[映画] 孤独なふりした世界で

2021年4月28日

レビュー 映画

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eyecatch Amazonプライム・ビデオで、毎日のように映画をみている、弓削田です。 自宅の映画を見るテレビの環境を、音やらプロジェクターやら、設備を良くしたら、 映画館にいかなくても、満足してしまって、最近では、その感覚が怖くなってきています。 でも、ネットで映画を手軽に見られるという環境が、なにより心地良いんですよね。 そして、久しぶりに、心に刺ささる映画と出会ったので、 ブログで映画レビューしておきます。

あらすじ

「孤独なふりした世界で」というタイトルで、 世界にひとりだけ取り残されてしまった男の話で、 世界が廃墟になってしまった、自分の住んでいた町にとどまり、 街中の家や道路などの片付けをしたり、 転がっている死体を、墓場に埋めて、孤独な奉仕活動をし続けているある時に、 煙を出して、停車している車を見つけて、そこに女の人が乗っているのを、 助けたということで、知ろうとしていなかった、その町の外の世界を、その男が、次第に理解していく話。

スタッフ・キャスト

監督リード・モラーノ
脚本マイク・マコウスキー
デルピーター・ディンクレイジ
グレースエル・ファニング

感想

人類が、何故突然死に絶えたのかというのは、最後までわからなかったけど、天真爛漫な女の子のグレースが、 デルの心を変えていく様子は、同じ感覚を味わうことができて、とても感動した。 一人で寂しくなく、毎日、淡々と奉仕活動をして、料理も掃除も、テキパキとこなすデルが、言った、 「一人ぼっちになったいまよりも、たくさん人がいた時の方が、自分は、寂しかった」 このセリフは、小人症であるデルが、普通の生活を送っていた時に、感じていた差別的な事なのだろうが、 こうしたハンディキャップを背負った人たちは、少なくても、こうした思いを心のどこかに秘めているという 事も、健常者の僕としては、改めて思い知らされた感じがした。 この映画のあらすじを聞いて、映画好きな方であれば、「アイ・アム・レジェンド」を思い浮かべる人もいるだろう。 僕も、あの映画は大好きな映画の一つなのだが、同じテーマのこの映画は、まったくテイストが違っていて、 派手な演出も、かっこいいアクションなどは、一切なく、 淡々と、日常が過ぎていくし、冒頭は、ずっとデルの毎日の奉仕活動を眺めているだけという、 短気な人には、もしかしたら、つまらない映画に映るかもしれないが、 デル自身でも、世の中の人類が何故死に絶えたのかわからないという点が、 見ているこっち側としても、いろいろな想像を掻き立ててくれる映画であると感じた。 グレースが連れてきた犬がうざくなって、勝手に逃してしまったところなども、 普段ペットを飼わない僕としては、非常に共感ができたのだが、やはり、あれは、やるべきではなかったのかも・・・

評価

★★★★☆
派手さも、SFの要素も、ゾンビの要素も、何もないけど、色々と構図や色合いなどが美しいこの映画が、とても好きになりました。 ということで、僕は、★4つの判定にしました。 そして、出ている女優さん、魅力的ですよね。 他の作品でもよくお見かけしますが・・・

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