先日、うちの会社の経理システムを再構築しました。
(自分で作ったシステムです)
会社を立ち上げて6年が過ぎていたので、そのデータを載せ替える作業など、考えるだけで面倒くさい内容が満載でした。
でも、今年はインボイス制度が開始する年なので、それに対応した改修をしなければ、結果的にその後自分が困ってしまうので、どうしても必要な再構築作業だったんですよね。
そして、そんな作業をしている時に、他にも普通に会社の仕事としてやらなければいけない作業は、いつもの通りやってきます。
「おいおい自分、こんな膨大な作業、自分ひとりでできちゃうのかい?」
心の中から客観視したもう一人の自分が心配そうに頭の中で声を書けてきました。
(よくある妄想話なのでお付き合いください)
実はこの経理システム再構築作業は1ヶ月以上続いたんですが、ようやく先日完了することができました。
サラリーマンをやっていた時の自分だったら、恐らく完了する前に投げ出していたかもしれないな〜と思ったんですが、
本当に面倒くさい作業のオンパレードだったんですが、最近この面倒くさいを面倒くさがらずにやると、とてつもない大きな作業を難なく完了させることが出来ることに気がつきました。
そんな自分の面倒くさい作業に向き合う施工方法を紹介したいと思います。
自分の面倒くさいと思う事について深く考えてみる
そういえば、面倒くさいって、一体どんな思考なんだろう?
英語翻訳で調べてみると、「Bothersome」って言うんですね。
【Bothersome】
煩わしい、厄介な、面倒くさい
・The files can be restored without any bothersome conversion utilities. : それらのファイルは、面倒くさいデータ変換ユーティリティを使わなくても復元できる。
出典 : 英辞郎 on the wab
日本語辞書サイトには、次のように書かれています。
【面倒くさい(めんどくさい)】
面倒くさいは、明治後期から見られる語で、わずらわしい意味の「面倒」に、程度が甚だしいことを表す接尾語「くさい(臭い)」が付いた言葉である。
「面倒」は名詞で「世話」の意味もあるが、「面倒くさい」は形容詞で「世話」の意味はない。
「めんどくさい」は、「めんどうくさい」が略されたものである。
出典 : 語源由来辞典
人の世話をする(面倒を見る)のが、限度を超えているのが、「めんどくさい」なんですね。
ちょっと思ったんだけど、この
限度というのは、
人によって尺度が違うので、面倒くさいは世間一般的な
定量評価されたものではないという事ですね。
同じ作業をやっても、面倒くさいと感じる人と感じない人がいるという事は理解できます。
でも、面倒くさいと感じる作業は、やっぱり作業進行がテキパキ進まないような気分になるんですよね。
面倒くさい事の多くはパターン化することで楽になる?!
面倒くさい作業の多くは、自分が本来やるべき作業ではない作業の事が多く、
飛び込みの作業だったり、想定外に発生した作業(何かのミスから発生した作業など)などの場合に、本当に心の底から
面倒くさい作業と感じます。
こうした面倒くさい作業の多くは、実はそんなに難しい作業である場合は少なく、
自分がやらなくても他の誰かができる作業というケースが多いんですよね。
もしかしたら、誰か他の人がやってくれよ〜という甘ったれた思考が、面倒くさい思考を生んでいるのかもしれませんね。
今回、自分がやった面倒くさい作業も、過去データの見直しとIDのつけ直しをする作業で膨大な時間が取られたり、
システムの作り直しで、似たようなページをプログラミング再構築する作業(リファクタリングではなく、再構築です)でした。
これらの作業は、ある一定まで作業したら、あとはキーボードをひたすら叩いていくだけで、あまり思考を使わずに作業を進めることができるという特性に気が付きました。
(毎回、思考を使わないワケではないですが・・・)
この思考しない作業のパターン化ができたら、あとはそのパターン作業を持続化するだけで、時間が解決してくれます。
何かの作業をする時に一番面倒くさい作業からはじめる思考
それでも、面倒くさい作業は本当に人のやる気を奪います。
自分がデキる人になりたかったら、この面倒くさい作業にちゃんと向き合う必要があります。
何かの作業をやろうとした時に、とりあえず、一番簡単な作業をするタイプの人は、きっと其の先の面倒くさい作業というラスボスにうんざりしながら作業を進めることになります。
一方、面倒くさい作業を一番最初にやっつけてしまうと、大ボスを倒した優越感と、その後の楽な作業のおかげで全体的な作業の心象が、悪くない結果になります。
どうやら、
面倒くさい事を後回しにする思考というのは、色々な悪習慣にもつながるし、モノの考え方を悪くしてしまう根本の原因になっているようにも思えますね。
面倒くさいを解消する思考法
というわけで、全ての思考を前向き化することができる、ユゲタが提唱する、面倒くさいを無くす事ができる思考法をいくつか紹介しておきます。
1. 習慣化する
多くの人が苦手としている
習慣化を、味方につけたら、もはや面倒くさいと感じる作業も、楽しいと感じることができるようになるでしょう。
2. 前向き思考
何に対しても、面倒くさいな〜と考えてしまう、後ろ向きな思考タイプになってしまうと、世の中の何をするにもつまらなくなってしまいます。
前向き思考とは、面倒くさいに対して鈍感になる思考とも言っても良いかもしれません。
どうすれば前向き思考になれるかと言うと、まずは、面倒くさいという言葉を発しないようにすると良いでしょう。
3. カラダを動かす
面倒くさいは、頭で考えてしまうことが多いので、思考する前に体を動かしてみると、案外思ったほど面倒くさくないというケースも多いでしょう。
4. 他の人に手伝ってもらう
よく勘違いしがちなのは、他の人にやってもらうという、他人任せにして、作業を押し付けてしまう事です。
自分が面倒くさいことは、恐らくそれを言われた他人は
もっと面倒くさいと思うでしょう。
でも、一緒に作業をすることで、色々な相乗効果が生まれることがあるでしょう。
5. 楽しい事とセットで作業する
データ入力作業が面倒くさい時は、好きな音楽などを聞きながら作業すると、ネガティブな気分が半減するでしょう。
音楽だけでなく、色々な自分のモチベーションを上げることができる事で、ネガティブな思考をごまかして、作業をすすめると、案外作業が進められますよ。
6. ゴールを明確にする
ゴールが見えない作業ほど、面倒くさいものはないでしょう。
必ず、
ここまでの作業というゴールを設定してみましょう。
しんどい作業であっても、ゴールまでちゃんと進めている実感を味わうことができます。
底なし沼になると、面倒くさいから、地獄の感覚になってしまいますよ。
7. 作業を分割する
ひとつの大きな作業を考えてしまうと、面倒くさいを通り越して、
うんざりしてしまいます。
これを、タスク分解して、複数の作業として小さな作業をそつなくこなすことで、思ったよりもダメージを押さえた作業進行ができてしまいます。
8. 報酬を用意する
作業終わりに、これでもか!という感じで、自分へのご褒美を与えることを想像してみましょう。
「この面倒くさい作業が終わったら、美味しいスィーツを食べる」
こんなモチベーションだけでも、面倒くさい作業を頑張れる感覚が養えます。
あとがき
いろいろやっても、面倒くさいものは、面倒くさいと考えてしまいますよね。
わかります。
でも、面倒くさい作業を繰り返し何度も行っていると、ある時、
面倒くさいから
当たり前という思考に変わる事があります。
これって、自分のレベルが上ったと考えてもいいんですよね。
自分の作業レベルだけじゃなく、スキルレベルや、気持ちレベル、思考レベルが、アップする感覚を覚えたら、
次の面倒くさい作業を、心待ちにする気分になるかもしれません。
welcome、面倒くさい!
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