日頃からプリプリ怒っている人が読むべき本ですが、内容が非常に簡潔に書かれているため、怒りがちな人はハマる可能性が低い事を最初に言っておきます。
しかし書いてある内容は非常に丁寧にかかれていて、全てを自分に置き換えて読んでみると、心の広い人間になれる気のする本でした。
会社で、部下に対して、家で子供に対して、学校で生徒に対して、組織で後輩に対して・・・など、日本では必ず縦社会というモノが存在し、
上から下への感情は怒りとして伝えているケースが非常に多いようです。
怒っている本人に問題がある場合がほとんどで、怒られる側にも問題があるというのは少し間違った考え方であると書かれているようです。
評価
★★★★☆
大人になってから怒られるということは、子供の頃よりも少なくなっていますが、自分の上司、先輩であれば常に僕のことを叱ってくれるし、
駄目だししてくれます。
この事がありがたいと感じるように思えてから、部下や後輩に対して、そうあるべきという態度で接することができるようになりました。
この本に書いてあることは、そうしてから自分で気づいた事が理論的に書かれているので、非常に見ていて同感する部分が多い本でした。
そして冒頭にある通り、怒りは抑えるものではなく、相手に伝えるものであり、「怒っていい」という受け入れ方。
そして、怒り方に理論があるという「アンガーマネジメント」というジャンルを教えてくれた内容でした。
明日から実践参考になった箇所
部下から、後輩から、上司や先輩に向かってどのように言えばいいか、分かってくれるかを非常に丁寧にセリフ口調で書いてくれているので、
この点は台本として参考になる本であると言えます。
少なくとも、この本に書いてあることを心の底から理解して、口から自然とそういったセリフが出ることが、いいのだと思うのでオススメします。
ダメ人間は怒られるべき?
怒ると叱るは基本的に違っており、怒るのは感情で、叱るという事は、対象の相手に対して、成長を促している事を理解しましょう。
そして、怒られる方にも原因があるとよく言われますが、怒る=気分を害するというのではなく、怒る側は、間違いを正してあげようとしている人も
中にはいることを理解できると、怒られた人は、その分人として伸びる可能性があるということなんですね。
アンガーマネジメントは怒る姿勢と同時に怒られる姿勢も身につけようと言っている気がします。
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