1番にはあまりこだわらないが、勝ち負けにはどうしてもこだわってしまう、ユゲタです。
オリンピックでは金メダル以外は、どうしても負けた記憶が残ってしまうし、
1番以外は所詮トップクラスではないと見られてしまう社会。
確かにトップであることは優れている事の証明だが、2番も3番も、母数を考えるとすごくないわけがない。
しかし、この間と「2軍の4番」という言葉を聞いて、すごく面白い言葉だと思ったので、この言葉について考えてみたいと思います。
本日のIT謎掛け
「なんでも1番」と、かけまして・・・
「おいしいラッキョウを食べた時にいうセリフ」と、ときます。
そのココロは・・・
エース(ええ酢)や!
2軍の4番
野球を全く知らない人は、意味がわかりにくいと思いますが、4番は、バッティングの要となる打順で満塁ホームランを期待できる打者の意味で、チーム内では、ヒーローポジションでもあります。
ピッチャーで4番なんてことになると、投げも打ちもよほど優れているのか、チーム内の他がボンクラすぎるのか・・・などと考えてしまいますが、今回お話する「2軍の4番」は、決して本当の2軍にいる4番の人をけなす話ではない事をはじめにお伝えしておきます。
残念な女子社員の話
これは、僕がとある会社の開発部門の部門責任者をやっていた時の話ですが、新入社員でその開発部門に入ってきた女性がいて、その女性は、プログラミング技術も覚えたてで経験無し状態だったため、日々一生懸命勉強をして、色々な質問をして頑張っていましたが、5人ほどいた社内開発の従業員はその誰もが熟練者であったため、自分が一番下で有ることを認識している様子でした。
でも、本人は、プログラミングをもっと学習して、自分でサービスが作れるようなプログラマーになりたいと、常に熱く語っていたので、僕も熱心に指導して社会人としても、プログラマーとしても、コツコツとスキルを伸ばす手助けをしていたんですが、
ある時、会社の規模を大きくするタイミングで、「情報システム部門」を立ち上げる話で、ITが得意な開発部門のメンバーが真っ先にその情報システム部の責任者に移動させてほしいと判断しなければいけなくなった時に、現状の開発ラインが崩せないため、社会勉強も込めて、その新入女子社員に情報システム部門に移動してもらうことにしました。
半年ほどして、その女性と話をしたところ、今現在いる情報システム部門にとても満足をしているとのことでした。
特に、他部門の従業員は、ITリテラシが低く、少しでも分からないことは、情報システムに聞きに来る体制になっており、ヘルプデスク業務としてのそうした質問対応が、彼女にとっては、非常に自分が他人の助けになっているという実感が湧いて、仕事としての満足感があるため、プログラミングの勉強はもはややっていないとの事でした。
この時点で、この女性は開発部門に戻ってくる未来は無くなったのですが、その後新入社員が入ってきて、開発部門で活躍している姿をその女性は、どういう思いで見ていたのかはもはや僕の知る由ではありませんでした。
「2軍の4番」という言葉を聞いて、真っ先にボクはこの記憶が蘇ってきて、情報システム部門が決して2軍という事を言っているわけではないのだが、社内の人に対してのサービス提供か、世の中の多くの人に向けたサービス提供かという規模感で考えると、母数の多いほうが1軍と考えるのは自然な流れかもしれまうせん。
また、当時の本人の意向として、プログラミングを一線で仕事としてやりたいという目標が、周囲の人から感謝されることで満足していしまって、目標を見失っている感が、その女性を2軍のエースとして持てはやされてそこで成長が止まってしまったという結果になり残念で仕方がありませんでした。
その後の彼女はというと、情報システムという監視する側の体制にいる人の陥る、「自分が正義」という思考になってしまい、どの従業員からも、陰口を叩かれるイタい人になってしまった事を今でも強烈に記憶しています。
満足したらそこで終了ですよ
有名な安西先生のセリフですが、改めてこのセリフを体感できた事に、奥深さを感じましたが、他人から感謝されることは悪いことではないし、自分にとってもとても気分が良いことには違いありません。
そして、そもそもの自分の方向性が、そうした環境によって変わってくる事も決して悪いことではありません。
ここで考えられる「2軍の4番」として、もっとも残念なのが、もともとの目的を捨てて2軍で満足してしまっているという点ですね。
プログラミング学習は、一生しつづけないといけないというレベルのモノなんですが、それをやめてしまって、それまで学習してきたプログラミングがその後、活かせる状況ではないことに対して、本人が歯を食いしばって努力するという事を諦めてしまった事が非常に残念ですね。
何なら、性格もひん曲がってしまって、その時の情報システム部門の部門長の教育もひん曲がっていた事をボクは密かに知っていますwww
叶わなくても1軍を夢見る姿は美しい
オリンピックでは、予選すら通貨しない人であっても、金メダルを欲しいと考えるはずなのですが、その目標を失うということは、それまでの努力を捨てる思考と同じという事になってしまいます。
方向性を変更するという場合は、そうした過去の実績やら得られたものを捨てる場合もありますが、目標を捨てる必要が無いことも多いでしょう。
2軍の4番で満足せずに、ぜひ1軍に上がっていく事を夢見て少しずつでも、自己修練をしていく日々を送ることに幸せを感じられると、結果は後からついてくるかもしれません。
なんだか、学生時代に先生から聞いた言葉をたくさん思い出しましたが、自分で体感して、そういう言葉って、思い起こされて自分の言葉として発することになるものなんですね。
え??? 3軍以下の人は、どうすればいいかって?
今回お話した内容は、1軍以外は全て2軍として考えていくださいよ。
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