朝起きたら、足のかかとが痛いんですが、毎朝痛いんです。これって何が原因なんでしょう・・・と考えていたら、年齢がジジイ化しているからという事に気が付きました。
今年で45歳になる僕は、年を重ねるに連れて、考え方が大きく変わっていく事に気がついてしまいました。
それは、
何故か無性に勉強がしたくなる
という事なんですね。
周囲の友達を見ると、全員ではないですが、同じ感覚の人は比較的多いようです。
学生時代にあんなに嫌いだった勉強を何故やりたくなってきたんでしょう。
そんなことを少年ジャンプを読みながら考えています。
「一生モノの勉強法」を読んで
兄弟理系の人気教授である、鎌田浩殻先生が書いた、先生の日々の生活からどのように効率的に勉強をしているかという事が、非常に読みやすく書かれています。
1955年生まれのこの先生は、普通なら定年退職している人よりも高齢なのに、こうした貪欲に日々勉強をしている事を知ると、人はきっと死ぬまで勉強し続ける生き物で、勉強することを楽しいと感じた人が幸せな人生を送れるのだろうな・・・ということをおぼろげに感じ取りました。
この本は、勉強法のお手本のような内容で、実際の効率的な勉強方法から、勉強する前の心構え、などが丁寧に書かれていて、すぐにでも実践したくなる内容になっています。
年齢を重ねた先生が、火山学の教授であるにもかかわらず、オペラや登山など、非常に多趣味な面も、好奇心こそが勉強の活力と言わんばかりの、学生顔負けの興味ボリュームです。
大学でも人気がある教授というのが手に取るように分かるぐらいの魅力を感じました。
この本に書かれている勉強法
実際に読んで詳細を見てもらいたいのですが、この本内で紹介されている勉強方法で参考になったものを抜粋しておきます。
勉強に必要な3つの能力
- コンテンツ能力
- ノウハウ能力
- ロジカルシンキング能力
物事を深く知る事と、物事を扱うスキルと、それらの理論を思考すること
自分に足りていないものを考えてみると、より効率的に勉強できるようになるでしょうね。
手帳活用法
手帳活用は仕事でもプライベートでもやっている人が多いと思いますが、教授は2年分のスケジュールを持ち歩くことを前提にしているそうです。
人により期間は異なるかもしれませんが、前回の内容を思い出すといったムダすらも無くし、忘れていたことをスマートに思い出す手帳にしているようです。
ちなみに、スマホなどでのデジタル管理はあえてやらずに、紙に手書きが一番だそうです。これは共感できますね。
ITの仕事をしている僕ですら、手書き先行で手帳を書いていたので、非常に参考になりました。
読む力
そもそも勉強をするには、この「読む力」が不可欠というごく当たり前ですが、あまり意識されない内容です。
単純に文章を読むだけではなく、
「相手の気持ちを読む」
「あたりの気配を読む」
「将棋の手を読む」
「空気を読む」
こうした読むチカラを鍛えるには、やはり活字を読むことなのだそうです。
活字離れが進んでる日本の読む力が衰退してきているらしいので、本を読む事で読む力を鍛えましょう。
3段階の記憶法
勉強で最終的に重要になるのが、「記憶する力」なのですが、テストの前に一夜漬けで記憶したことは、期間が経つと忘れやすくなります。
重要なのは、一生忘れない記憶をどのように作るかが重要なのですが、それでも記憶するというメカニズムは、きちんと段階を経て行うことで、十分に発揮できるそうです。
まず、知らない事や認識していないことを「黙読する」記憶。
次に、声に出して読み上げて記憶する。
最後に、ペンを持って手書きして覚える。
テスト勉強の時に、黙読と手書きはやりますが、声に出すことで、五感を刺激してより定着する記憶になるんだそうです。
しかも、繰り返すことで定着率はアップするんですね。
わかっていますが、壁の薄い部屋にいる人は、ご近所の空気を読んで記憶しましょう。
他にも
・英語勉強のシャドウイングを電車移動で行う
・デジカメ整理は、インデックスを作りながら撮影する
・時間管理
・クリアファイル活用法
それ以外も沢山の方法が非常の読みやすく書かれていて、まさにこの本を読んで勉強になりました。
この手の本は、大体同じ内容の物も多いのですが、読んだ後に印象深く残っている項目が多かったので、深層心理に訴えてくる構成になっているんでしょうね。
そんなわけで、この本、非常にオススメできます。
そういや、僕はこの本を、近所のBOokoffで100円セールで買ったんですが、非常に掘り出し物でしたね。
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