CSS内の変数はNESTできるのか調査

2021/06/06

CSS テクノロジー

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eyecatch もっと便利にCSSを使いたいと思っている、弓削田です。 css変数って便利ですよね。 IEが無くなった今となっては、もう使い放題です。 SCSSを使ってもいいんですが、僕は速度重視と、ネイティブ重視なので、CSSのデフォルト機能にこだわって使っています。 そんなCSSを便利に使う機能のひとつに、変数機能があります。 var()ですね。 確かにこれを使うとCSSのプロパティ値を複数箇所に書くよりも一箇所でコントロールできたら、便利だし、 ページ内の構成を一括で変更することなんかもできる機能です。 これってどのくらい便利に使えるか、リファレンスサイトにはあまり書かれていないようだったので、 個人的に調査してみました。

varをvarする事はできるのか?

<div class="box"></div> 単純なエレメントに対して、普通にCSSを適用してみます。 .box{ width:100px; height:100px; border:1px solid black; margin:20px; }
いい感じに、適用されていますが、この枠線色を関数でセットすると、 :root{ --a:black; } .box{ width:100px; height:100px; border:1px solid var(--a); margin:20px; } こんな風に書くと、ちゃんと適用されます。 これをさらに、多重のvarでネストしてみます。 :root{ --a:black; --b:red; --c:var(--b); } .box{ width:100px; height:100px; border:1px solid var(--c); margin:20px; }
想定通り、ネストすることができるようです。

property値のどこまでが許容範囲なのか?

このCSS変数は、色や数値、単位などの単一の値だけでなく、プロパティに書ける値であれば、そのまま文字列として適用できるようです。 なので、先程のboxクラスを下記のように書けるようです。 :root{ --a:1px solid black; } .box{ width:100px; height:100px; border:var(--a); margin:20px; }
animationやtransitionなど、長くなりがちな値を見た目良くなる上、管理が便利になりそうですね。 ちなみに、次のように書いても良さそうです。 :root{ --a:1px; --b:solid; --c:black; --d:var(--a) var(--b) var(--c); } .box{ width:100px; height:100px; border:var(--d); margin:20px; }

計算式の対応は?

calc機能もよく使いってしまいますが、ある程度決まった計算式であれば、CSS内で書き込めるので便利ですよね。 このcalc機能をvarで書くと・・・ :root{ --a:100%; --b:2; --c:calc(var(--a) / var(--b)); } .box{ width:calc(var(--c)); height:100px; border:1px solid blue; margin:20px; }
いい感じに反映されますね。 若干だけjavascriptと連動するとかなり汎用性が高くなりそうです。

まとめ

var機能は、カスタム定義機能として、 var(--hoge , 値) と記述することで、--hogeという変数が定義されていないのを、値を入れながら定義することができます。 また、:rootの箇所を、任意selectorにすることで、その領域内でのみの変数を定義することも可能になるので、 この辺の構成は、プログラミングさながらの設計が必要になりそうですね。 webサイトを作る時のお作法になりそうですわい!

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