ヒトは理由がないとタダで物が受け取れない話

2023年11月16日

日記

eyecatch 先日とあるPodcastラジオを聞いていた時に、「タダでやりますというビジネススタイルでは、相手から警戒されるだけ」という話しを聞き、少し考えてみました。 確かに町中で配っているテッシュを以前は自分から貰いに行っていたのに、最近は受け取ることすら無い。 会社の電話に掛かってくる営業電話にも一切受け答えしなくなったのも、似たような心理からなのかもしれないと思い、この思考をちゃんと理解できればもう少し世の中うまく立ち回れるのではないかと考えてしまいました。

友達から「コレあげる」と言われたら身構える?

仲のいい友達から、いきなりお菓子を差し出された時、おそらく大体の人が迷いもなくそれを食べると思いますが、 あまり話しをしたことが無い友達などから、お菓子を差し出された場合、それをすぐに口にする人は少ないでしょう。 自分が知らない相手は、相手も自分のことを知らないハズというミラー効果が働いて、相手が自分に親切にしてくれるのには、何か理由があるはずだと考えるからですね。 自分が不利になるかもしれない条件が潜んでいて、そのお菓子を食べたらその不利な条件をのまなければいけなくなってしまうかもしれない・・・などと考えてしまいますよね。

知らない人についていってはイケないという教育

昔、親から良く「知らない人に何か上げるからついていってはイケない」と強く言われた記憶がある人も多いでしょう。 当たり前ですが、子供は相手の思惑など考えずに、自分にモノがもらえることに対して身構えません。 どこぞの国の人さらいなどが横行していた時代などは、子供に教えるために、自分の知っている人と知らない人という境目でわかりやすく判断をさせていたのも、頷けます。 コレ、けっこう、大人になってもこの思考残っている事によく気が付きます。 自分の事を「人見知りする」と言っている人は、単に人を受け入れがたい正確と言っているようなモノで、こうした人は絶対にタダでモノを貰うタイプではないでしょうね。

知らない人からタダでモノを貰える懸賞が大好きな人達

雑誌を買ったら、ひっそりと書かれている懸賞に応募をするのが個人的なルーティンスタイルなんですが、ひっそり書かれているから他の人が応募していないのか、結構な確率で商品が送られてきます。 でも、知らない人からタダで物をもらうというのに、なんで懸賞は不審がらないんでしょう? むしろ懸賞生活を趣味でやっている人もいて、ヒトはみんな懸賞が大好きなんだという事がよくわかります。 これは、自分が「おくれ」と言ってもらっているので、相手から理由なくタダで物をもらっているわけではないからですね。 自分がほしいと思った理由があるため、もらうものに対してためらいがないんでしょう。

相手に心を開いてもらう善意心

それでは逆の立場に立った場合を考えてみたらどうでしょう。 自分の目の前に困っている人がいた場合、自分が善意で手助けをしようとしたのに、相手からその善意を拒否されてしまうなんてケース経験したことがある人もいるかもしれません。 相手はやっぱり、見ず知らずの人から、何の理由もなく善意をもらうというのが、非常に怖いという事を理解しないと、単なるおせっかいになってしまいます。 これは、初めて合った人との距離を近づけるテクニックでもあります。
・自分をさらけだす(相手に自分を知ってもらう。) ・自分がタダで相手に提供する理由を理解してもらう。 ・自分と相手の関係性を理解してもらう。
そうなんですよ、全て自分から情報を提供する以外に相手に何も委ねてはいけないんですね。 相手の名前を聞きたかったら、まず自分から名乗らなければいけないし しての年齢を聞きたかったら、自分の年齢を言った上で、相手の年齢を知りたい理由を伝えなければいけません。 相手の趣味嗜好を聞き出したかったら、自分がどんな理由で相手の趣味嗜好を聞くかということを理解してもらわないといけないのですね。 これを無視したようなコミュニケーションで相手に接すると、とてつもない高い鉄製の壁がそびえたってしまうでしょう。

ネットでの無料サービスの有意義性

スマホアプリや、インターネットサービスって、基本的に無料で使えるものが多いのですが、多くの企業が無料から有料サービスに切り替えてもらうために色々なテクニックを使っています。 ネットにおけるコミュニケーションは、自分の情報を相手にさらけだすだけでは、利用者は課金をするようにはならないでしょう。 では、どうやったらネットでコミュニケーションがとれるようになるのかというと・・・ そんなん今の時点でわかるわけないじゃないですか! 多くの企業がその答えを知りたくて四苦八苦しているんですよね。 一つ言えるのは、ユーザーが知りたい情報がわかりやすく書かれている事は重要な条件だということは、間違いないでしょうね。 UI(ユーザーインターフェイス)って、とても大事なんですよね。

あとがき

個人的に「それ、一口ちょうだい」と言うタイプの人が、とにかく苦手なんですよ。 相手はフレンドリーなつもりかもしれませんが、こちら側としては、めちゃくちゃ迷惑な行為だと気がついてほしいです。 せめて「一口あげるから、一口ちょうだい」と言うべきでしょうね。 ギブアンドテイクができない人って、やっぱり他人の心理を汲み取ることも苦手なんだろうな・・・と思った。

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