
ホームページ制作の仕事をしていると、サーバー管理者が存在しない会社が多いことが非常に気になります。
先日も、LPを作って欲しいと言われて作って納品したけど、
クライアントさんが
「サーバーへのアップロード方法がわからない」
とのことで、サーバー情報をもらって、FTPアクセスをして、納品完了したという作業を無償で行ってあげました。
本来こうした作業はまた作業量として追加費用をもらって対応するんですが、
こうした作業は、「なんとかなるだろう」とタカを括っている会社が非常に多い。
そして、こうした会社の本音と、エンジニアとしての意見をブログに書いておくので、
サーバーエンジニアのいない会社のWeb担当者は是非一読してもらいたい。
サーバーエンジニアのいない会社の特徴

人数があまり多くない会社が、創業時にホームページを制作会社に依頼して作ってもらったと言うケースで、
ホームページサーバーは会社で保持しているけど、わざわざそのサーバーに対してサーバー管理者を雇うコストは見込んでいない。
確かに、人を一人雇うと言うのもなかなかのコスト高です。
その代わりに、ホームページの更新などを行う、広報担当的なWeb更新社を社内の、比較的HTMLタグが分かる程度の人に割り振られているケースが大半です。
その人たちはみんな「あまり詳しくないんですよ」と言いながら、なんとなく、ホームページ運用をしていると言う感じです。
たまに、制作会社に、運用費用を支払って、サーバー管理をしてもらっているというケースもありますが、
こうした場合は、月に数千円程度なため、サーバー管理と言いつつ、毎月のサブスク支払いを行なっているだけに過ぎません。
たまに、サーバー更新作業や問い合わせ対応をしてくれるレベルで、会社の人に、
「運用は何をやってもらってるんですか?」
と聞くと、ほとんどの会社が
「わかりません」
と返答します。
要するに、このインターネット時代に、サーバーや、インフラ、ネットワークといった、専任の管理者が不在という会社が、
日本国内には大量に存在するという事実です。
日本企業がランサムウェアに狙われやすい一因

サーバーエンジニアがいないから、日々更新されているインシデントなどの対応が行われていない会社は、簡単にサーバーがハッキングできてしまいます。
もちろん、サーバーがハッキングされて、何かしらの事象が発見されないと会社側は、問題を認識することができません。
もしかしたら、サーバーが乗っ取られて悪さをされ放題状態になっているのに、ずっと気がつかないままの状態で経営を続けているなんて事になる会社もあるかもしれませんね。
ニュースなどでよく聞く、事件性のあるハッキングは、顧客などからの問い合わせで会社側が気がついているのが多いからです。
レベルが低い人は、情報弱者として、情報強者の食い物にされるのは、何も世の中のネットワークビジネスなどの世界だけじゃありません。
ビジネスの世界、特にITに関しての情弱は、骨の髄までしゃぶり尽くされてしまいますからね。
そして、日本は、先進国の中では、極めてレベルの低いIT知識レベルの国のため、政治も経済も、なかなか下り坂な現状ですから、
世界中から、ハッキングの標的にされるのもよくわかります。
サーバー管理って何をすればいいの?

これまでの内容で、サーバーを適切に管理できていない会社って、本当に怖い未来が待っている状態という事が理解できたら、
自分たちで何ができるのかという、救いの手をリストアップしておきます。
【オレならこうやるサーバー管理術】
サーバー構成図の書き出し
サーバー情報を、ちゃんと見えるかしておくことが重要です。
いざという時や、管理上の情報共有と言う点もありますが、
ハッキングなどの攻撃は、構成図の特定のポイントで、見る人が見たら、脆弱性の診断ができるというメリットもあります。
レンタルサーバーなどのログイン管理
サーバーにログインをする時に、レンタルサーバーのログインを伝えてくる会社も多いですが、
サーバー管理をする上で、たくさんのログイン情報の管理が存在します。
・端末ログイン管理(レンタルサーバーアカウントなど)
・サーバーログイン管理(OSのアカウント)
少なくても、この2種類は存在するし、
ドメイン管理(DNS管理)や、付随するシステムのアカウント管理など、
こうした情報をちゃんと整理できていない会社がほとんどです。
管理できていない会社は、過去に制作会社とやりとりしたメールなどを転送してきて、情報を伝えてくるケースも多く、
それって管理じゃないですからね・・・と、こちらで密かに管理してあげている会社も一雄おおくあります。(もちろん、自分は悪さしませんよ)
トラフィック管理
ネットワーク監視をしている人ならわかりますが、サーバへの不正アタックが行われると、ネットワークトラフィックが爆上がりします。
そのタイミングで、IPブロックしたり、何かしらのセキュリティ対策が行えると、大体において、防御することはできるのですが、
こんなの、サーバー知識が無いと対応できないし、そもそも、トラフィック管理(監視)なんてどうやったらいいかもわかりませんよね。
レンタルサーバーで運用している場合は、ほとんどの場合、監視機能が備わっているので、それを見て、閾値アラートという、危険時にメール送信する設定をすればいいだけなんですけどね。
サーバー操作管理
ログインは、必ず2段階認証を行い、
担当者が変更になる場合は、必ずパスワードの変更、担当メールアドレスの変更などの情報管理をしっかりと行う必要があります。
info@example.com
などの、会社共通メールアドレスだけで運用していると、担当が退職して変わっても、複数人がログインできてしまう状態になってしまいますからね。
こういう運用は絶対にやめましょう。
会社ルールの策定
セキュリティを保持するために、ちゃんと会社のセキュリティルールを作っておきましょう。
今であれば、AIに「会社のセキュリティルールを作って」というだけで、一般的なルールを文章で作ってくれます。
こうしたことにより、ちょっとしたサーバー作業で、一見の制作会社やエンジニアに対して、サーバーのログイン情報を伝えて作業をしてもらう・・・
なんてことをして、そのエンジニアから情報漏洩してしまうというケースも少なく無いですよ。
そのエンジニアや制作会社とは、ちゃんとNDAなどの契約をしていますか?
こうしたルールの熟知をする必要も、今では経営者の嗜みと言ってもいいかもしれません。
必要最低限のIT知識学習
「IT会社の経営者は、ほとんどITに疎い」
というのは、笑い話ではなく、結構芯を食っている話です。
もちろん、信頼できるネットワークエンジニアに一任しているのであれば、経営者は、経営のことにだけ集中して仕事をすればいいんですが、
少なくても、必要最低限のIT知識を知らない状態の経営者は、今時のITを主軸にしたビジネス展開にはついていけないでしょう。
セキュリティ対策だけじゃなく、
IT投資もできない、他の会社との技術提携なども理解できない・・・
なんてことになると、機会損失も十分に起こり得るわけです。
あとがき

会社経営者を含め、そんなに詳しくないWeb担当者の人は、今回の記事を熟読してもらって、今現在の危険性を十分に認識してもらいたいですね。
そして、これから
ITの勉強をするのが辛い人や、
自分の会社のサーバーセキュリティが心配という人(会社)は、
お問い合わせをいただければ簡単な無償ヒアリングなどを行なっていますので、簡易診断をすることはできますよ。
うちの会社でホームページ制作をしたことがある会社さんなどは、もれなくこの手の話をさせていただいていますので、
ある程度安心していただいていると評価をいただいています。
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