[Web制作] 修正依頼の「もう少し大きくしてください」にどう対応するか?

2023年11月14日

Web制作 日記

eyecatch 自分は、一人でホームページ制作活動をしていて、クライアントさんとやり取りをしているので、他のホームページ制作を仕事でしている人達がどういう風にやっているかなんて、全くわかりません。 同業のフリーランスの人たちと話しをした時に、よく話題に出る内容としては、次のようなモノがあります。
・見積もりをどうやっているのか? ・営業活動はどうやっているのか? ・成果を出す秘訣は?
これらは明確な答えが出ないけど、なかなか対応が難しいと悩んでいるポイントなのかもしれませんね。 ところで、ホームページ制作をしている人たちって、修正作業ってどういう風に考えているんでしょうか? 最近自分は、この問題について深く思考するようになってしまいました。

とある修正地獄案件

とある企業のホームページを作った時の話です。 その担当者の人がAdobeXD大好きマンだったので、デザインを自分がやりたいとのことで、こちらも楽になるため、作ってもらった結果、 そのデザイン通りにコーディングしてモックアップが完成したので見せたところ、そのデザインが気に入らないから、別のデザインを作りましたと、第二弾が出てきました。 さらにそれ(第二弾)を作ったところ、部分的な手直しをコーディング後に都度行う流れになって、結果的に自分がデザインを確定した方が良かったという過去の苦い思い出があります。 デザインをやってくれた人がクローズを担保できない趣味レベルだったことが問題だったため、第二弾のあと、UIコンサルティングさながらの指導をしながらこちらからデザインのダメ出しを行うという無駄作業も行うことになっていました。 この失敗例としては、スケジュールの予定が立てられないタスクは、とにかく危険!という風に思うようになってしまいました。  

気分的な修正はクロージングできるものなのか?

修正というひとつの単語で考えるのが良くないということに気が付きました。 修正には次のような特性があります。
・間違いの修正 ・改善の修正 ・変更して欲しい要望の修正

間違いの修正

システムの不具合や、テキストのミスなど、不具合を直すための作業が間違いの修正です。 ホームページ制作の場合、クライアント側からもらったテキストを確認してもわからないことがあるため、その文章が間違えているかどうか気が付かずそのままコピペでコーディングしてしまいます。 多くの場合、コーディングが終わって、テストなどのサーバーで実際にページを表示してからテキストミスに気がつく事が多いというマーフィーの法則もあります。

改善の修正

「もっと良くしたい」という修正を要望されることがあります。 これは、平気で開発ボリュームをふくらませる魔法の言葉なのです。 何が良いのか悪いのか?という議論をその場でしてもいいですが、良いものを作るということと、仕事をクロージングに持っていくという事は、分けて考える必要もあるかもしれませんね。

変更して欲しい要望の修正

なんか気に要らないから修正して欲しいとか、もうちょっとこうしたいという、気分的な修正は、正直制作会社泣かせでもあります。 ホームページ制作において、デザインの決定はかなり序盤に行って、それ以降はそのルールを外れることはよほどの理由がない限り無いのが鉄則です。(じゃないと沼化してしまいますからね) 制作会社はこの鉄則で運用しているはずですが、ITが苦手なクライアントさんは、気分で物事を判断し、いとも簡単に伝えてきます。 「ここの画像、もうちょっと大きくなる?」 この一言で、110%ぐらい大きくしたら、「もうちょっと大きく!」 120%ぐらいしたら「ちょっと大きすぎたので若干小さく!」 結果、115%だったという事がわかりました。 これ、コーディングで調整することか?というのもあり、改めて修正が入るときは、デザイン仕様までもどってやり直すという手順が重要なのだと気が付きました。

どのように、モンスタークライアントとやりとりするか

お客様であるクライアントに対して、あまり上から目線にならないようにお互いのコミュニケーションを整えていくのは、重要な制作側のスタイルです。 でも、見積もりの時に、安く叩かれて対応した結果、追加システムやら、大幅なデザイン変更要望を、製作開始後に要望してくる場合も少なくありません。 事前の見積もりの際に、もしかしたらを考えてしっかりと注意書きをしておくことも、これまでの経験から学びました。 ちゃんと追加費用になる旨を伝えて、そこまでしてやりたいかどうかを判断させてあげるのも、重要なディレクション業務という事ですね。

あとがき

この季節、同時にいくつものホームページ制作を請負い、非常に忙しい毎日でした。 会社としてはありがたかったんですが、クライアントさんとの修正のやりとりを改めて考えさせられる案件だったので、学びが多かったとポジティブに考えるようにしています。 あ〜もっと楽に、稼げるホームページ制作って、できないものなのかな〜。(心の声)

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