参考書やワークセミナーで実践しても何故かスキルアップした気にならない原因

2024/03/06

マインド 学習

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eyecatch 次のような経験がある人、いるんじゃないでしょうか? プログラミングスクールを卒業したのに、まるでプログラムの仕事ができる気にならない。 ワークセミナーに参加して、一通りの工程を体験して目的のモノを作ったにも関わらず、自宅に帰って自分で何も出来ないことに気がつく。 参考書を買って学習をして、だいたい理解できたという状態の時に、自分でそれと類似のことをやろうとした時に、何も手が出せないと途方に暮れる。 こうした時に、大体の人が「自分のスキルが未熟なため」と考えがちですが、実はそうではなく、参考書やワークセミナーなどは、ピンポイントな進行を強制的に進めているだけなので、 出来レースの狭い解説をしているだけなので、それを踏まえて自分でさらに学習をする必要があるということを知らないだけです。 そして、行き詰まりを感じた先にどう進めばいいかわからなくなって、物事に挫折をしてしまうという結末になってしまいます。 でも、少し視点を変えれば、挫折をせずに、効率の良い自身のスキルアップをすることができると思ったので、その内容についてブログに書いてみたいと思います。

プログラミング参考書でよく見かける特定環境でのゴール

書籍のとおりやっても無駄

以前購入したBOTを簡単に作れる的な書籍を試して見たところ、確かに書籍のとおりにやればできた。 とあるWebサービス(特定のサーバーサービス)で、特定のライブラリを使って、ライブラリの関数を実装するだけといういとも簡単な方法でした。 でも、その書籍が発売されてから4年ぐらい経過した時に、Webサービスは無くなっているし、ライブラリもバージョンアップして、その書籍の解説のとおりにやってもまるでできない状態になっていました。

体験セミナーの無駄

また、ラズパイで人体検知システムを30分程度で構築できるという体験セミナーに参加した時に、 そのセミナーを主催している会社の自社サービス(ライブラリ)をつかって構築をする内容であったため、 そのセミナー会場でしか使うことができないというオチでした。 自宅やその会社外で使いたかったら、まあまあ高額なアプリを購入して使ってくれとの事で、このようなセミナーの事を、個人的に「押し売りセミナー」と呼ぶようにしています。

無駄に気付け!

自分で成功体験を積み重ねるという意味であれば、こうした時期限定の参考書や、場所限定のセミナーなどはアリかもしれませんが、 その後の自分のスキルや知識にプラスに成ることは非常に小さいです。 やらないよりはやったほうがいいけど、無駄を省くやりかたでもっといい方法は世の中にたくさんあるので、それを追求したほうがいいと言うのが、ユゲタ的思考なんですね。

物事の本質を知る

プログラミングに関して言うと、スクールを卒業しても、実際の現場で使い物になる人というのは、皆無です。 ピンポイントな作業で、スクールで学習した内容であれば、できるかもしれないが、 いろいろなシステム開発会社の人事をやっている人は口を揃えて「スクール卒は使えない」と影で言っているのも、飲みの席の話ではみんな言っているのですが、秘密です。 では、実際にどうやったら、スクールを卒業したり、参考書を買って、それらを自分の肥やしにできるのかというと、 その学んだことの本質を理解するという当たり前の事を思考する必要があります。 これは、インターネットがどういう仕組で動いているか、ネットワークがどういう技術で成り立っているかという本質を理解してからWebサービスを作ると、単にライブラリに頼ってプログラミングをするよりも効率的にプログラミングをすることができます。 物事って一朝一夕になんでも簡単にできてしまうのではなく、深堀りした先に腑に落ちて初めて簡単に思えるようになるということが理解できたら、そこで初めて本当のスキルアップができるんですよね。

副次的な思考トレーニング方法について理解する

ここまでの話を聞いて、自分はとても出来そうにないと思った人は、情弱でも気にならないタイプの人です、あまり無理に自分を持ち上げようとしないほうが懸命です。 でも、情弱は嫌で、無理にでも自分を持ち上げたいと思って、地獄の道でも進む覚悟がある人であれば、確実に自分のスキルをアップできる方法をこっそり教えます。

物事の本質の深堀り

何事も、奥が深い歴史が存在して、そこに多くの人が尽力を尽くしています。 それを、簡単に手に入れるのではなく、そうした経緯を理解するというのは、物事の知識を増幅させてくれます。 要するに、プログラミングに詳しくなりたかったら、パソコンに詳しくなる必要があるし、スマホアプリに関して詳しくなりたかったら、ネットワークやサーバーについての知識は絶対に必須です。 関連知識がどれだけあるのかを、自分の分かる範囲で調べてリストアップしてみるといいでしょう。 この時点でお腹いっぱいになるか、ワクワクしてくるかで、自分の本質が見えてくるでしょう。

本質に感動できるかの判定

次にそれぞれリストの項目にそって徹底的に書籍を読んだり、ネットを見たり、動画を視聴したり、実際に自分で触ってみたりしながら、歴史を紐解いていきます。 この時も、その個別の物事から紐づいている関連リストが増えてくことがありますが、たくさんあるリストは、実は全てどこかで繋がっているという事に気がつくタイミングがあります。 ジョブズの言っていた、「コネクティング・ザ・ドッツ」ですね。 人は、この関係ないものと思われているモノ同士が実は関連があると知った時に、感動すら覚えます。 これを繰り返すと、深堀りすることが遊びのように感じる事ができるようになります。

学習意欲の向上

物事を楽しく深堀りしていくうちに、学習が楽しいと感じ始めるはずです。 ここまできたら、もはや自分の知識を広げる事を妨げることは何もないでしょう。

あとがき

今回のブログは、世の中のプログラミングの実装を手助けする書籍や、経験を積むためのセミナーを否定するものではありません。 自分が体験したセミナーや、読んだ書籍で、実際のプログラミングを仕事でやる人間として、意見を書いてみました。 書籍やセミナーの、改善方法ではなく、それを読んだり体験をする側の人の思考を変えるだけで十分参考にもなるという事も合わせて言っておきます。 おそらく、このブログの内容と同じことを書いている文章は、「継続と経験が重要」と必ず書かれていると思いますが、本当にコレも全く同じ意見です。 それに加えて、興味とワクワクの好奇心が何より自分を向上させる火種になるということを意外と知らない人が多いので、 これを伝えたかっただけだったんですね。

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