
最近、「ストレスがやばい」「もう無理」という声を本当によく聞くようになった。
仕事でもプライベートでも、何かに追われている感覚を抱えている人が増えているように感じる。
ただ、ここで一つ冷静に考えてみたい。
本当に人は「やることが多すぎるから」ストレスを感じているのだろうか。
むしろ、人が強いストレスを感じる瞬間は、「やらなければいけないことから逃げたい」と思っている時なのではないだろうか。
やることが多いだけでは人は壊れない
例えば、趣味に没頭している時を思い出してほしい。
ゲームでも、開発でも、何かを作ることでもいい。
気がづけば、何
時間も経っているという経験は誰にでもあるはずだ。
その時、「やること」はむしろ山ほどある。
やりたいこと、試したいこと、改善したいこと。タスクは無限に増えていくものだ。
それでも、そこにストレスはほとんどない。
むしろ楽しい、もっとやりたい、というワクワクする感覚がある。
つまり、「やることが多い」という事実そのものは、ストレスの原因ではない。
仮にこれもストレスだというのだとすると、「良いストレス」に位置付けられると考えてもいい。
ストレスの正体は「抵抗感」
では、何がストレスを生むのかというと・・・
「やりたくない」という感情と、「やらなければいけない」という現実のズレ何ではないだろうか。
やらなければいけない。
でも、やりたくない。
できれば避けたい。後回しにしたい。
この状態が続くと、人は
じわじわとエネルギーを削られていく。
実際には何もしていなくても、頭の中でずっと「やらなきゃ」が鳴り続けているからだ。
この“抵抗”こそが
ストレスの正体だと思う。
「逃げたい」が増えている時代
今の時代、ストレスを感じている人が多い理由は、単純に
忙しいからではない。
むしろ、「やらなければいけないこと」が、自分の
意思と乖離しているケースが増えているからだ。
やりたいことではない仕事。
意味が見えない作業。
誰のためなのかわからないタスク。
こうしたものが積み重なると、人は「やることが多い」ではなく、「逃げたいことが多い」状態になる。
そして、この「逃げたいことの多さ」が、そのまま
ストレスの大きさに変わっていく。
ストレスを減らすための視点
ストレスを減らすために、「タスクを減らそう」と考えるのは自然だ。
でも、それだけでは根本的な解決にはならない。
重要なのは、「そのタスクに対して自分がどう感じているか」を見直すことだ。
なぜそれをやるのか。
やらないとどうなるのか。
本当に自分がやる必要があるのか。
場合によっては、やらないという選択もあるし、やり方を変えることもできる。
あるいは、「意味」を自分の中で再定義することで、
抵抗感が薄れることもある。
タスクの量ではなく、
タスクとの関係性。
ここに目を向けるだけで、
ストレスの質は大きく変わる。
あとがき
「忙しい=ストレス」という考え方は、一見わかりやすい。
でも実際には、「逃げたいのに逃げられない状態」こそが、人を一番消耗させる。
もし最近、ストレスを強く感じているなら、「やることが多すぎる」と考える前に、
「その中にどれだけ逃げたいものがあるか」を見てみるといい。
そこに気づくだけで、少しだけ楽になるはずだ。
逃げるのは簡単で、理由をストレスにするのもその人の勝手だが、それは誰にも誇ることができない恥ずかしいことだと認識するのも、自分を一皮向けるチャンスとも考えても良いかもね。
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