほどなく、ブログの延長的な気持ちでこれまで電子書籍を発刊して来たんですが、
書籍で大きな売り上げを立てたいと思ったら、かなりしっかりとした企画、構成、内容の下調べをする必要があると言うことは認識しています。
でも、この書籍では、そんな重苦しくないように電子書籍を書くことが推奨されているので、同じように考えている人にとっては、肩の荷が降りる感じがするかもしれませんね。
そもそも、普通の人は、毎日ブログなんて書かないから、「文章を書く」と言うことにハードルを感じている人が圧倒的に多いと言うのもあるかもですね。
そう考えると、文章は書く書かないで言うと、書かない人が圧倒的に多いのであれば、
「書く人はマイノリティ」
「書き続けられる人はほんの一握り」
と言うことで、企画力があれば、ある程度の成功に持っていけるような気がしますね。
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