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忙しさは無縁の、ユゲタです。
かつてのサラリーマン時代には、毎日やる事が山積みだった事が遠い昔のように感じるお気軽なオウンカンパニーでのうのうとブログを書いて過ごしています。
どなたか、お仕事ください・・・
というのは、半分冗談で、知り合いの人から思い出したように、「〇〇な開発できない?」という話をしてもらうことがあり、なんとか食い繋いでいますが、技術相談的な話も後を絶ちません。
こんないい加減なユゲタの何を気に入ってもらっているのか、会社内の技術チームがうまく回らないとか、技術リーダーが思ったように成長してくれない、というお悩みが意外と多いようです。
そんな中、「なんでうちの会社の開発チームはいつも忙しいのか?」という質問をもらって、なかなか面白い内容だったので、ブログに書いておきたいと思います。
会社の忙しい開発チームに人を増やしても忙しい理由
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その会社では、開発チームがいつも忙しいので、常に開発員募集の採用活動を行なっています。
定期的に人数が増えていっているんですが、忙しさが全く無くならないんだそうです・・・
これってなんでなのか?
どうすればいいのか?
というのを、ユゲタの知り合いのその会社の経営者から相談されて、詳しく話を聞いてみると、原因が見えてきました。
まずそもそも、その会社がどういう体制で開発作業を行なっているのかというと、CTOという肩書きの人が一人。
会社のメインwebサービスを創業当初から構築してきたんだけど、今では、マネジメントに徹しているのだそうです。
そのほかにエンジニアが10名ほどいて、アプリ担当、バックエンド担当、フロント担当、デザイン担当、運用担当、に分けられていて、
今現在は3人ぐらいの新人さんがいて、それぞれ担当者の元でOJTをしているとのことです。
これを聞いてピンと来たのが、新人が仕事を覚えて現状担当者の負担を減らすという、ごく当たり前の教育を行なっているようですが、
ここがミスポイントの一つ目です。
基本的に、教育方針も無い上、教育工程や、何をどのように教育するというマニュアル、ドキュメントなども全くなく、
それぞれの担当者が今やっている仕事をひたすら教えるという非効率な方法での進行により、新人が成長する日数やら、どのレベルに成長するかが全く見えていません。
そして、担当者が、忙しい自分の仕事をしながら教えているため、教えている期間は忙しさ倍増です。
これを考えると、忙しいという会社や人は、何が忙しいのか?と聞くと、「今やっている仕事が忙しい」というnowの返答をします。
これに対して、仕事の波が一定なのに、常に忙しいわけではなく、瞬間的に忙しさがやってくる人というのは、「いつまで忙しい」という少し未来の期限で返答をします。
要するに忙しさの見通しが立っているかどうかが、忙しさの質であるという事がわかります。
忙しさの解消法
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忙しさを解消するには、今現在やっている忙しい仕事が完了することではありません。
今やっている仕事を、自分自身で、倍速でこなす事ができるようになることができるようになるか、
または、誰でもその仕事をできるように、マニュアル化する事が仕事の忙しさを軽減できるポイントである事がわかります。
その時に、「プログラミングができないと、開発作業はできない」と思って、開発部門には、特殊なプログラミングセンスと、自社が採用しているプログラム言語の熟練者じゃないといけないといおう思い込みと、自惚が、より忙しさを増長してしまうようです。
ユゲタの考えとしては、プログラミングって、別に世の中のどんな人でもできるたんなる道具・手段であって、その経験をしたことがあるかどうかは大きくスキルとして左右されますが、スキルのない人を除外してしまう思考を持った開発部門の人がいたら、その会社自体の思考がちょっと低く感じてしまうのは自分だけでしょうか?
本当に忙しければ、プログラミング以外の仕事をやってもらうことも十分に可能だし、そもそも、忙しさを解消するというのが、仕事の本来のモチベーションに繋がるはずなので、たんなるベルトコンベア作業をやっているだけの人って、会社として雇うには少ししんどい人材と考えてみてもいいかもしれませんね。
そうなんですよ、経営者が理解しなければいけないのは、正社員としてスキルの高い人を雇いたければ、ちゃんと物事を考えられるという人でなければいけないという見極めを行う力が必要で、「忙しい」という逃げ言葉をすぐにいう人は、本来の忙しさの意味を履き違えている可能性が高いということです。
社畜になれというわけではなく、自分の作業が忙しいのであれば、どうすれば忙しくなくなるのかを思考するという事が、唯一前向きな忙しさ解消への道であると考えられます。
これの一番安直な回答は「人を増やす」なんですけどね。
経営者のいう会社の忙しいと、現場の忙しいの違い
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面白いことに、特定の部門(現場)が忙しいという会社の経営者はあまり忙しそうにありません。
むしろ他人事のように「うちの会社の開発部門忙しそうでさ・・・」みたいな、まるで、自分は悪くないような言い方をする人がいます。
笑っちゃいますよね。「あなた、その会社の経営をしている人じゃないんですか?」って聞いてあげると、困っているような言い方に変えてきますが、とにかく経営と現場で大きく思考が違ってきている事がよくわかります。
どうしても、現場にタッチしていない経営者って、会社の経営と、現場をきっちり線引きしているひとがいるようです。
それがよくわかる発言として、現場の失敗を、我が事として考えられていない経営者は、とてもじゃないけど一緒に仕事をする気になりません。
大きな会社で、経営サイドの人は現場に口出すべきではないというレベルであれば、わからなくはないんですが、会社法で考えると、会社内で起こった失態は、経営者が全て責任を取るという事をあまり理解できていない人もたま〜にいらっしゃるので、今一度理解された方がいいかと思ってしまいます。
そして、ユゲタのよく感じてしまう考え方として、忙しさの解消を、経営サイドがまるで考えない会社は、それに関わる人がみんな不幸せになる可能性が高く、即刻そんな会社は辞めることをオススメしています。
これをみて気分を悪くする経営者の人も多いと思いますが、会社経営って、お金を支払う経営者と、作業員である現場の従業員という構図って、まるでうまくいく構造になっていないと気が付いたら、会社ないの忙しいが「楽しい」に変わる可能性が高いですから、思考の改変をしてみるといいかもですね。
社内で「忙しい」という言葉を聞いた経営者の人、実は今回のブログ、すごくいい事言ってますよ、対岸の火事的に考えずに、このブログにイイネした人、勝ち組になれるかもですね・・・
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