空き家って聞くと何を連想しますか?
遺産相続されたけど、相続主が管理しきれない住宅。
古くなったけど建替えが何故かできない住宅。
なんか知らんけど、人が住んでいない家。
きっと僕が子供の頃に近所に空き家があったら、お化け屋敷として探検していたでしょうね。
実はそういう事も問題の一つとして、大きな社会問題になっているようですね。・・・え?今頃?
ニュースでも騒がれているのに・・・
法改正が行われた平成29年4月
空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報 | 国土交通省
内容は、高齢者や所得の低い子育て世帯向け賃貸住宅として空き家・空き室を登録し、情報提供する制度で「空き家バンク」というものを地方自治体が運用しています。
空き家を安く提供して活用する、非常に良い制度のように思えますね。
通常の不動産との違いは、定住することが目的の為、値段が安い反面、各自治体毎にいろいろな制約があるようですね。
また、平成26年には、
「空家等対策の推進に関する特別措置法」という法律が制定されており、3000万までの特別控除制度なのだそうです。
法律が改正されたことを知らない人も多いようなので、空き家に携わる人は是非知っておいて損はないですよ。
どういう問題があるのか?
どんどん増えている「空き家」。
平成25年住宅・土地統計調査(速報集計)結果の要約 | 総務省統計局
総務省の公表している空き家の実数。
総住宅数 : 6063万戸
空き家数 : 820万戸
空き家率は13.5%と、8戸に1戸は空き家という事になりますね。
次に都道府県別ランキング。
中・四国は、壊滅的ですね。5位までに四国全て入ってますよ。やはり島国ってダメなんですかね?あれ?九州は?
あと、何と言っても、建物を解体したり立て直すと、固定資産税が6倍近く跳ね上がるという事が、金額的にも手が出ない要因でもあるようです。
空き家は「貸せない」「売れない」「住めない」という三拍子の問題があり、次の手がない状態と言われていているんですが、
空き家は次の4タイプあります。
賃貸タイプ
人に貸して、持ち主は家賃を得ることができます。
管理会社が賃貸処理などを全て行っているので、このタイプは問題なさそうです。
ただし、借り手が無いという問題はありますけどね。
売買タイプ
物件自体を売ってしまうタイプですが、売れれば問題ないですが、これも売れないという問題があります。
これも管理は不動産が行っているケースがほとんどですね。
二次利用タイプ
別荘みたいな使い方をされているタイプで、たまに来て掃除したりするので、首の皮一枚で管理されているような感じです。
その他
一番問題なのがコレで、管理されていない、所有なども分かっていないという大問題タイプ。
こうして調べてみると、確かにそういう物件ありますよね。
だって、核家族で東京で結婚してしまった人って、親が無くなって実家を相続した瞬間に「空き家」確定ですもんね。
多くの人が、管理会社を雇って金を払って色々な管理をしてもらっているようです。
ちなみに、管理料金は月額1万円ぐらいが相場で、「換気」「通水」「清掃」を行なって管理してくれるそうです。
現状の課題解決に問題ありあり
自治体の制度でもある「空き家バンク」ですが、、空き家のデータ登録が十分に行われず、イマイチ活用されていない状態だそうです。
空き家ビジネスという領域もあり、空き家をリノベーションして、民泊に利用するというのは、一部地域でしかまともにビジネスにならず、多くの地域はこの恩恵を得られることはないようです。
そして政府も空き家問題が深刻なので、法改正を行なってしまったんですが、いつものごとく、法律自体がちゃんと国民に理解されておらず、新たなトラブルも発生しているようです。
「空き家対策特別措置法」は、3年間有効なのですが、それを超えてしまうと全く無効になってしまうとの事です。
税理士さんが「もったいない!」とため息ついていましたよ。
法律って、知らないことが悪なので、この声が、空き家持ち主の耳に届くといいですね。
イノベーションの無い不動産業界にメスを入れる
どうやら、空き家ビジネス全般が、行き着く所、不動産業に繋がる施策になっている事が、イノベーションが欠けている状態ではないでしょうか?
イノベーションとは、今まで考えもつかなかったことを、実現できてしまう技術革新の事ですが、空き家は手詰まりと言われている背景には、イノベーションが全くないとも考えられます。
僕ならITを使って空き家問題を解消しますけどね。
詳細は、サービス公開とともにお知らせしたいと思います。
ちなみに、今現在空き家問題にぶち当たっている人、ご連絡くださいませ。
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