グータラ、なまけもの、めんどくさがり屋、これらの人たちは、ダメな人ではなく、プログラミングをする時の重要な要素であると考えている、ユゲタです。
他にも、サボり癖がある人や、人とのコミュニケーションが苦手な人なども、プログラマーとして最適であると言うことを、とても強く感じます。
そして、ユゲタもこうした人たちと話をする事がとても好きで、正直どれだけプログラムを書き込んでも、自分が優秀だと思えないのは、こうした特性を持っていないからではないかと、悔やむこともしばしばあります・・・
あれ?なんか自分のこと良く言ってね〜か?と思った人・・・
正解です。ちょっとだけ上から目線になってみました。
今回は、最近感じたプログラマーに向いている人向いていない人という事を自論と交えてお伝えしたいと思います。
企業採用と優秀なエンジニア
毎日のように「エンジニア不足」という言葉を聞きますが、どの会社も優秀なエンジニアを欲しているのは間違いありません。
ユゲタに対して、「優秀なエンジニアを紹介していただけませんか?」と問い合わせをしてくる、様々な会社の人事担当者や、開発管理責任者の人達には、
「優秀というのはどんな人の事ですか?」と質問をしてみると、大抵の会社の人は言葉に詰まってしまいます。
中には「優秀ではない人は採用したくない」との事だったのですが、まあここまでは分からなくもない話ですね。
そして話を進めていくと、次のような特徴をどの会社も欲している事がわかります。
- 自分の会社の文化に馴染める人
- ルールがきっちりと守れる人
- 人との付き合いが苦手ではない人
- 責任感がある人
これらの特徴は、プログラミングには全く関係がなく、企業における優秀なエンジニアって、社会人レベルが高い人という風にも考えられます。
「優秀なエンジニアを募集・学歴・経験は問わない」などと書いておきながら、エンジニアリングは二の次に考えている会社の人は、自分たちが優秀と思って採用した結果、それを優秀なエンジニアと思い込んでプログラミングの中身までは評価していないというのが現実なのでしょうか?
もちろん、最近では、コード面接などのように、プログラミングコードをその場で書かせて、ロジック判定を行ったり、プログラミングセンス判定を行なっているようですが、
正直言って、社会通念ができていない人ほどプログラミングスキルは高いというのは、残念ながら事実としてあるかもしれませんね。
もちろん、企業はそんな普通に見てダメ人間と思われるような人をわざわざ採用することはできないと言う事は、分からなくもないです。
本気で優秀なプログラミングを目指している会社は、エンジニアに対する見方を少し変えてみると、採用がものすごく楽になるかもしれませんよ。
ある会社の少しめんどくさい作業の話
ユゲタがとある会社で作業をしていた時の話ですが、その会社では、「ソフトウェア原価」という、IT企業が、エンジニア部門の人件費を、会社の資産として計上するという、税金ルールの原価計算というのをしないと行けなくて、
管理者の人もそうした知識が無く、なんとなく税理士に言われた通りに行なっていたようですが、
毎月月初に、前月に行った作業の時間数を、「会社作業」と「それぞれの案件作業」に振り分けて数値合計を、タイムカードの月間総時間と同じになるようにするという事を行っていたんですが、
そのエビデンスとして、毎日何の作業をどのくらい行ったかという日報を書いていて、翌月初めに、それらを集計する作業を行うだけだったんですが、
エクセル表(実際にはGoogleSpreadSheet)で作られているその日報の集計を月初におこなっているのを見て、ユゲタはスクリプト処理を書いて、自動的に算出できるプログラムを作っておきました。
それをコピペすればいい状態にしていたんですが、他の人はみんな一生懸命手作業で行っていて、なんともめんどくさそうでしたが、作ったスクリプトを使ってもいいよと言ってみると、なんと「5分ぐらいで終わるので問題ないです」との事。
とても、ITエンジニアの所属する部門だとは思えないその発言に、その会社のサービスがものすごく複雑な構成になっていて、全て何かしらのOSSライブラリやフレームワークで構築されているのが大前提になっている理由が完全に理解できました。
こうしたちょっとした作業を、自分のプログラミングで1分でも楽をするという気概があるプログラマーって、結果的にスキルもどんどん上がる上、作業効率も向上するという、企業にとってはとても優種と思える人材になりえるのに、
毎月5分を、部門員8名ぐらいの人数(40分ってことですね)これを、ITで解決できるのに、しようとしないその姿勢は、全く呆れてモノが言えませんでした。
残念ながら、ユゲタは、その会社の未来は、今とさほど変わらないのではないかと、心の底でほぼ確実に当たる占いを想い留めておきました。
最後に
まあ、他の会社の悪口はここまでにして、実際にユゲタは、めちゃくちゃ社会不適合な人だったけど、めちゃくちゃ企業のIT技術を担っている人を何人も知っています。
遅刻はするわ、スケジュールは守らないわ、何かを説明するのはヘタクソだわ、まともに日報レベルの文章も書けないけど、IT技術はピカイチで、そいつにプログラミングやサーバー設定をさせると、安心してデプロイできるという優秀な人。
こういうタイプを見ていなかったら、おそらくユゲタも、怠惰な人をみると、ダメ人間と思い込んでいたと思います。
その怠惰で優秀なプログラマーで、最も尊敬できる点としては、自分のスキルアップをする事に対して、苦労をいとわない事ですね。
スキルアップ速度は、通常の人よりも何倍も早く、そのおかげで人より早くゴールに辿り着いた分、ゆっくりと怠けられるという思考なのだそうです。
いや〜、優秀なプログラマーってこうでなければいけないのかもね。
さあ、今日もダラダラ仕事しよっと!!!
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