
「ITリテラシーが必要」と言われて久しい現代です。
仕事でITツールを使うのが当たり前になった今、ITを“学ぶべき人”は確実に増えています。
でも、現場では、「学ぶ姿勢がそもそもない」人が少なくない。
そうした人は、決まって「紙に書いた方が早い」とか「得意な人にやらせればいい」と言います。
他人事の様にITを学ばない人は、今後どのような運命が待ち受けているのか、考えてみたいと思います。
ITを“学ぶべき人”とは?
実際にITを学ばなければ行けない人って、誰なのかというと・・・
ITを道具として使うことが求められるビジネスパーソン全般、
システム導入に関わる非エンジニア職(営業・総務・企画など)、
自社開発やDXに関わる部署の社員、
副業でWebや動画編集などを始めようとする人、
また仕事でパソコンを使う人以外でも、スマートフォンを使う人なんかも、必要最低限のITを学んでおく(たしなんでおく)必要があると思います。
て考えると、ほとんどの人がある程度のITリテラシを持っておく必要が、現代ではあるんじゃないかと思います。
よくある「学ばない姿勢」のパターン
わからないからやらない
英語を話せない人と同じ理由で、普段使わなくても生活できる、生きていける・・・なんていう思考の人は、
わからなくても困った事がそんなに多くないため、学ばなければいけない意識が薄い傾向があります。
どうせエンジニアがやるから
他人任せの真骨頂です。
自分がやらなくても、別の人がやるからという、他人行儀思考から生まれる自意識が欠落している代表的パターンです。
マニュアル通りにしかやらない
ロクにマニュアルを読まないくせに、「マニュアルに書いてある通りにやっても、うまくいかない」という問い合わせをしてくる人は、この傾向が強いです。
ITがわからないから、マニュアルが理解できないという、そもそも論もありますが、
言われていない、聞いてない、という理由と同じパターンです。
聞けば教えてもらえると思っている
他人をChatGPTの様に使おうとする、一昔前の掲示板での「教えてくん」のリアルコミュパターンです。
自分の業務に関係ないと思い込んでいる
ITに詳しいのは、プログラミングをする職業だけでいいという間違った思考が、シニア(昭和生まれ)ぐらいの世代に多い様です。
なぜ“学ばない”のか?
そもそも、どうして学ばないのか?という事を考えてみると、次の様な特性があると考えられます。
・学習の必要性を「実感」していない
・教えてもらえる文化に慣れてしまっている
・「IT=難しい・怖い」という先入観
・わからないことを調べる“癖”がない
・トライ&エラーに対する精神的ハードルが高い
笑い話ではなく、プログラマーを仕事でやっている人でも、学ばないというスタイルの人は多くいます。
(むしろ、そっちの方が多い印象もあります)
学ぶって、勉強する事、勉強する事=面白くない事、みたいな子供の様な思考で、大人になってしまったパターンがソレです。
「学ぶ姿勢」がある人の共通点
逆に、学ぶ姿勢を持っている人について、理解してみましょう。
・わからないことをまずググる
・触って壊れるなら壊してみる
・わからなかったことを記録して、次に活かす
・IT知識は「将来の自分への投資」と考えている
・「これは自分には関係ない」と決めつけない
これらの共通点として、「興味を持つ」という、他人事の逆の思考があるトコロに気が付きますよね。
では、こういう視点はどうすれば持てるのかというと、
ITに関しての危機感や、何かしらの面白みを感じていたり、
誰かのためにITを覚えて何かを作ったり操作したりする。
こんな思考を持った人が、学ぶ姿勢を持てる人とも言えますね。
ITは“使えればOK”ではない
ITを「使える」だけで止まると、変化に対応できないのが現状です。
ITは常に進化しており、常に“更新される教科書”というふうに捉えるのがいいでしょう。
教わる姿勢ではなく、“自分で追いかける姿勢”というのが必須なんですよね。
学ぶ姿勢がある人は、学びを追いかけているという心情なのかもしれません。
ということは、学びがない人というのは、何も追いかけていない状態という風にも思われます。
何か追いかけるって、結構面白いと感じるんですけどね、個人的に。
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