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(2024-04-09 時点)
本の内容紹介
この本のキーワードは「ひらめき」なのですが、冒頭の内容は極めて研究者視点での「発明」に寄っています。 ひらめきには、下記の2つのタイプがあります。本物のひらめき 偽物のひらめきそしてここで言う「本物のひらめき」は、人類史上初の発見で、ノーベル賞がもらえるレベルなのだそうです。 後半は、ひらめくための方法とその理論、そして実践編で構成されています。 ひらめき脳をつくるためのテクニックとしては、下記のような内容があり、
・何かをしながら、ひらめきをイメージする ・便利に使っているモノのカラクリを考える ・抽象度を上げて物事を上から目線にしてみる ・リラックスして抽象思考を向上 ・ひらめき瞑想で意識状態をコントロール ・ひらめいた意識状態を再現できるようにする賛同できる内容も多く、個人的には非常に参考にも成り、自分が行っている事に関しては、迷いがなくなりましたね。 最近盛んな子供の頃からの英語学習を重要視するよりも、数学、物理などの理系脳を鍛えたほうが良いという考え方は、 ボク個人としての子育て論でずっと昔から言っていた事と同じことが書かれてあって、非常に共感ポイントが高かったです。 本の中で書いてあった「光ファイバーは宇宙人が発明した」というくだり、非常にびっくりしたんですが、言い切らずにアヤフヤに書かれていたんですが、こういう話は個人的に好きなので、ピンポイントでワクワクしてしまいました。
本の感想
アインシュタインの「相対性理論」とニュートンの「万有引力」を「本物のひらめき」として絶賛しており、 ドクター中松の「フロッピーディスク」や「醤油チュルチュル」をかなり独自の理論でディスっていて、 尖っている内容で終始しているので、文面的に気に入らないという人は少なくないでしょう。 書いてある内容は、最もな事なので、尖っていない書き方をすると、非常にファンが増えるような気がしたんですが、amazonの読んだ人評価も こうした点が結構指摘されて星の数を減らしているようでした。 また、文章の書き方としては、すぐに政治の話に脱線する傾向があり、筆者の方は、自分の思考を他人に押し付けるタイプの人なのだという風に感じます。 発明者はよく「変人」として扱われますが、実はこの本に書いてある事をいざ自分で実践しようとすると、たしかに周囲から見たら「変人」に見えるかもしれません。 それは、オタクと言われる人が近いニュアンスですが、自分の事を中心に物事を考え、うがった見方で物事を判断し、人の話しを聞かない、こうした人は、社会コミュニケーション力を考えると遥かに低いタイプじゃないですか。 しかし、こうした人のひらめきは、世紀の大発見が思いつきやすい脳になっているという事も、なんとなく理解できました。 でも、個人的には、人とのコミュニケーションも含めて向上する方がいいですけどね。この本からの気付き
要所要所にある、ひらめくためのポイント小話が非常に個人的にはまる内容が多かったのですが、中でもいちばん心に刺さったのが、人の話を半分聞いていないぐらいの方がヒラメキが起きやすい僕がよく、他人から「話を聞いていない」と言われるのが、このポイントで明確にわかったんですが、人の話を聞きながら、自分なりに色々と考えを馳せ巡らせている事が、改めて自己認識できました。 おそらく今までは、人の話を聞かないことは「失礼だ!」という評価でしかなかったのに、その方が脳みそにとって良い面があるという味方にある意味ヒラメキを感じたんですよね。 また、
人の話を嘘だと思って聞くというトレーニングも書かれていましたが、頭の回転の早い人の思考方法に似ているようにも感じ、今まで自分に足りていなかった事を教えてもらえたので、非常に感謝しています。 ちなみに、著者の苫米地博士は、2017年現在、ノーベル賞は取られていないそうです。 世紀の大発見、ノーベル賞取れないレベルでも全然いいんだけどな・・・
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