
お店の消耗品などの在庫で「先入れ先出し」は、品質管理の常識です。
これは、古いものから先に使うことで、一番下の品物が永年古くなり続けていくのを防ぐという当たり前のことですが、
こういうことを何も考えていない人って、世の中に結構たくさんいるようです。
「次のことを考える」ということは、先々で自分のためになるためのことなのに、先読み思考ができない人は、一定数います。
別に自分のやり方が正しいとは思わないけど、残念な思考の人を感じたら、ブログを書かずにはいられないので、
今回は、先読み思考法という独自の考え方をブログにまとめてみました。
先読み思考とは何か?
先読み思考とは、「今やっていることの次に、何が起こるか」を意識する思考法です。
そんな事誰でも考えているハズと思いますよね?
でも、意外と人は、今この瞬間の選択肢を意識して、一歩先の事は考えていないことの方が多いんです。
先の事は、未来予測や戦略のように難しい話ではなく、「次に困らないための準備をする」レベルの話なので、この時点で難しく考えないでもらいたい。
たとえば、
ペンのインクが減ってきたら替え芯を注文しておく、
冷蔵庫の牛乳が少なくなったら次の買い物リストに入れる
単純にこういうことを考えることが立派な先読み。
この時に、更なる先読みをする人は、「替え芯は、安売りの時に次の安売りまでの間のストックとしての量を買っておく」という、発展系もありますよね。
なぜ多くの人は「次」を考えられないのか
現代社会は、情報過多のため、目の前のことだけで手一杯になっている人が圧倒的に多いようです。
「今がうまくいっているから大丈夫」という過信は、安定志向の人が陥りやすい先読みしずらい構造を作っています。
問題が起きてから考える「後追い型思考」が習慣化しているということですね。
面倒なことを先延ばしにしても、すぐには困らない環境に慣れているというゆるい許容範囲思考も良くない。
仕事などで切羽詰まった人は、できる限り先読みをして、なるべく失敗をしないように処理しようとしますが、
ゆる志向の人は、やっぱり何をやっても先読みできずに失敗を繰り返す傾向もあるようですね。
先読み思考ができる人の特徴
将棋は、相手の先読みよりも、1手でも先が読めたら勝利につながります。
俯瞰視することができる人、一歩引いて全体を見られる人が、先読みが得意な人と言ってもいいかもしれません。
「もし○○だったら」を自然に考えている、もしもタイプの人は、危険予知だけじゃなく、想定外を限りなく減らそうとする思考が、未来予知しやすい思考になっています。
なので、トラブルが起きても慌てない人、動じない人は、ある程度の先読みができる人でしょう。
また、余裕のある行動ができている人も、ある程度先読みができている志向の余裕が態度や行動に表れていると考えられます。
周囲から「気が利く」と言われることが多い人は、相手のその後の行動や思考を先読みしているタイプで、誰からも好かれる人が多いです。
先読み思考を鍛える方法
自分の生まれ持った思考を変えるのは難しいと考えている人も多いようですが、先読み思考は非常に簡単に身につけられます。
物事を「その先のステップ」で見るクセをつける
たとえば、「買う」ではなく「使う」「使い切る」まで想定してみる。
「もし明日これがなくなったら?」と自問してみる
歯磨き粉やトイレットペーパーの在庫数を見ると、無駄に多くない限り、先読み志向の進度を図ることができます。
作業のたびに「次回もっと楽にするには?」と考えてみる
ほんのちょっとしたアイデアが、将来の自分に大きく寄与することは、成功者の自伝などから学ぶことができます。
このちょっとしたアイデアは、単なるラッキーヒットではなく、毎日最低1個のアイデアを出し続ける人が、100個のアイデアの1%がヒットした確率論と考えると、思考は蓄積から成り立つことがわかります。
失敗したときは「どの時点で先読みできたか」を振り返る
先読みを意識するだけでも、自分の先読みスキルを伸ばすことはできます。
そもそも、先読みできていない人は、自分の今の状態を認識すらできていない場合が多いですから。
先読み思考は、自分の未来の自分への優しさ
先読み思考は、他人のためというより「未来の自分が助かる」ための行動なんじゃないかな〜と考えています。
今日のちょっとした手間が、明日の大きな余裕になるんですよ。
つまり、先読みできる人は「自分を大切にできる人」と言ってもいいかもです。
逆に言えば、先を読まない人は「未来の自分を苦しめている」ことに気づいていない。
これって、先読みできる人と、先読みできない人が、同じ時間の未来に対して、幸せになっている確率が大きく変わるんじゃないかと思うんですよね。
あとがき
「先入れ先出し」は在庫管理だけでなく、人生や仕事にも通じる考え方です。
先を読む力は、生まれつきではなく「気づき」と「習慣」で身につくもの。
目の前の効率よりも、「未来の効率」を意識できるかどうかが分かれ道ということに気がつくことがポイントです。
そもそも先読み思考とは、「今の自分が未来の自分を助ける技術」であるということを理解できると、自分磨きを一生懸命考えた人の成果とも考えられますね。
この考え方、共感できます?
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