開発部門におけるモチベーションをあげる方法

2017年9月9日

テクノロジー マインド 日記

エンジニアで会社に努めているてモチベーションが上がらない時ありますよね。 みんなどうしているのかと聞いてみると、多くのエンジニアが、「転職する」と答えます。 まさに転職天国になっている現代社会ですが、エンジニアは引く手あまたという状態。 モチベーションの上がらない会社に勤め続けるなんて意味がないと言っている人も少なくないです。 もしかしたら、そんな部下を持つマネージャーの為に今回は部下のモチベーションをあげる方法について、記事を書いてみました。

多くの開発部門が抱える課題

独立してから、エンジニア部門のコンサル活動を行なっているんですが、行く先々の会社でほぼ100%聞く課題があります。
・目標設定と評価と査定をちゃんと整えたい ・従業員のモチベーションの向上 ・採用を効率的に行いたい
上記の3つセットは、必ずどの開発会社でも常に課題となっていて、これらが上手く行っていないが故に、退職者が多くなったり、会社内で文句が多くなるという事象が発生してしまいます。 逆に考えると、これらがうまくいっている会社という話しをあまり聞いたことが無く、 もしかしたら、「こうした事がうまくいく施策って無いのではないか?」とまで考えてしまいます。 でも少なくても、この課題を解決しようと考えている会社は、ものすごく健全であることは間違いありません。

インセンティブはうまくいかない?

営業部門は売り上げ数値を目標にすればいいし、獲得金額が明確なので、インセンティブなどの報酬制度が非常に納得感があるルールが作れるのだが、 エンジニア部門というのは、チームで活動することも多く、成果はチーム自体が達成することになり、個人の評価にする事が難しいともされています。 目標設定について考えると、3ヶ月、半年、1年という決まったスパンでの目標作成をしても、大手と違い、ベンチャー会社では、1週間後に目標する内容が大きく変わることも少なくなく、結果メンバー達が、「目標を立てても意味がない」と言い始めることも、アルアルです。 さらに評価と査定については、中途採用したエンジニアによっては、前職の給与を引き継ぐことが多く、元々在席していた従業員とスキルの差があまりないにも関わらず、給与額が大きく変わっているというような誤差が生じている事もあります。 こうして、エンジニアとしては納得がいかない内容となり、その給与に連動させるように評価から査定が行われると、会社の査定や給与形態に疑問を抱くという事に発展するようです。

エンジニアのモチベーション

僕の知っているWEBエンジニア連中は皆、自分のスキルをアップさせることを生きがいにしている人が多いです。 「良いサービスを作りたい」、「会社に貢献したい」などという事も言ってはいるが、エンジニアは自分のスキルを向上させる事が一番の喜びとなる生き物だという風に考えてみましょう。 これはエンジニアという人たちであれば、当たり前の姿であり、ここにモチベーションを感じていないエンジニアがもしいたとしたら、そのエンジニアは、技術よりも別のものを優先するエンジニアという評価をしなければいけません。 何を評価するかは会社次第ですが、エンジニアの評価はやはり技術を主にもってくる必要はあります。 エンジニアたるもの・・・という偉そうな表現になるが、スキルアップにモチベーションを感じるのがエンジニアだとすると、スキルアップしない職場であったとすると、モチベーションが上がるわけがないという事になりますね。 会社として、エンジニアのモチベーションを上げたいと考えているのであれば、スキルアップできる環境構築をしてあげるといいでしょう。

エンジニアの気持ちに注目

最近気がついた事なんですが、エンジニアの人達が、会社内でモチベーションが上がらないから新規商品を作るという目標を立てるという組織は、実はやばい状態という事が多いという事。 会社で既存商品があり、そのソースコードやサービス自体がレガシー化していて、その手直しをするよりも、何か新しいモノを作ったほうがいいという考え方は、分からなくもないですが、既存のサービスを形骸化していて、同時に会社自体を否定しているという事実があります。 要するに、今あるものを良くするというエンジニアは、問題ないのですが、新しい方向に目を奪われているエンジニアは、すでにその組織の事はあまり考えられていない傾向が高いです。 一概に言い切れない部分もありますが、この現状が当てはまる組織も少なくないでしょう。 今一度、既存サービスに目を向けるべく企業のビジョンや会社の方向性などをレクチャーしてみることも必要ではないでしょうか?

全てが組み合わさってモチベーションに繋がる

会社で従業員のモチベーションが問題になった時、経営者は「モチベーションをアップさせたい」と考え、他社などの協力を仰ぎ、施策を練ると思いますが、実はモチベーションは、最後についてくるもので、施策を行うことはなかなか難しい領域である事をしりましょう。 例えばモチベーションアップの為に、給与をアップさせたとすると、従業員は、給料の感覚が麻痺して、モチベーションアップ=給料が上がることと勘違いし始めます。 お金で解決するのは一番の失敗という事なんですね。 まあ、モチベーションが上がっている会社って、給料がそんなに高くなくても、従業員はやる気満々で仕事して、成果も出るし、全てがうまく行きますからね。 とにかく、全ての施策を行った最後にモチベーションが影響するという事をわかっていれば、間違った施策を行うことはないでしょう。 そして、僕がオススメのモチベーションアップの為の施策ですが、 これは、多くの会社の開発部門を見てきて気がついたんですが、自社内で、教育セミナーを開催している会社がモチベーションが高いという事です。 それは、エンジニア組織において、エンジニアが自分のスキルの高い部分を他の人に教えて、他の人はそれを学びたいという気持ちが強い環境で、会社の上下関係に関係なく、すべての人が、何かしら自分の得意なことを教えて、周囲の人は、それを学べる事を喜びに感じる事のできる組織ですね。 冒頭に言った、学べる環境作りってお金をかけなくても、自然と作り出される環境こそが、モチベーションの向上する環境ではないでしょうか。

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