そうなんです、もともとは漫画家を目指して高校卒業した次の日に、東京に上京してきた経験を持つ、ユゲタです。
もともと、MSXでBasicでゲームを作りながら、漫画を模写することを、中学校や高校時代に過ごしていたんですが、
ユゲタは花の昭和47年生まれという事で、学生時代には、「ドラゴンボール」「うる星やつら」「キン肉マン」「ジョジョの奇妙な冒険」・・・
などの、今でもメジャークラスの漫画が山盛りの黄金時代でした。
プログラミングでも、この時代にMSXでBasic言語をいじっていた(ベーマガ雑誌を読んでた)人達は、今ではすごいでプログラマーになっているという世代でした。
エンタメ黄金時代
自分の好きな映画はなんですか?という質問をされたら、多くの世代で「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と答える人も圧倒的に多いと思いますが、中学時代に1作目が公開されたのを今でも覚えています。
ラジオ番組も、深夜放送でのオールナイトニッポンは、眠い目を擦りながら聞いて、何通もハガキを送っていた事を思い出します。
やはり、鶴光、とんねるず、鴻上尚史のオールナイトニッポンは、同級生の間で次の日によく話のネタになったのも今思い返すと、いつ寝ていたのか不思議ですね。
テレビ番組では、「たけしの元気が出るテレビ」と「ねるとん紅鯨団」は、必ず観ておかないと次の日学校で話題についていけないぐらいでしたが、この2番組は今でも復活してもいいぐらいの面白さでしたね。
そして漫画で言えば、どの漫画も名作揃いだったんですが、その中で、ユゲタが漫画家になりたいと強く思った作品が「ジョン・フリック物語」です。
この漫画を読んで、涙が止まらなかった事を、今でも鮮明に覚えているんですが、今回はこの作品の素晴らしさを日記として書いておきたいと思います。
ジョンフリック物語について
この漫画作品は、集英社のジャンプ季刊誌で1回のみの読み切りで、鷹城冴貴さんという漫画家さんが書いた作品です。
鷹城冴貴さんは、川島 博幸さんという漫画家と同一人物で、あるタイミングからこのペンネームに変えたようです。
川島 博幸さんのwikipediaがあったので、リンクをはっておきますね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/川島博幸
そして、このジョンフリック物語はいったいどういう話なのかというと、
ジョンフリックと書かれたお墓の前で、ある新聞記者が花を添えている。
その新聞記者は、この墓の中にいる人物「ジョンフリック」について思い出すところから話は始まる。
弁護士のジョンフリックは、クソ真面目に活動をする弁護士で、弱い人たちの味方でもあった。
綺麗な奥さんもいて、周囲から、とても仲の良い夫婦と評判だったんですが、
実は妻は、とても重い病で、寝たきりが続いている状態になっていた。
ある時、高額な手術代が払えるほどの弁護を依頼され、その依頼が悪人を弁護する仕事という事を知ったジョンは、その仕事を引き受けるか迷います。
色々なしがらみがあり、その弁護を引き受けることになったジョンだが、ちょうどそのとき、妻の容体が悪化する。
命の灯火が尽きようとしている妻が亡くなる前に、ジョンに自分の思った道を進む様に諭し、他界してしまう。
そして、裁判では、ジョンは、その悪人の弁論をせずに、悪事を暴く発言をして、裁判は終了します。
裁判が終わる頃に、ジョンは自らも妻と同じ病に犯されていることに気が付き、吐血してしまいます。
そして、数年後、ジョンの友人の新聞記者は、ジョンフリックという勇気ある人物を忘れないと誓い、物語は終わります・・・
※思い出しながら文章を書いたので、細かな演出が違っていることはご了承ください。
鷹城冴貴さんの描くファンタジックな絵と、この非常に悲しい話がとてもマッチして、涙を誘う作品になっていて、
漫画で人を感動させることができるというのを、心底体験することができて、人生観が一変したという事を思い出します。
この作品の構図や、雪の日の演出方法など、技術的なこともさることながら、主人公のジェンフリックは、決して良い男ではなく、背が小さく脚が短い、ヒゲを生やした親父だったんですが、
読んでるうちに、とても魅力的に見えてきて、キャラクタ演出のうまさも当時震えるほど感じて、色々な技術の参考にする作品となりました。
ただ、鷹城さんの他の漫画作品は、ここまで震えるほどの面白さは感じなかったので、きっと彼の魂のこもった一作だったのだと、勝手に考えてこれまで過ごしてきました。
この漫画を読みたくなった人へ
ジョンフリック物語は、今では絶版されていて本屋にはもう売ってはいないんですが、「だかあぽ」という読み切り本を中古で探すと見つかるかもしれません。
Amazonにも中古販売されていたんですが、このブログを見るタイミングでは、売り切れているかもしれませんので、ご了承くださいませ。
念の為、ググったURLもリンクはっておきますね。
Google検索 : 鷹城冴貴 だかあぽ
最後に
人は誰でも、自分の人生を変える出来事というのを持っていると思いますが、他人のそうしたエピソードを聞くというのも、ユゲタの趣味の一貫でもあります。
どの人もドラマチックな体験や、他人が聞いたら感動するエピソードを持っていて、毎回映画よりも感銘を受けることが多いので、そういう感動を人に伝えられる作品を描きたいと今でも思っている、ユゲタでした。
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