
毎日読書を続けると、積み上げ感が半端なく上がりますね。
これまで我流で突き進めてきたテクノロジーを、人から体系的に学べないのであれば、
書籍で学ぶというのは真っ当な事だという事が改めてわかりました。
仕事でもバリバリ現役で使っているDockerの入門書を読んで、これまで知らなかった事がないかどうか確認してみました。
レビュー
★★★☆☆
Docker初心者の人や再学習したい人には最適な書籍でした。
個人的には学習ポイントが書籍ボリュームと比べて少なかったので、ネットでわかるレベルを大きくは超えていませんでしたので、中ランク評価としました。
この書籍のポイント
コンテナについて
Dockerが登場した時に、世の中が湧き上がったのはこのコンテナという仕様です。
それまでは、Virtual OSとして、VMwareや、VirtualBoxなどのOSをそのままPC内にインストールするのが当たり前で、当たり前のようにそれぞれのOSにメモリを割り当てるので、ストレージリソースとメモリーリソースが、仮想OSとわけあうため、メモリ消費が激しく、スピードも品質もさほどよくはなかったのですが、
Dockerは、コンテナでリソースを分け合うという画期的な仕組みにより、かなりのクオリティを担保できたので、複数の環境を1つのサーバーで保持する事が可能になるというのは、
これまでの環境依存に苦しんでいたインフラエンジニアの強い味方になったわけですね。
Dockerインストール
基本的にLinuxアプリであるDockerですが、MacやWindowsでも、「Docker Desktop」というアプリをインストールするだけで全く同じように使えるという、環境依存が極めて少ないシステムという事がわかります。
そして、書籍で親切丁寧にインストール方法をOS別に解説してくれているので、初心者もそのままチュートリアルどおり進めばほぼ間違いなく環境構築ができるでしょう。
コマンド
Dockerコマンドは、使っているうちに身について手軽にOSを立ち上げたりできるようになりますが、
基本的にあコマンドやよく使うコマンドなどがまとめられていて、なかなか便利な簡易リファレンスになっていました。
Docker compose
個人的には、
dockerと
docker_composeの切り分けがしっかりと解説してあり、これまでなんとなくの理解がスッキリ理解することができました。
ちなみに、
$ docker-composeとコマンドを実行していたのが、いつからか、
$ docker composeと、ハイフンを使わなくなったのが少し違和感があったのですが、
v2のバージョンアップのタイミングでそうなってたんですね。
いろいろなコンテナサンプル
Flaskに始まり、Wordpress、Ruby (on rails)、Djungo、LAMP、Spring Boot・・・
これらのよく使うフレームワークや、サーバー環境を構築するサンプルが掲載されているので、独自のライブラリとして写経しておくと、いろいろな環境で作業が手軽に可能になるので、便利ですよ。
定期的に、いろんなプログラム言語や、フレームワークを、新しく学習するという活動をやっている自分としてはありがたい漢字でした。
Docker Hub
Dockerが提供しているクラウドでのイメージ提供しているサービスです。
おそらく、欲しい環境は、ココを探せばホボなんでも見つかるので、その探し方のコツが書籍に書かれていました。
見つけたイメージの説明の味方などは、ちゃんと書いてくれていて参考になりますね。
あとがき
もはや、Web以外でも、プログラミング開発での環境構築で必須となったDockerですが、バージョンアップの内容を詳しく理解できていませんでした。
docker_compose.yml ファイルを、最新版では、compose.yaml というファイル名にするのがお作法だったんですね。
コレ知らんかった。
この本読んでよかったよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿