[開発備忘録] LINEログイン for Javascript #1 事前準備篇

2025/07/16

開発 備忘録

t f B! P L
eyecatch 仕事で「LINEログイン」の導入開発を行ったので、忘れないように書き残しておきます。 ちなみに、ver2.1で、2025年6月末時点での内容になるので、古くなっていたら、書き直すので教えてください。

LINEログインについて

OAuth認証は、馴染みで信頼のおける認証サイトのログインを、それに対応しているWebサイトやサービスで行える事で、 パスワード漏洩の防止や、各種セキュリティの安心感が得られます。 LINEログインも、標準的なOAuth認証のルールに沿って提供されているので、よほど想定外の攻撃を受けない限りまあまあ安心安全なサービスであると考えられます。 何よりこのLINEログイン機能を、商用サービスで導入するメリットは、 おそらく日本国内では一番インストールされているであろうスマホアプリだと言われているLINEアプリのユーザーを取り込みやすくできるというポイントでしょう。 LINE SDKのver2.1からは、ちゃんとディベロップアカウントで申請を行う事で、メールアドレスの取得もできてしまうというので、各企業もこれを使わない手はありませんよね。 個人特定が明確なメールアドレスの取得と、LINE@による運用は、まあまあリターン率の高いマーケティングなのです。

事前作業

LINEログインを搭載する前に、いくつかの事前作業が必要です。

Developper管理画面

管理画面へのログイン(ディベロッパアカウント登録) https://developers.line.biz/ja/

ログイン後の設定

ログインしたら、このような画面になります。

プロバイダーの作成

プロバイダーとは、サービスを提供し、利用者の情報を取得する個人の開発者、企業、組織のことで、 1つのディベロッパ・アカウントで、複数のプロバーダーとして、複数の開発組織を持つ事ができます。

チャンネルの作成

チャンネルは、4種類あり、今回は、「LINEログイン」を選択しておきました。

設定に必要な情報

- チャンネルID : CLIENT_ID - チャネルシークレット : CHANNEL_SECRET
上記の2つは認証の時のオーソライズ問い合わせで必要になります。 もう一つ重要な項目として、「コールバックURL(CALLBACK URI)」というのがあり、 「ログイン設定」タブの中にEDITできるフォームがあるので、そこに改行区切りで複数登録します。 Dockerなどを使って、ローカルのテスト環境であれば、"http://localhost/callback.php"こんな感じで登録しても正常にコールバックされました。 いくつかのテストを想定するのであれば、複数登録が可能なので、可能な限り書いておくのがいいでしょう。 ※ここに書かれていないcallbackが叩かれたら、即座に400エラーが返ってきます。

developモードと公開(本番)モード

チャンネルのモードが当初「develop」になっていますが、 この状態だと、LIENログインの認証が、チャンネルログインしている開発者アカウントしか通りません。 開発環境なので、それだけで十分だし、他の人がログインされることを防ぐ意味もあるんだと思います。 これを「公開」モードに切り替える事で、他のアカウントからのログインが可能になります。 でも、一度「公開モード」にすると、「開発モード(develop mode)」に戻す事ができなくなり、 どうしても戻したい場合は、「チャンネルを削除して作り直す」ように、アラートで促されます。 開発環境のチャンネルと、本番環境のチャンネルを切り替えて使う事で、この辺を管理する事もできそうですね。

あとがき

今回の管理画面操作で、ようやくLINEログインの下準備が完了できました。 今回登録して、取得した情報を元に、今度はWebフロント側でのログイン実装プログラミングを、次回行いたいと思います。 ※長くなりそうなので、2回に分けさせてもらいました。

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