
人と会話をしていて、相手と「なんか噛み合わないな〜」と感じることってありませんか?
会話が噛み合わないと言うことは、話をしているその人自体と噛み合わないのではなく、
どちらかが会話のテクニックが乏しいと言う事が大いに考えられる。
世の中の多くの人が、自分を主体に話をするけど、
会話が上手な人は、相手を主体に会話をするという技術を心得ている。
例えば、「私って⚪︎⚪︎じゃ無いですか〜」とフレンドリーに言ってくるけど、
これってめちゃくちゃ仲のいい人同士であれば成り立つ会話であって、初対面でこんな会話をしている人は、
コミュニケーションをするとしんどいタイプであると、個人的に感じてしまいます。
そして、会話スキルが低い人って、どうしてもレベルが低い人って見られてしまうので、
ビジネスの場や、交流会などの初対面での場では、会話の最適解を見つけるスキルを身に付けておきたいものです。
と言うわけで、我流の会話術を解説してみたいと思います。
相手主体の会話術
会話が上手な人は、まず相手のことを知ろうとします。
当たり前のように聞こえますが、これが意外と難しい。
相手が何をしている人なのか。
どんなことに興味を持っているのか。
どんな経験をしてきたのか。
何を話したそうにしているのか。
こうした情報を少しずつ拾っていきます。
特に重要なのが、「相手が何を知らないのか」を探ることです。
例えば、相手がITエンジニアだったとしても、
「プログラミングなら何でも知っている」
わけではありません。
逆に、自分にとって当たり前のことが、相手にとってはものすごく興味深いことだったりします。
だからこそ、
「何を知っているか」
だけではなく、
「何を知らないのか」
を見る。
そこに会話のネタが眠っています。
そして、そのネタを見つけたら、自分が話したいことを話すのではなく、
相手が興味を持ちそうな方向へ話を進める。
これだけでも会話はかなり変わります。
自分に興味を持ってもらう会話術
「相手主体で話しましょう」
という話をすると、
「じゃあ、自分の話はしないほうがいいの?」
と思うかもしれません。
もちろん、そんなことはありません。
むしろ、会話を続けるためには自分の話も必要です。
ただし、ポイントは
相手に興味を持ってもらえる自分の話をすることです。
そのためには、まず相手に興味を持つ。
相手の話を聞いていると、
「この人、○○に詳しいな」
「この話をするとちょっと嬉しそうだな」
「このテーマになると急に話が長くなるな」
というポイントが見えてきます。
これが、その人の「興味ポイント」です。
そこを見つけたら、そのテーマに関連する自分の経験を少しだけ出してみる。
すると、
「それ、自分も経験あります」
「実は僕も○○が好きで」
という具合に、自然と共通点が生まれます。
会話というのは、自分のことを知ってもらうゲームではありません。
お互いに
「この人、ちょっと面白いな」と思えるポイントを探すゲームだと思ったほうがうまくいきます。
上質な質問の会話術
会話が苦手な人ほど、
「とにかく質問しなければ」
と考えがちです。
「仕事は何ですか?」
「趣味は何ですか?」
「休みの日は何してますか?」
「出身はどこですか?」
と、質問を次々に投げていく。
でも、これは場合によっては
職務質問になってしまいます。
大切なのは、質問の数ではありません。
質問の質です。
そして、自分の場合は、闇雲にいろいろなことを聞く必要はないと思っています。
むしろ、自分の知っている範囲、自分の興味がある範囲で質問すればいい。
例えば、
「最近AIを使って仕事を効率化しているんですよ」
という話をした時に、
「AIって何ですか?」
と聞かれたら、そこから話を広げることができます。
「AIを使っている」という共通点がなくても、
「何ができるんですか?」
「仕事でどう使うんですか?」
という質問があれば、会話は続きます。
つまり、質問とは
情報収集ではなく、会話のボールを相手が投げ返しやすくするためのものなのです。
相手と自分が合う合わないの判断術
ここまで「相手主体で話しましょう」と書いてきましたが、それでも
会話が噛み合わない人はいます。
これは仕方無い事です。
人間なので、どうしても相性があります。
そこで大切なのが、
「会話が下手だから噛み合わない」のか、
「本当に相性が合わない」のかを見極めること。
です。
自分的に見るポイントは、
相手がこちらの話にどう反応するかです。
こちらが質問をしたら、相手も質問を返してくれる。
こちらが話したら、その話を少し広げてくれる。
こちらが興味を示したら、相手も興味を返してくれる。
こういう人なら、多少会話が苦手でも、話しているうちに噛み合ってきます。
一方で、
こちらが何を話しても自分の話に戻す。
こちらへの質問が一切ない。
こちらの話を遮って、自分の話を始める。
何を話しても否定から入る。
こういう場合は、
単純に会話の相性が悪い可能性があります。
会話が上手になることと、誰とでも仲良くなることは別物です。
会話術の目的は、全員と仲良くなることではありません。
「この人とは話が合うな」という人を見つけるための技術でもありますからね。
マウントを取ってもらう会話術
個人的に、会話を盛り上げるためにかなり使えると思っているのが、
「相手にマウントを取ってもらう」
という方法です。
もちろん、嫌味なマウントを取らせるという意味ではありません。
人間には、
「自分の得意なことを話したい」
という欲求があります。
だったら、そこを気持ちよく話してもらえばいいんです。
例えば、
「それって、かなり詳しいですよね。どうやって覚えたんですか?」
と聞いてみる。
すると相手は、
「いやいや、大したことないですよ」
と言いながら、嬉しそうに話し始めるかもしれません。
そして、その話をちゃんと聞く。
分からないところがあれば質問する。
すると相手からすると、
「この人は自分の話をちゃんと聞いてくれる」
という印象になります。
これは、かなり
強いコミュニケーションです。
自分が賢く見せようとするより、
相手に「自分はちょっと詳しい」と思わせてあげるほうが、会話は気持ちよく進むのです。
そして、相手が気持ちよく話しているうちに、その人の価値観や経験も見えてきます。
つまり、「マウントを取ってもらう」というのは、相手を持ち上げるためだけではなく、相手を理解するための質問でもあるのです。
会話の最適解を見つける会話術
ここまでの話をまとめると、会話には「正解」があるというより、その場その場の最適解があります。
初対面なのか。
仕事の相手なのか。
友達なのか。
年上なのか。
年下なのか。
相手が話したそうなのか、聞きたそうなのか。
これによって最適な会話は変わります。
だから、
「会話が上手な人=たくさん話せる人」
ではありません。
むしろ、
「今、この人には何を話すのが一番いいのか」を考えられる人
が会話上手なのだと思います。
自分の話をする。
相手の話を聞く。
質問する。
共通点を探す。
相手に話してもらう。
自分の話に戻す。
そして、また相手にボールを渡す。
このキャッチボールを繰り返していると、自然と会話が成立していきます。
会話が噛み合わない時に、
「この人とは合わない」
とすぐに判断するのではなく、
「今の自分の会話の投げ方はどうだっただろう?」
と考えてみる。
それだけでも、会話の見え方は変わってくると思います。
そして、何度やっても噛み合わないのであれば、
「なるほど。この人とは本当に合わないのかもしれない」
と判断すればいい。
会話術とは、誰とでも仲良くするための技術ではありません。
相手を知り、自分を知ってもらい、その人と自分がどんな関係になれるのかを探る技術。
それくらいに考えておくと、会話が少し楽になるのではないでしょうか。
あとがき
僕は、会話が上手な人というのは「話すのが上手な人」ではなく、
相手が話しやすい状況を作るのが上手な人だと思っています。
そして不思議なことに、そういう人と話していると、
「この人、めちゃくちゃ話しやすいな」
と感じます。
でも、よく考えてみると、その人自身はそんなにたくさん話していなかったりします。
たくさん質問されているわけでもない。
むしろ、自分ばかりが話している。
なのに、なぜか楽しい。
これが会話の面白いところです。
「自分をどう見せるか」ではなく、
「相手がどう話せるか」
を考える事が重要なんですね。
そうすると、結果的に自分のことも相手に知ってもらえる。
会話というのは、自分をアピールするためのものではなく、
お互いの「興味の接点」を探すためのものなのだと考えています。
0 件のコメント:
コメントを投稿