昭和のパソコンショップを作りたい話

2025/08/24

アイデア ビジネス 日記

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eyecatch ある時、自分の田舎(四国、愛媛県の名も知られていない東温市という田舎)から、中学校の時の幼馴染が、仕事で東京出張ということで、 神田のホテルに宿泊しに来たので、自分も修学旅行気分で、急遽同じホテルに宿泊することにしました。 夕方から合流して、お酒を飲み、ホテルの大浴場で久しぶりの再会を祝して、話に話した結果、日付が変わってしまっていました。 普段、9時半には、床に着く自分としては、そりゃあ、大冒険ぐらいの真夜中でしたけど、話が止まらず、眠気もぶっ飛んでいたんですね。(こういうことありますよね?) そして、次の日は、職業柄もあり、秋葉原ツアーをすることになり、半日ぐらいかけて、いろいろと電気街のショップを見て回っていたところ、 フと、「自分たちの田舎にも、その昔パソコンショップあったよね・・・」という話になり、 昭和の頃のパソコンショップの懐かしさに、色々と思い出される事が多く、結果的に、その友達とは、幼馴染であり、ビジネス仲間ということもあるので、 昭和の頃にあった、パソコンショップを、「今一度、うちらの田舎に作ってみたいね」という話で盛り上がっていました。 今回は、そんな昭和のパソコンショップをビジネスで立ち上げるべく、思いの丈をブログに書いてみたいと思います。

昭和と今のパソコンショップの違い

今思い出すと、昭和のパソコンショップは、PCが「謎の箱」だった時代に、夢と技術が詰まった場所だった様に思える。 ショップのショーケースには、いろんなメーカーのMSXから、子供では手が出ない、PC系、FM系、MZ系など、まるで博物館みたいな感じだけど、キラキラ感がハンパない。 店員も、マニアックな人が多くプログラミングについて何から始めればいいか、まるで職人のように語ってくれた。 一方で、今のパソコンショップは洗練され、商品も用途別に最適化されすぎていて「発見の余地」が少ない。 購入もネット中心で、触れて学ぶ「場」としての機能が失われつつある。 子どもの頃の「よくわからないけどワクワクする」という体験が、今のショップにはない気がする。 個人的に秋葉原には、まだ店員との会話や掛け合いがあるので、そういう生きた話をしに行くというのも、悪くない経験だと思うんだよね。

昭和時代のワクワク感

自分の子供時代のパソコン体験について、少しお話しておきたい。 初めて触ったのは、Sanyoのペン付きのMSX、誰もがそうだった様に、BASICの画面にドキドキしたあの頃が本当に懐かしい。 まさにパソコンって、何でも(当時はたくさんのゲーム)ができる魔法の箱だったんだよね。 雑誌「I/O」や「ログイン」「ベーシックマガジン」を片手に、パソコンショップに通い、店員と話して情報を仕入れた日々。 お金がないから、ゲームソフトなんて変えずに、雑誌を買って、それを週末夜通し写経して、自分で打ち込んだゲームでひたすら遊び倒すという中学時代。 その時に培ったキーボードタッチから、意味をさほど理解していなかったけど、プログラミングにさわれたという経験が今の仕事にも大きく生きていることはいうまでもない。 昭和のパソコンショップは、まさに未来の入口であり、秘密基地でもあった、おまけに自分を成長させてくれるグーニーズ(映画)のワンシーンのようでもあったんだよね。 そのワクワク感を、もう一度、自分たちの手で作りたい──そんな想いが、今ふつふつと湧き上がっているという1人で盛り上がっている状態。

ビジネスモデルとやりたい事

単なる物販ではなく「体験型ショップ」を目指したいという建前のもと、ちゃんと仕事として成り立たせる為の土台を考えておきたい。 (何なら、ちゃんと計画書を作って、融資を受けたい・・・できれば・・・)

パソコン端末初心者向け

まず最初に考えたのが、「昔のパーツを展示」「組み立て体験」「自作PCの相談カウンター」など、昭和的オタク文化を再現したい。

プログラミング初心者向け

ショップの中の店員は、みんなプログラミングを教える事ができるスキルを持っていて、 定期に勉強会なども開催することで、最近流行りのプログラミングスクールも兼ねた集客も見込める。 田舎というギャップも合わさって、注目されれば良い事だらけのハズ。 プログラミング教室や、週末ワークショップも併設し、「技術の入口」として機能させたい。

街のPC修理屋さん

スマホやPCの修理屋さんが、ポツンとあるのも珍しくはないが、 うちの田舎には、そういう場所がどこにも無い! 見渡す限り、山と畑のような田舎だもの。 そんな中に、気軽に修理したり、おかしくなったところを直してくれる、または自分でいじっても分からないところを説明してくれる身近なショップがあったら、 それはそれで、便利なはずなのよ。

町の若者や親子連れが、遊びながらPCに触れる場所にする

店の奥には、ちょっとした昭和風の休憩スペース(駄菓子、ファミコン、BGMはゲーム音楽)も置きたい。 もちろん、懐かしのインベーダやパックマンなどのアーケードゲームと、あのピコピコ音を垂れ流しておくのも、ノスタル時と、電波オタク心をくすぐるポイント。

デジタル憩いの場

ビジネス仲間として、地元の企業や学校とも連携して、「教育」「趣味」「懐かしさ」を融合した場にする構想。 少し距離がある場合などは、メタバースショップも検討しており、 県外や、海外の人との交流も、その場で体験できたりすると、近所の人が集まる魅力につながるのでは無いか?

地元に根ざした「場所」の力

東京では当たり前になったテック系イベントや勉強会も、地方ではまだまだハードルが高い。 だからこそ、自分たちの田舎に「気軽に集まれる場所」があることが、ものすごく意味を持つ。 田舎に残って仕事をしている学生時代の同級生も、自分が帰郷した時に、顔を合わせられるのはほんの一握り。 みんな忙しいのもわかるけど、気軽に集まれる場所が無いのも事実。 学校に行ってた時は、学校が集まる場所だったからね。 そんな場所が、子どもたちにとっては「初めて触れるITの世界」になり、大人にとっては「昔を思い出す場」になる。 単にパーツを売ったり、何かのフォルトを触るだけでなく、人が繋がる「場づくり」こそが、本当にやりたいことなんだと感じた。 田舎だからこそ、顔が見える関係の中で、じっくり育てていける──それはビジネスというより、ライフワークかもしれない。 年をとってもできそうな感じするしね。

おわりに 〜かつてのワクワクを、未来の誰かに〜

あの昭和のパソコンショップには、技術と遊びが入り混じった、独特の空気が流れていました。 あんな体験はもう2度とできないんじゃ無いかと思っていたけど、考えてみると、自分でそういう場所を作れば良いと思い至ったんですね。 それは、ただの商売ではなく「未知の世界への入り口」であり「仲間と出会う場所」という事にこのブログを書いていて気がついた。 自分たちが経験したそのワクワクを、次の世代にも届けたい──それが、今回の同郷の幼馴染との再会がくれたヒントでした。 まだ妄想の段階だけれど、いつか本当に「田舎にもう一度、昭和のあの頃のまんまのパソコンショップを作る日」が来るよう、動き出してみようと思います。 もしこの想いに共感してくれる人がいれば、ぜひ一緒にワクワクしてくれると嬉しいです。

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