
ガッツリ系のSFラブコメ映画を見て、色々と考えさせられたので、レビューに残しておきたいと思います。
そもそも、普段は、ゾンビ映画ばかり見ている自分ですが、ラブコメは心のゆとりがある時に見る傾向があります。
そして、今回見た映画でいろんな思考が巡ったということは、今は心がさざなみ状態だと自己分析しています。
ということで、心にゆとりがある人に見ていただきたい、おもしろ映画を紹介したいと思います。
【注意】このブログ記事は、ネタバレも含んでいるので、もし映画を見る前に結末や内容の色々な事を知りたくない人は、映画を見てからこのブログを見てくださいね。
あらすじ
映画 パッセンジャーズ は、120年の宇宙航行中に冬眠している乗客の一人、ジム(クリス・プラット)が事故で目覚めてしまうところから始まります。
孤独に耐えられなくなった彼は、同じ乗客のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)を意図的に目覚めさせ、二人は恋に落ちますが、その選択の真実が明らかになることで関係は揺らぎます。
やがて宇宙船自体に重大なトラブルが発生し、二人は乗客全員の命を守るために協力して危機に立ち向かうことになります。
作品情報
基本情報
2016年製作/116分/アメリカ
原題 : Passengers
配給 : ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
キャスト
| ジム・プレストン | クリス・プラッド |
| オーロラ・レーン | ジェニファー・ローレンス |
| ガス・マンキューゾ | ローレンス・フィッシュバーン |
スタッフ
| 監督 | モルテン・ティルドゥム |
| 音楽 | トーマス・ニューマン |
| 脚本 | ジョン・スパイツ |
レビュー
★★★★☆
120年間のコールドスリープに入って、別の惑星に移住しようと思ったら、期間の半分にも満たない30年で目覚めてしまい、コールドスリープに復帰できなくなってしまった主人公が、
コールドスリープ中の美女を見つけて、彼女を目覚めさせてしまう・・・なんだか白雪姫っぽいお話かと思ったら、これって彼女からしてみたら、「殺人行為」なのだそうだ。
そらそうですよね。120年後に目覚める予定が、90年も早く目覚めて、もはや人生オワコン・・・って考えるのもわかる気がする。
この映画は、そんなエゴの塊にいちゃんが、気に入った姉ちゃんをコールドスリープナンパするという話ではあるんですが、
この2人がそのままコールドスリープで眠ったままだったとしたら、船もろとも惑星に到着する前に30年の時点で大爆発していたという皮肉なストーリーがたまらなく面白かったです。
だって、殺人犯罪者が、一気に救世主になってしまうなんて、そんな大逆転、面白くないわけないじゃないですか。
しかも、映画の最初からさまざまなポイントに伏線が張り巡らされていて、そもそも30年で主人公のジムが目覚めた原因もこの船の故障原因に依存していたので、確かに不具合ではあるけど、ジムが目覚めるというストーリー自体が非常に秀逸な伏線になっていたわけですね。
個人的には、宇宙船がポンコツになりかけていた時に、オーロラがプールで泳いでいたけど、プールの水ごと無重力になって、そこで溺れかけるシーンは、一体どういう撮影をしているのか、トリックを考えても全く見当もつかず、
でも、息を呑んでみてしまうそのシーンは、かなりハラハラドキドキオロオロワクワクしてしまうシーンでした。
この映画のうんちくポイント
大規模な宇宙SFを舞台にCGも使いまくりでさぞかし制作費もバカ高くなっただろうと思ったんですが、実はこの映画、閉鎖空間におけるシーンの連続なので、
かなりのコストカットができた、制作ひにも優しい非常によく考えられた構造になっているように思えました。
そう思って制作費を調べてみたら、1億1000万ドル掛かっているそうです。
VFXセットと、豪華キャストに、大金を注ぎ込んだみたいですね。
ちなみに、興行成績は、大ヒットまではいかなかったですが、中ヒットぐらいで、そこそこ回収はできたようです。
映画の質だけ見るとおもしろさはあるけど、配給会社の打ち出し方が足りなかったのかな〜・・・と他人事のように思ってしまいました。
予告動画
あとがき
この映画は、「人はどこまで孤独に耐えられるか?」というサブテーマがあるようにも思えて、ヒゲモジャのジムを見て、「自分もああなるよな〜」と共感できた人も多いかもしれませんね。
倫理的な問いかけも感じることができるため、映画を見た人同士が話をすると、かなり面白いディスカッションが繰り広げられると思います。
ラストシーンを見た自分が、もしコールドスリーパーだったとしたら、
「こいつら船になんてことしてくれてんじゃ〜!」
と、怒るかもしれないな〜と考えさせられました。
考えるのが好きな人は、是非ご覧ください。
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