WEBサービスの開発初期について考える事 #1

2020/08/17

テクノロジー

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eyecatch 知り合いから、困った時に連絡を受ける事が専門になりつつある、ユゲタです。 最近、僕が困った事のひとつに、新規開発を相談された場合に、課題も目的も決まっているけど、ITが苦手という事と、どういったシステムを作ればいいかがわからないという相談を受ける時に、システム設計に持っていく時の色々な問題点に気がついたので、開発初期の段階でクリアするべき事をまとめておきたいと思って、本日はブログを書いてみました。

本日のIT謎掛け

「初期開発」と、かけまして・・・ 「メルヘン動物学校で、足の早い生徒が背負ってくるランドセル」と、ときます。 そのココロは・・・ ヒョウカバン(評価版、豹カバン)が重要です。

相談者の特徴

アイデアを持っているて、そのアイデアでビジネスを組み立てようと計画している人で、みなさん目がキラキラしている感じなのですが、 大手企業の研究開発や、新規事業立ち上げと大きく違って、自分でサービスをこれから作って運用して、同時に会社を立ち上げようとしている人なので、自己資金を持っているという人は、限りなく少ないのが現実です。 サラリーマンで起業したいと考えている人は、ビジネスを立ち上げる時に、自己資金などは無くても全然スタートできるという事を、知っていただきたいです。 もちろん、こうしたビジネスを立ち上げたいと考えている人たちは、自己資金が無いが故に、人脈を使って色々なことを相談して、できることは自分でやるし、できないことは必要最低限のコストでビジネスをスタートさせたいと考えます。 最近の特徴としては、ITサービスを立ち上げようとする時に、自分がITに詳しくないという事で、身の回りにITの詳しい人がいないという事から、CTOレベルの人を欲しているのがほとんどのようです。 ただし、ここで僕が注意している点としては、自己資金が無いから会社の株やストックオプションを報酬として提示するタイプの経営者は、事前に色々なサロンなどに参加して入れ知恵されていて、そうすることで、失敗をしても、損失を限りなく少なくさせることができるというのですが、ようするにビジネスに失敗した時に、簡単にやめられるという状況に置いてしまうため、必要最低限の開発資金は、借り入れをしてでも捻出するのが経営者であると、認識させてあげましょう。

〇〇のような開発

ITが苦手な人が作りたがるサービスは、画面イメージなどは持っていない人が多いのですが、〇〇のようなサービスという話ができる場合は、非常に開発がスムーズに進むパターンですが、当たり前ですが、自分が作りたいサービスは、他のどのサービスとも違って唯一のモノを作りたがります。 しかし、エンジニアは、ふわっとした仕様を現実に変えなければいけないため、イメージの共有の為に、あらゆる資料を作らないといけません。 システムモックアップは、イメージ共有で最も効率的かもしれませんが、ワイヤーフレームや、手書きの画面イメージ図であっても、かなりの情報共有をすることができます。 できることなら、このレベルの資料は、アイデアを出す人が書き出すぐらいのリテラシーは有していてもらいたいのですが、どうしてもそれもできないという場合、ディスカッションしながら、システムエンジニアが作ってあげたほうが、スピードは早く進む場合が多いでしょう。

WinWinの開発

こうした、ビジネスイメージを持っている人が、簡易な勢いだけで立ち上げようとするITサービスは、WEBでのシステムを構築してしまえば、ビジネスがうまく進むと勘違いしてしまいがちです。 もちろん、システムを作って第一歩を踏み出さなければ、スタートラインにも立てないというのも分かりますが、そもそもITでなくても良いような案件も、話を聞いた中にはたくさんあります。 システムエンジニアが、非常に損をする役割だと感じる事もあり、システムが成功すれば、アイデアを出した人の成功で、システムが失敗すれば、エンジニアの作ったサービスが悪いという判断をする場合もあります。 こうした経営者と一緒に働くこと自体が間違っているとも言えますが、それを見極める目を持つことがエンジニア側にも必要になるという事になります。 サラリーマンの場合は、だいたいの経営層が自己利益を求めて、そのはした金で従業員を雇っている程度の思考で経営されている会社で働かなければいけませんが、中には本気で従業員ファーストになっている社長を見ることもあります。 そもそも、ビジネスを立ち上げる時に、企業側も利用する側も、それに関わる全ての人が損をしないビジネスでなければ、成功とは言えないというのが僕のビジネス理論なのですが、そのサービスを開発する前にかならずこの点を考えるようにしています。

ウォーターフォールでも、アジャイルでもない開発

実際に、あやふやな依頼でスタートする開発案件は、ウォーターフォール型でも、アジャイルでもなく、手探りで進んでいく系の開発が多く、通常の開発スタイルなどは当てはまらないケースも多くあります。 どちらかというとアジャイル開発に近いようにも思われますが、それも理論には全く沿っていない形の開発になりがちで、一生懸命、ITにおけるシステムの優位点を見出すことを追求するための開発になることが多いでしょう。 ITがわからない上に、システム優位点など、CTOクラスでない、エンジニアでもない人にはわかるはずがないという事を理解すれば、この点をコンサルティングしているのだという認識になるのですが、 エンジニアも逆に、IT以外がわからないというケースの人も多いのも事実です。 そうした意味で、毎回同じ開発形態に当てはめることができないという事実も、僕も最近ようやく理解できてきました。 こうした、通常開発ではない開発進行を楽しむ事も重要なポイントであると同時に、ITが苦手な経営者に対して、ITをレクチャーするという要素も併せ持った請負開発として、 エンジニアの人は、自分での対価を見積もって、請求して、それを支払う根性のある経営者とお付き合いをすることをオススメしたいと思います。 この初期開発の自分理論・・・愚痴のように聞こえた人には、申し訳ないですが、まだまだ続けて考えたいこともあるので、今後も続けたいと思います。 To be continued.

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