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世の中の平均

2026/09/14

マインド

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eyecatch あなたは、世の中の平均よりも、上だと思いますか? それとも、下だと思いますか? きっと、「自分は平均よりも上」だと考える人の方が多いでしょう。 でも、面白いことに、たとえ客観的な根拠がなくても、 大体の人は自分のことを「平均よりちょっと上」だと思いやすいんですって。 年収も、仕事の能力も、コミュニケーション能力も、容姿も、運動能力も・・・ 「ものすごく優れている」とまでは思わなくても、「まあ、平均よりは上かな」と思ってしまうんですよ。 それは、自分を少しでも肯定していたいという願望なのかもしれません。

「平均以下」と言われると、嫌な気持ちになる

「あなたは世の中の平均以上ですね」 そう言われれば、悪い気はしません。 ところが、 「あなたは世の中の平均以下ですね」 と言われたら、なんとなく気分が悪くないですか? 同じ「平均」という言葉を使っているのに、受け取る感情はまったく違います。 それは、自分の中に「自分は普通以上でありたい」という気持ちがあるからでしょう。 そして、この感情は意外と強いものなんです。 人は、自分の能力を評価するとき、知らないうちに都合のいい比較対象を選びます。 仕事ができる人と比べれば「まだまだだ」と思うのに、 仕事ができない人と比べれば「自分は結構できる」と思う。 お金を持っている人と比べれば「自分は普通だ」と思うのに、 もっと困っている人と比べれば「自分は恵まれている」と思う。 つまり、「平均より上か下か」という話以前に、 どこを基準にするかによって、自分の位置は簡単に変わってしまいます。

会話テクニックに使える

まあ、これは人の言葉に関しての感じ方なので、 コミュニケーションの技として使うこともできます。 良くも悪くも無く、評価のしようがない人に対して、 コメントを求められた時に、 「普通ですね」よりも「平均以上ですね」 と言うと、言ってることはほぼ同じですが、相手は後者の方を聞くと少し嬉しくなるはずです。

そもそも、平均的な人なんていない

「世の中の平均」という言葉を考えてみると、少し不思議なんですよ。
平均年収 平均身長 平均睡眠時間 平均年齢
こういう数字には意味があります。 対象者をたくさん集めてその総数を人数割りした数値を、大体の場合に「平均」と言っているだけに過ぎません。 でも、「平均的な人」というものを実際に探してみると、そんな人はほとんど存在しないんじゃないかと。 身長は平均でも、年収は平均より上かもしれない。 仕事の能力は平均より下でも、コミュニケーション能力は平均より上かもしれない。 運動能力は低くても、料理が得意かもしれない。 几帳面だけど、片付けは苦手かもしれない。 人間は、いろいろな能力や特徴が組み合わさってできています。 だから、一人の人間を「平均より上」「平均より下」と一言で評価すること自体が、かなり乱暴なのです。 平均というものは、集団を理解するためには便利な数字です。 でも、一人の人間を理解するためには、あまり便利な物差しではありません。 要するに「平均的な人」と言っても、どれか一つの項目(または項目の中のいくつか)が、平均値に近いと言うだけで、 全てが平均値という人は、ホントに稀なんですよね。

メタ認知しても、自分からは逃れられない

「自分を客観的に見ればいい」 これは、よく言われることです。 いわゆるメタ認知です。 自分の考えや行動を、一歩引いて観察する。 これは確かに、現代社会では大切な能力です。 でも、ここにも少し面白い問題があります。 自分を客観的に見ようとしているのも、結局は自分です。 「自分は冷静に自分を分析できている」 そう思っていること自体が、自分の判断なのです。 つまり、どれだけ客観視しようとしても、完全に自分の視点から離れることはできまないんです。 だから、 「自分は平均より上だと思う」 という判断も、 「自分は平均より下だと思う」 という判断も、 「自分を客観的に評価した結果、平均だと思う」 という判断も、 すべて自分の視点から出てきたものです。 人間は、自分自身を完全な第三者として見ることができない生き物なのです。 まあ、当たり前っちゃあ当たり前の事なんですけどね。

「平均」と比べることに、そんなに意味はない

平均と比べることが役に立つ場面もあります。 自分の現在地を知るために、統計を見る。 市場の相場を知るために、平均値を見る。 健康状態や生活習慣を見直すために、一般的な基準と比較する。 こういう使い方なら、平均はとても便利なんです。 何より、会社の企画会議や、実績評価などでは、これらの比較で十分です。 でも、「平均より上だから自分は優秀だ」と思い始めると、少し話が変わります。 平均より上であることは、優秀であることとは限りません。 そして、平均より下であることも、ダメなこととは限りません。 平均というのは、ただの基準なんです。 順位じゃないんですよね。 人間の価値を決める数字でもありません。 だから、「自分は平均より上か?」という問いに、一生懸命答えを出す必要はないんじゃないかな〜と思うんですよ。

自分を測る物差しは、自分で決めてもいい

世の中には、たくさんの物差しがあります。
年収 学歴 会社 肩書き フォロワー数 容姿 知識 仕事の能力 コミュニケーション能力
どれも世の中では「人を評価する基準」として使われています。 だから、知らないうちに、その物差しで自分を測ってしまうんですよね。 比較や競争社会の中では、この平均値に踊らされることも多々ありますが・・・ でも、本当に大切なのは、「世の中の平均より上か」ではなく、 「自分は、昨日の自分より前に進んでいるか」 だと思うんですよ。 昨日より少しできるようになった。 昨日より少し楽しくなった。 昨日より少し人に優しくできた。 昨日より少し面倒なことを減らせた。 それだけでも十分なんですよね。 世の中の平均なんて、毎日変わるものです。 比較する相手も、環境も、時代も変わります。 そんな不安定なものを基準にして、自分の価値まで決めてしまう必要はありませんよね。 平均より上でも、下でもいい。 そもそも、人間を一つの平均値で表すことなんてできないのですから。

あとがき

世の中には、自分より優れている人も、自分より下手な人も、無数にいます。 そんな中で、無理やり「自分は平均より上だ」と証明したところで、 明日にはまた別の誰かと比較することにな流でしょう。 だったら、 「平均より上かどうか」ではなく、 「自分は何を面白いと思っているのか」 「昨日より何ができるようになったのか」 「自分はどこに向かいたいのか」 そんなことを考えていたほうが、人生はずっと面白いのかもしれません。 平均というのは、世の中を見るための数字。 自分を見るための物差しは、別にあっていいのです。 メタ認知は重要だけど、「自分はUNIQUE」と思えるようになったら、 一段レベルアップしたと考えるぐらいが、人生を進んでいる感が出てきますよ。

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