
日本では、飛鳥時代から農業での二毛作が存在するようですが、
夏は米、冬は麦という風に、年間で2種類もの収穫ができる土地に対する効率化施策です。
海外では、三毛作、四毛作という、爆効率農業も存在するようで、気候と水を利用して早稲、遅稲みたいな品種で過度な収穫を行っているらしい・・・(余談ですが)
そして、現代と言えば、デジタル分野における二毛作という「デジタル二毛作」について、フと言葉が頭に浮かんできたので、
これに関してのブログを書いてみたいと思います。
いろんなジャンルの二毛作
「デジタル二毛作」と聞いて、ITで2種類の何を作るのか?
不思議な言葉のように思えるかもしれませんが、個人的に考えているのは次のような種類です。
エンジニア二毛作
平日昼間は "会社員" 、
週末や夜に、"副業"、
こんな感じで収入を膨らましている人は、エンジニア二毛作やっている人です。
ソフトウェア二毛作
会社員としてのエンジニアは、日中「業務アプリ」を作り、
夜などプライベートで、個人開発として「ゲームや独自ツール開発」をやっている人は、
ソフトウェア二毛作の達人です。
テスト二毛作
手動テストと、自動テストの別次元2種類パターンです。
どちらも欠かすことのできないテスト工程ですね。
テックブログ二毛作
このブログがまさにそうかもしれません。
コーディングの内容を書きつつ、くだらない(この記事のような)テックとは関係ないけど、クスッと笑える箸休め的な内容を書いている二毛作。
自分モチベーションを上げる、ブログ長続きのコツテクニックなんですけどね。
デバイス二毛作
IoT分野における開発は、"ソフトウェア開発"と、"ハードウェア開発"の2種類を行わなければいけません。
仕事で作業をする場合は、複数人で分業で行いますが、IoTは、設計も含めて、ソフト・ハードを1人で行って、効率というよりも設計思考がブレないようにする事も大事なようです。
コーディング二毛作
Wordpressでホームページ制作を行う人は、
コンテンツ部分は、ノーコードで構築し、
テーマやプラグインなどの、裏方部分は、ガッツリとプログラミングしてコーディングする、二毛作制作で行います。
スキルアップ二毛作
ITでデジタル分野の仕事をしながら、週末家庭菜園や、農業をガッツリ行っている人は、
複数のスキルを保持する自分の能力二毛作を行っている人です。
もっと広い意味でいうところの「マルチポテンシャライト」ですね。
言語二毛作
これはもう、バイリンガル系の人はみんな、言語二毛作ができている人です。
多言語が理解できるメリットって、デジタルに置いても、色々な文献が読めたり、
他国のSNSなどが理解できて、思考も含めて情報収集にかなり効率的です。
アイデア二毛作
発想は、一生懸命考えてもあまり大した成果は得られません。
多くの場合、別次元の2つを組み合わせて、誰も思いつかなかった大きなアイデアとして成熟していく事が多いようです。
思考の二毛作ができる人のみが得られる領域なのかもしれませんね。
二毛作って有効なの?
農業における二毛作のデメリットは、「土地が痩せてしまう」という、いわゆる栄養がよりなくなってしまいます。
もちろん、通常1つの種類で成果を出すところを、2種類の事をやる、デジタルやその他の分野の二毛作は、
人の体力を奪ったり、や思考の疲れを伴うでしょう。
でも、アイデア二毛作のように、消耗するものがさほどなく、自分の知識の二毛作によって活用できるモノもあります。
デメリットばかりに目を向けて、効率の良い事を見逃してしまう可能性も高いので、
二毛作思考という考え方をしてみるのも悪くないかもしれませんね。
二兎追うものは一兎も得ず
昔から教訓として言われているこの格言は、「欲張るな」と言う格言ですが、
デジタル二毛作は、「もっと欲張ったほうがいい」というのが個人的な見解です。
だって、リアルを量がするデジタル領域って、
在庫が無いからスペースの無駄も無く、
何度でも使えるという、モノというよりは反復に強い特性を生かして、
デジタル二毛作は、やらないと損という領域なのかもしれませんね。
あとがき
フワっとした内容のブログですが、「デジタル二毛作」という思考、いかがでしたか?
「ITが苦手」と言ってる人は、もしかしたら、自らの将来を豊かにできるかもしれない二毛作思考を逃してしまっているかもしれませんね。
「苦手」と言っている人は「興味があるけど」という事を装飾語としてつけてみるだけで、それを話した人の印象が大きく変わるかもしれませんよ。
これって、話し方の二毛作ですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿