webサイトやwebシステムについて、よく人から相談を受ける、弓削田です。
先日、友人から、とある会社のwebサイトを改修して欲しいとの依頼があり、二つ返事で引き受けたはいいが、問題ありありのページの改修をはてさてどうしたものか思考した時に、
自分なりにメモった内容が、他のwebサイトでも参考になるのではないかと思い、ブログに掲載してみることにしました。
使いづらいwebサイトの問題点
今どきのスタートアップは、デザインもいい感じのwebサイトを立ち上げて、ブランドクオリティを重要視する人もいますが、
ITが苦手だという人が立ち上げる会社や、できる限りホームページなどにお金を使いたくないという会社のホームページは、
未だにHTMLの書籍などを見ながら、DreamWeaver的なツールを使って作りましたと言わんばかりのWEBサイトになっています。
そういうサイトの特徴として、次のようなものがあります。
- デザインがテーブルレイアウト
- 白地に文字と画像を並べているだけの見た目
- サイトマップが整理されていない
- メニューの表示位置が全く考慮されていない
- 使用している画像がスマホで撮影したままなので、1枚あたりの容量がバカでかい
- PCでみた時に無駄に縦長ページになっている
- 商品販売をしていても、どうやって購入すれば良いのかわからない
- トップページにinfo@**.comという風に問い合わせ用のメールアドレスが記載されている
- 会社概要に必要な情報が記載されていない
- 問い合わせフォームが雑で問い合わせしにくい
- 部分的にカルーセルライブラリなどを使っていて、トータルバランスが悪い
- 表示スピードが以上に遅い
- jimdoやwixなどの無料版で運営している
う〜〜ん、書き出してみると、キリがなさそうだ。
会社におけるホームページの役割について
表示スピードが早いで有名な「
阿部寛」のホームページが、ほぼこれらに当てはまりそうだが、
そもそも芸能人などは、SNSなどを使って情報発信をするのが今どきなので、ホームページは芸能事務所の報告の場という立ち位置なので、
これで十分なのかもしれません。
しかし、会社におけるホームページの役割というのは、次のようなモノがあります。
1. 会社紹介
2. 商材などの紹介
3. お客様の接点
4. ブランドイメージ
5. 情報発信
1. 会社紹介
基本的には、ホームページは会社の紹介をするモノであるという事です。
その会社が何をやっている会社で、どういう組織なのかを紹介して、利用者にそれを伝える役割があります。
2. 商材などの紹介
会社が行っている商売で、何を販売しているのかという商材をわかりやすく提示する必要があります。
ありがちなのは、マイナー業界なために、業界内の人だけわかればいいというような表記や内容にしているページを見かけますが、公開サイトでそれはNGですね。
ニッチな内容は、ログインするようなクローズドで行ったほうがより勘違いされにくくなります。
3. お客様の接点
重要なポイントとして、ホームページは非常に優秀な営業ツールです。
そのサイトを見て、問い合わせをして、商談が決まるということもあるし、ストレートにECサイトにすることで、インターネットでモノが販売(決済)できてしまいます。
4. ブランドイメージ
仕事などで初めて合った人からもらった名刺でその人の会社のホームページを見て、かっこよかったらすごくその会社のイメージが良くなりますが、
逆にみすぼらしかったら、その会社のレベルを下に見下してしまいがちですよね。
5. 情報発信
会社が活動している内容を、定期的に頻度よく、発信することで、それだけをみるために、WEBサイトを訪れる人もいます。
また、PRニュースなどを有料で発信するのではなく、自社サイト+SNSなどで十分な宣伝活動もできてしまう世の中です。
ライターを雇って行うのではなく、自社内の言葉で良いクオリティで発信できる会社が、今どきの強い会社と言えるかもしれませんね。
どのように改修すればいいかという提案
基本的にこうしたwebサイトは作り直しは必須なのですが、
単に作り直しても、要点を抑えていないと、全く意味がありません。
次のポイントを考慮してみましょう。
計算されたデザインで構築
デザインは、理論です。
理論の無いデザインは、たとえ見た目が良くても、その先には進めません。
「キレイ」とか「カッコいい」だけで終わってしまうwebサイトがそれですね。
企業のWEBサイトは、「また見に来たくなる」「その企業のイメージが良くなる」という結果にならなければいけません。
SEO,LPO,EFOをちゃんとセット
SEO ,
LPO ,
EFOという言葉はご存知でしょうか?
今回ターゲットにしているようなWEBサイトを運営している会社は、こうしたWEBマーケティング用語はほぼ皆無なのかもしれませんが、
インターネットを使って何かを行うときには、子の手の知識を持った人がいないと、無駄に金を使うだけのホームページになってしまいます。
もちろん、今回あげたSEOもLPOもEFOも、有料のサービスなどを使って簡易に行うという事はできますが、できればホームページを作り直すというタイミングであれば、
それらを考慮した機能をサイト内に作り込むという事を考えてみてもいいでしょう。
これらのwebマーケティングは、コンサルティングなどが必要になるケースもあるので難しいと感じるかもしれませんが、
一度理解しておくと、WEBに強い人材になること間違いないですね。
定期的な情報発信
おそらくこれが一番難しいと考えられる点ですが、SEOなどを強くしたければ、サイト内でのキーワードを世の中的に認知させなければいけません。
また、来訪数を伸ばすために、SNSを活用したりしなければいけませんが、再来訪を増やすには、同じホームページの状態で2回も見に来てくれる人はいません。
毎日社長がブログを書くのもいいですが、毎日おいしいお酒や食事の写真を載せるようなブログはマイナスなのでそうしたものではなく、いわゆる「
オウンドメディア」です。
ホームページが強くなれば、その会社の世界各国から受注を受けることができる凄腕営業マンとなるかもしれませんね。
ホームページで困っている人へ
ホームページについて悩ましい会社さんは世の中に沢山あるかと思いますが、
弊社「
株式会社MYNT」では、そうした方の相談にものってお話を聞いています。
WEBデザインからWEBマーケティング、システム開発、ビジネスコンサルティング、新規事業相談・・・などなど、
よく、手の届きにくい領域の相談をお受けしているので、もしお悩みの方がいらっしゃったら、お問い合わせくださいませ。
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