
親戚のおじさん、おばさん、みんな恰幅が良くて、
悪い言い方をすると、だらしない体が多い親族でした。
なので、若い頃から運動をして、なるべく太らないように気をつけていたんですよね。
そして、お腹が大きくなった人を見ると、「だらしない」という印象を勝手に持っていました。
太っている人よりも、痩せている人の方に魅力を感じていたんでしょうね。
50歳を過ぎ、同級生の友達と会うと、ほとんどの友達がお腹が出ていることにも気がつきました。
もちろん、体型維持をしている友達も中にはいますが、みんな年齢に伴い、「自分の体がだらしなくなってきて仕方がない」とボヤいていました。
そんな、お腹が出ると、人の価値が下がると考えていた自分に気がついたので、それに関するブログを書いてみたいと思います。
お腹が出てきたら人の価値が下がると思い込む現象
年齢を重ねると、多くの人が直面するのが「お腹問題」。
飽食の時代だから、食べ物が全部美味しいし、大量に食べても誰からも怒られないんですよね。
そして、鏡に映った自分を見て「やばい、自分の価値、下がってるんじゃない?」と不安になる瞬間があります。
この現象、実は「身体的な変化」と「社会的なイメージ」がセットになって起きる勘違いなんですよね。
太っている人、痩せている人、健康値はともかく、別にどうなっていても、その人の価値は見た目じゃないというのはわかっていますが、自分としては、どうしても太っている体型になりたくない願望があるんですよね。
「見た目=価値」という思い込み
SNSやメディアは「細い=正義」「引き締まった体=自己管理できてる人」と刷り込んできます。
だからこそお腹が出ると「だらしない奴」と自己評価を下げてしまうんじゃないかな?と思う。
でも実際、他人はそこまで気にしていません。
自分の腹より、自分のスマホ画面に夢中ですよね。
人の第一印象は、見た目で決まると言われますが、それが良い悪いという印象ではなく、その人のキャラクターとして認識されるだけなんですよね。
きっと、人は、自分を良くみられたいという欲望が、太っている自分を認められなくなってしまうのかもしれません。
本当は「経験値の証」でもある
お腹が出るのは、本当は
頑張って働いてきた証かもしれません。
生活の安定、外食の楽しみ、仕事や家庭にエネルギーを注いだ結果。
つまり「お腹=人生経験が積まれたバッジ」でもあるかもですね。
確かに、太っていても魅力のある人はいますよね。
価値は「中身」と「行動」で決まる
お腹が出ていても、優秀なエンジニアは優秀だし、面白い人は面白い。
魅力のある人は、誰がなんと言おうと魅力がある人なんですよ。
「体型=価値」という単純な計算式は、人生を矮小化します。
本当に下がるのは、お腹ではなく「思考の柔軟性」を失ったときです。
確かに、モデル業界でも、こうした思考が尖り過ぎて、拒食症になったりして病気につながることが社会問題になっていましたからね。
逆に武器にできる
「ぽっこりお腹キャラ」で親近感を出す人もいます。
お笑い芸人は、これ系結構いますよね。
ダイエットや健康改善の過程をネタにすることで、共感や応援を得られる。
一度太って、激痩せした人が書いた書籍ってバカ売れするのも、印象深いです。
コンプレックスは、見方を変えれば発信力や個性に変わるのです。
この点に気がついた人は、自分の武器に気がつける人なんでしょうね。
あとがき
お腹がどれだけ出ていても、人の価値には全然影響しないということはわかるんですが、
自分の周囲で、お腹が出ている人は、みんな、健康診断で「再検査」を強制されています。
健康管理で言うと、痩せ過ぎない、太り過ぎない、と言う適度な体型が望ましいようですね。
個人的には、「痩せたい」とか、「太りたくない」と言うよりは、「健康でいたい」と強く考えていることに、ブログを書きながら気がつきました。
健康こそ、魅力的な人の証明でもあるかもしれませんね。
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