上司やプロジェクトの進行が、自分の思惑と違う事はよくある事です。
そんな時、どういう考え方で、どの様な行動を取るべきか、悩んだ事はないでしょうか?
実は、行動する前の考え方一つで、ゴールが天国にも地獄にもなる事を理解すれば、自ずと自分の取るべき道が見えてくる事を理解してみましょう。
様々なケース
仕事の環境が自分の思惑と違う場合というのはどんな事でしょうか?
複数人で行っているプロジェクトが、目指す着地点が、チーム内で意見が割れ、自分の希望のゴールでは無くなった場合。
プロジェクトリーダーに対して、疑念を抱くかもしれません。
また、会社で今まではB2Bでやって来たツール開発をB2Cに方向転換をする場合、これまでの施策と異なる事が多く、反発が起きる場合もあります。
最近順調で無くなったとあるプロジェクトが、売り上げが伸びず、利益も赤字転換してしまっているのだが、会社は別のプロジェクトの繋がりがあり、このサービスを切ることが出来ないという判断をし続けている。
中の人は、皆、赤字プロジェクトを運用しているというネガティブ要因を断ち切りたくて、サービス停止を求めているが、会社の意見と食い違っている。
この様な場合、会社や、上層部に対しての、「分かってくれていない」という強い反発心と、疑心暗鬼が生まれます。
取るべき手段
従業員であれば、こんな時、どういう行動を取るべきか考えてみましょう。
既に行っているかもしれませんが、対立している側との徹底的な話し合いを行い、自分の思想を理解してもらう。
多くの場合、上司や会社の上層部は、口八丁手八丁でうまく言いくるめられる事が予想されます。
何人かで結託して、思惑通りのプロジェクトを進行させる。
同士が比較的多い場合は、こうした強行突破という手段を取るケースもあるかもしれませんが、よほどその後の責任が降りかかってくる覚悟が必要になります。
会社を辞める
もっとも単純でストレートで、解決の手段かもしれませんが、人によっては、プロジェクトとしてのゴールでは無く、自分のプライドのために行う行為であり、独りよがりな結論である事は言うまでもありません。
でも、個人的には、自分が納得出来ないのであれば、もっと愛称の良い会社に転職した方がいいと思います。
今の世の中転職には前向きですからね。
考え方の棚卸し
多くの場合の議論は、主語が自分の考えとなっている事に気がつかなければいけません。
会社の意見というのは、経営方針にのっとっているので、そもそも、それと食い違っているのであれば、環境がアウェイという事ですが、一度乗った船を簡単に降りるのは愚者のする事なので、より理論的に考えてみましょう。
「自分の考えが一番」という概念を捨てる。
これができる人は、確実に前進ができるタイプです。
前向きというよりは、他人視点で物事を見る事が出来るので、自ずと自分のスキルも伸びる結果になります。
方法が複数出ているが、他にも方法がないか考えてみる。
おそらく、二択での言い争いの場合、それ以外の方向性があるかどうかを検討してみよう。
第3案が解決の糸口になるのであれば、全てまるっと収まるわけです。
相手の考え方に乗っかる。
既に、気分的な問題になっているので最も難しいかもしれませんが、仮に、自分のやり方以外で成功するイメージを持てるのであれば、対立する必要など無いわけです。
この場合は、お互いに意地の張り合いという、周囲の人も嫌な思いをする関係性になっているので、自分を客観視出来なければ、かなりイタい人物としてレッテルが貼られてしまいます。
コミュニケーションの結節点
以前、マネジメント研修で学んだ時にしきりに叩き込まれたのが、マネージャーという中間管理職は、経営層と現場を繋ぐ役割なんだと。
経営層とうまくいっていないマネージャーが、結節点になり得るわけが無い事ぐらいは容易に想像できるが、マネージャーの立場を考えると、そんなマネージャーは、即刻役職を破棄するか、会社を変わるべきだと思う。
そして可哀想なのはそのマネージャーの部下たちである。
そこに気がつけない時点で上司失格である事は想像に難く無い。
経営視点の理解
会社の従業員が経営者かというとそうで無いと答える人が多いだろう。
でも、売り上げを気にして、コストを気にして、日々の業務をしている人は、経営していると言ってもいい。
会社の責任が無いだけで、経営者となんら変わらないのである。
そう、経営視点とは、会社の発展であり、経営視点を持たないと、会社の役割を担う事はあり得ないという事である。
仮に、その役割を担わないとすると、アルバイトやパートレベルと言われてもおかしく無い。
そんなわけで、経営視点を持って、経営者と対峙してみよう。
おそらく、真逆の話し合いにはならないはずだ。
所詮は会社側と言われる人も、人間である事は変わらない。
仕事は特別な環境で、見知らぬ空間では無いので、コミュニケーションを取れるという認識で関わり合えば、実はあまりストレスに感じない事が多い。
物分りの悪い経営層が居なければの話だが。
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