
2025年7月12日(土)愛媛県のITC愛媛からGITに関するセミナーをして欲しいと依頼を受け、出張して登壇してきました。
「Gitで文書をチーム管理する方法」というタイトルの通り、Gitはプログラマーのためのシステムではなく、
いろいろな文章管理から、世の中のあらゆるドキュメント管理で便利に使えるという内容を伝えてもらいたいという詳細でした。
なかなかの無茶振りやな〜と思いつつ、依頼してきたのは、中学校からの仲のいい同級生だったので、
2つ返事で快く受け取り、セミナー資料作成に取り掛かりました。
セミナー依頼の元
今回のGitセミナーの依頼を受けた大きな要因として、以前日本で一番有名な某T京大学の技術研究職員のホームページをリファクタリングをしたという経験があった事が起因している。
そのホームページは、インターネット黎明期ぐらいに作られて、大学の情報発信として運用されていたけど、
フレームワークなどで構成されておらず、すべてのページが静的HTMLファイルで作られていたため、
メニュー項目を変更したい場合は、すべてのページのHTMLのメニュー部分(同じメニューが書かれている)を書き換えるという運用をしていました。
また、同じHTMLファイルを複数人が作業して、ファイルを上書きしてしまうという事故も頻繁に起きていたそうです。
ページのフレームワーク化と同時に、運用体制を、Gitを使って行う様に提案して、快く同意してもらい、無事にホームページのリファクタリンが完了したという経緯がありました。
この経験をセミナーとして登壇してもらいたかったみたいですね。
その職員の人たち(7人ほど)に、6ヶ月ぐらいかけて、Gitの解説と運用で使える様にする指導を行わせていただいた経験は、かなり有意義だったのも事実です。
資料作成の手順
最初は、大学で行った資料を使って、そのまま似た様なセミナーにすればいいかと思っていましたが、
目的とターゲットがまるで違うので、そういう安直な考えは捨てて、一からセミナー資料を作る様に思考を切り替えました。
まあ、最近誰もがやっている通り、ChatGPTに、セミナーの内容を書いて、ターゲットペルソナ、目的、などをプロパティとして、セミナー内容を考えてもらい、内容のアジェンダを作っうことにした。
アジェンダを元に、内容も、AIに作ってもらいつつ、自分で手直しをして、Marpを使ってプレゼン資料を作成開始です。
途中で使用する画像を探す作業をしている中、図解などで使う図は、Marmaidを使って表示しようという事で、MarpからMarmaid、なんならいつも使っているMarkdown以外の機能を使ういい機会だったので、学習も兼ねて資料作成をする事ができました。
Gitの資料はGithubへ
今回のセミナー資料は、すべてGithubへアップしておきました。(この記事の最後にリンク載せておきました)
ここの event.md ファイルが、今回の登壇内容の全貌になります。
Marpツールのいいところは、PDF出力もできるので、それも同梱していて、
セミナー参加者には、このPDFを配布する様にしました。
さらに、Github Pagesを使って、Marpで出力した、HTMLファイルでセミナー登壇時のプレゼンテーションモニターにするという事で、httpアクセスできるようにもしておきました。
いや〜、至れり尽くせり状態です。(「イタツク」って呼んであげてください)
資料作成でモタついた点
Marmaidで構築した図解用のグラフデータが、実はそのまま出力しても、プレゼン資料で図表示ができないことに気がつきました。
どうやら、Marpは、Marmaidをプレビューする機能を搭載しておらず(セミナー開催時点)、実際に表示する場合は、
出力したHTMLファイルにCDNの呼び込みと、Marmaidを起動するスクリプトを書き足さないといけないという点です。
しかも、PDFでは、この手段が使えず、図が表示されないということが判明したんですよね。
結局、Marmaidの本系サイトのプレビュー機能を使って、それを画面キャプチャして、画像にしたものを、Marpデータに貼り付ける様にしました。
今後はこの辺をもっと便利にすべく、Marpをフォーク改良してもいいかと思っちゃいました。
プレゼン資料は120ページ
なんと、通常のプレゼンは、30ページぐらいとのことで運用していたらしいのですが、
今回作った資料は、120ページを超えるボリュームでした。
電子書籍として、販売することもできそうですね。(そのうちやるかも)
なので、セミナー時に紙に印刷して配るというのはやめて、PDFでデジタル配布してもらうようにしました。
ていうか、Githubあるから、Gitセミナーで習ったスキルを生かして、Cloneしてもらえばいいかと思ってるんですよね。
でも、120ページもセミナー資料を作ったのは、このセミナーに参加する人は、そもそもエンジニアじゃない人が対象なので、
どんな分野の人が来て、Gitをカジったことがあるのかないのかも分からず、ITのスキルレベルもわからなかったので、
かなり汎用的にセミナーで立ち回れる様に作ったので、ボリューミーになっているので、
実際のセミナーでは、参加者のスキルに合わせて、不要な箇所は割愛しつつ、実際の操作実演ワークの部分で時間調整していくのがいいかと考えて作りました。
あとがき
自分の経験談をセミナーで話すことは、本来Podcastラジオでやっていた事とまるで同じなので、
個人的にはこの話が来たときに、久しぶりにその感覚がよみがえってきてワクワクしたのも事実です。
やっぱり何かしらアウトプットするのって、楽しい事ですよね。
このブログもアウトプットですが、ライブ感覚があるアウトプットは、よりテンション上がっちゃうんですよね。
リンク
Github
https://github.com/yugeta/seminar_20250712
セミナー資料
https://yugeta.github.io/seminar_20250712/event.html
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