
「自分はもっとできる」
あ〜またか・・・
自分は、この言葉を聞くといつもそれを言った人の事を「残念な人」という風に見てしまいます。
この言葉は、根拠のない自信のように感じる人もいるかもしれません。
ですが、実際に成長していく人を見ていると、この感覚を持っている人はかなり多い気がします。
もちろん、何も努力せずに「自分はすごい」と思い込むだけでは意味がありません。
しかし、「今の自分で限界だ」と決めつけてしまうと、その瞬間に成長は止まってしまいます。
人間は意外と、自分で思っているよりできることが多いのです。
「できない理由」を探す人は、本当にできないのか?
何か新しいことを始めようとすると、必ず「できない理由」が見つかります。
時間がない。
年齢的に遅い。
知識が足りない。
センスがない。
環境が悪い。
もちろん、現実的な問題はあります。
ですが、面白いのは、「成功した人」も、ほとんど同じ条件を抱えていたりすることです。
心理学では、
人は失敗を避けるために、行動する前から理由を探してしまう傾向があると言われています。
これは「自己防衛」の一種で、傷つかないための自然な反応です。
つまり、「できない理由」が見つかるのは普通のことです。
ただ、本当に差が出るのは、その後です。
「だからやめる人」と、「それでも少しやる人」に分かれます。
不思議なことに、後者の人は、最初は大した実力差がなくても、数年後には大きな差になります。
結局のところ、「できる人」は特別な能力を持っているというより、「できない理由がある状態で動いた人」なのかもしれません。
「もっとできる」を実現するために
「もっとできる」は、気合いの話ではありません。
実際には、小さな成功体験を積み上げることが重要です。
たとえば、プログラミングでも、最初から大規模サービスを作れる人はいません。
誰でも最初は「Hello World」を表示するところから始まります。
でも、その小さな成功が、「あれ?意外とできるかも」という感覚につながるんですよね。
スタンフォード大学の心理学者、Carol Dweck は、「成長マインドセット(Growth Mindset)」を提唱しました。
これは、「能力は固定ではなく、努力や学習によって伸ばせる」という考え方です。
逆に、「自分には才能がないから無理」と考えると、
挑戦そのものを避けるようになります。
つまり、「もっとできる」という感覚は、精神論というより、“能力は変化する”という前提を持てるかどうかに近いのです。
"能力は変化しない"と考える人との差は、将来的に、反比例的に差がついてしまう事がわかりますよね。
だからこそ、「昨日より少し前進した」を積み重ねることが大切になります。
「できる」と思っている根拠
では、「自分はもっとできる」と思う根拠は何でしょうか?
実は、多くの場合、明確な根拠なんてありません。
むしろ、後から振り返ると、「あの時は謎の自信だったな」と思うことの方が多いです。
ですが、人間は経験したことしか想像できません。
子供の頃、自転車に乗れなかった人でも、練習すれば乗れるようになったでしょう。
パソコンを初めて触った時のタイピングも、最初はキーボードを見るだけで精一杯だったはずです。
つまり、「今できない」は、「永久にできない」とは違運ですよね。
脳科学の分野では、「神経可塑性(Neuroplasticity)」という考え方があります。
脳は経験によって変化し、学習によって回路が強化されるというものです。
要するに、人間の脳は「あとから作り変わる」前提の設計になっています。
そう考えると、「今の自分」で限界を決める方が、むしろ不自然なのかもしれません。
「自分はもっとできる」は、未来への予約
「自分はもっとできる」という言葉は、現在の能力を誇張するためのものではありません。
むしろ、「未来の自分」に対する予約みたいなものです。
今はできなくても、続ければ変わる。
理解できなくても、積み上げれば見えてくる。
この感覚を持っている人は、途中で転んでも、また立ち上がることができるんですよ。
逆に、「自分には無理」と決めた瞬間、人は挑戦しなくなります。
そして、挑戦しないと、本当にできなくなります。
だから、「もっとできる」は、万能感ではなく、
継続するための燃料なのだと思います。
あとがき
ちなみに、「自分はもっとできる」と思っている人ほど、なぜか作業量が増えていきます。
新しいことに挑戦し始めて、気づけば深夜2時。
「ちょっとだけ試そう」が、3時間経過。
「軽く修正するだけ」が、システム全面改修。
結果として、
「自分はもっとできる」ではなく、
「自分は、もっと寝た方がいい」
という現実にたどり着くことがあります。
そう、誰でも今よりも将来もっとスーパーマンになれるはずなんですよ。
これは宝くじを買って、あたることよりも、はるかに確率の高い現実なんです。
信じるか信じないかは、あなた次第・・・かもしれません。
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