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エンジニア不足と言われていますが、ITエンジニアの中でWEBエンジニアは、増加傾向にあるようですね。
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確かにWEBエンジニアはそれほど大規模な環境ではなく、パソコン一つあれば、開発、構築などの作業ができてしまいます。
HTMLの簡単な構文だけ覚えればある程度のものは作れるし、HTML5,CSS3,Javascriptなどを組み合わせれば、その辺のアプリケーションに負けないツールの作成も可能です。
勉強するにも、本屋に教材は山のように売っているし、無料で勉強できるWEBサイトも沢山あります。
全国各地でビギナーセミナーも無料開催されているし、コミュニティも沢山存在しているようです。
しかしいざ、仕事でWEBエンジニアをやっている人は、日々イライラしっぱなしという話を聞いて、気持ちの代弁も兼ねて10のイライラを考えてみましょう。
1. 作っている途中からのダメだし
2. チェックしていないブラウザでのCSSレイアウト崩れ
3. classとIDの管理を構築最初に初めに怠った時
4. ページ内の表示処理をJavascriptで行なうかCSSで行なうか迷った時
5. HTMLタグで知らないタグと出会った時
6. 開発チームではない人から「そんな事、簡単にできるでしょ」と軽く言われた時
7. 別の人が作ったサイトが美しかった時
8. ブラウザのバージョンアップ
9. WEBページ構築の仕事の際の料金の値切り
10. 自分の力量が足りないと感じた時
1. 作っている途中からのダメだし
デザイン担当が別にいる現場であっても、とりあえず見せた段階で、見せた人に対して各人から「あーしたい」「こーしたい」という要望も含め、「あれがダメ」「これがダメ」というダメ出しが入ることがよく有ります。
確かに、こうしたブレストは、サイト構築をする上での重要な意見ではあるんですが、正直「それ、デザイン担当に言えよ」という場面の時は、聞き流すことも多いです。
こんな時、担当エンジニアは「今言うなよ!」と心のなかで叫んでいるはずです。
2. チェックしていないブラウザでのCSSレイアウト崩れ
WEBサイトを構築する際に、手元で構築している端末(macだったりwindowsだったり・・・)にインストールされているブラウザ(chromeだったり、firefoxだったり・・・)で表示チェックしていると思います。
適宜、開発段階でサーバーにアップした時に、チェックしていないブラウザで見てもらえるのは、自分がやらない分、非常に助かる事なんですが、CSSが崩れている時は、決まってそれを発見した人が、鬼の首を取ったかのように「ページが崩れている」と騒ぎ立てます。
担当エンジニアは、確かに自分がチェックしていなかったという自責の念と、CSSの構成や記述に問題があったという責任から、苦笑いするしかありませんが、
もちろん心のなかでは「大規模に宣伝せずに、こっそり自分に伝えてくれよ!」とイライラしています。
3. classとIDの管理を構築最初に初めに怠った時
明らかに自分の責任なので、誰にも文句が言えないのですが、WEBページを作っていくうちに、class設計を一番最初に行っておかないと、
class名が、別システムとかち合ってしまったり、
IDが重複してしまったり、
名称が、とんでもなく長くなってしまったり、
同じstyle記述が、cssファイル内に膨大にできてしまっていたり・・・
自分に対してイライラします。
4. ページ内の表示処理をJavascriptで行なうかCSSで行なうか迷った時
インタラクティブなWEBページを作る時に、clickした時に項目を表示したり隠したり、色々なアクションをさせる時に、CSSは非常に高速に描画処理してくれます。
javascriptでintervalでアニメーション描画すると、jsファイルだけで管理できるが、css3のアニメーション機能を使うと、非常に効率的に描画できたりもします。
もちろん、JSでclassチェンジしてcssで描画処理するという連携もできますが、要するに管理する人やチーム構成の問題だったり、ファイル構成での仕様との兼ね合いだったりもするので、迷った時、エンジニアは非常にイライラしている事が多いです。
5. HTMLタグで知らないタグと出会った時
今まで一生懸命floatを使っていたのに、boxレイアウトを知った時に、今までなんでこんな面倒くさいことをやっていたのだろうという自分に対してイライラします。
しかし、これまでの構成をboxに構築し直した後で、古いブラウザは、box-sizingに全く対応していないと知った時、更なる衝撃でイライラします。
6. 開発チームではない人から「そんな事、簡単にできるでしょ」と軽く言われた時
この議論は、「技術者vs非エンジニア」という、仕事現場においてはよくある構図における状況ですが、非エンジニアの人はプログラマを魔法使いだと本気で考えています。
「できないわけが無い」「やればできる」という信念を持っていない方が悪いという言われ方をする人に対しては、エンジニアは、「やれば出来るがやれると言いたくない」としてイライラしているでしょう。
7. 別の人が作ったサイトが美しかった時
自分に対するジレンマと共に、やっかみも含みますが、隣の芝は青く見えるものです。
別会社の作ったWEBページ、別のエンジニアが作ったサイト、今時のベンチャー企業の作ったサービス用WEBサイトなどは、どれも素敵なインターフェイスに見えます。
本当に素敵なものが多いので、エンジニアだけに限りませんが、そこで新しいことをやっていると、確かに心のなかで「すごい」と言っています。
でも間違っても、非エンジニアの人は「これうちでもやろうよ」とは言わないようにしましょう。
エンジニアはただでさえイライラしています。パクリの指示は火に油です。
8. ブラウザのバージョンアップ
ここ最近、かなりの頻度でブラウザバージョンアップが発生しています。
もちろん、セキュリティ強度アップの為に、必要なアップデートもありますが、機能向上のためのアップデートは非常に迷惑でもあります。
これまでのCSSの解釈が変わってサイトが崩れるような事態になったり、今まで正常に動いていたjavascriptが、ある日突然JSエラーになったりしたら、とてつもない障害に発展することもあります。
エンジニアは間違いなく、ブラウザの機能追加はそれほど望んでいないはずです。イライラしてしまいますからね。
9. WEBページ構築の仕事の際の料金の値切り
仕事における話ですが、田舎でWEBサイト構築をしている人は、あまりにもWEBやITについての知識が乏しい会社の人に苦しめられていると思います。
値段の安い会社のコンペに参加させられて、心無い評価をされて、叩かれて、結果コンペ落ちするなんてのは、仕事として割り切っても誰もやりたい仕事ではありません。
WEB制作会社の人からよく聞く話として、初期構築の値段は年々下がっているし、運用に関しても更新タイミングで下げられることが多いとの事。
どうやら、スマートフォンやタブレットのように、サイズや構成や仕様の違うブラウザが増えてきているが、制作・運用の売値は落ちているというジレンマだそうです。
これはイライラしますね。でも、どの会社も困っている内容なので、これを解決できる方法があれば、大きく飛躍できるのでは?
10. 自分の力量が足りないと感じた時
圧倒的に、これは誰も責められませんが、想定した時間内に構築が終わらなかった時や、創造したとおりの仕上がりにならなかった時に、自分のスキル不足を痛感します。
最初はイライラしてしまいますが、これをバネに出来る人と出来ない人で、その後の差が大きく開いてくるでしょう。
個人的に思うことは、人は、自分の力量が足りないと感じないと、成長しません。
逆に自分の力量が他の人より高いと感じたら、怠惰になりやすく、天狗になりやすい性質があります。
力量が足りないと感じ、それを乗り越えるように伸びようとする努力こそが、スキルアップと魅力的な人間味を作っていくのだと信じています。
イライラするのも、自分のためだと考えてみるといいかもしれませんね。
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