会社で仕事をしていると、上司から「もっと経営視点を持たないとダメだ」などと言われたことがありますか?
「平社員にそんな事言われても・・・」という本音を隠しつつ「・・・ハイ」と受け流すしかないですが、果たして視点って一体何なんでしょう?
色々な視点
開発部門が、営業部門とミーティングをしている時に、「開発視点」とか「営業視点」というキーワード
プログラマーとデザイナー間で発生する「エンジニア視点」と「デザイナー視点」
会社の為に・・・を一番に間変える「経営視点」
PRやIR、自分が経営者となって考えるという意味合いで使われます。
また、やりたくない仕事をなすりつけあっている現場でよく言われる「当事者視点」という視点。
責任感の無い人が仕事をすると、必ずポカをするが、そうした時に被害を受ける人の気持ちになって考えて欲しいというような場面が多いが、中かなこの視点は難しいのが現状。
視点が着くと、何でも正解になってしまうマジック
「○○視点で考えてください」と言われると、まるでその視点に立つことが正しいかのように聞こえます。
実際に、そうした視点の欠如から問題が起こる事で、「視点の欠如」として発せられるセリフなのですが、視点ってそんなに重要なんでしょうか?
そもそも視点ってなんなんでしょうか?振り出しに戻って考えてみましょう。
視点とは?
よく言われる視点とは、その立場に立って物事を見る事なのですが、会社にとって重要な視点として「経営者視点」というのが挙げられます。
この視点は、「全体を見る視点」「目的を見る視点」「世の中の動向を見る視点」「会社内の現場視点」の4つが挙げられます。
全体を見る視点
物事には、部分的に煮る視点と、それを俯瞰してみる全体視点があり、両方同時に行うことはできないのえすが、多くの人が部分視点に終始する傾向があるため、全体を見るクセを付けるという事を言っています。
目的を見る視点
目的とは、会社、個人、プロジェクト、などのように様々な事に目的が存在し、それら全てを指します。
会社員としての目的は、提示に会社に出勤して提示まで働くことではなく、何をして、何を得られるかを自覚する事なんですね。
働きがマンネリ化すると、どうしても前述のようになることが多く、目的を見失う人も少なくありません。
そんな中、ちゃんと目的さえ見失わなければ、何事も成功するものなんですね。
世の中の動向を見る視点
井の中の蛙にならないための視点で、世の中を知らなければ、最終的に恥をかいたり失敗するのは自分なので、全体俯瞰も踏まえてできるだけ広い視点を持つという意味。
現場視点
会社の実際の現場で何がおきているのかを、社長を含めて経営者が知らないという事は大いに起こります。
もちろん、現場担当の人も、他の現場は勝手知らずというのも、会社として考えると恥ずかしい話です。
社内の事情を詳しく見る視点です。
視点コレクション
僕が個人的によく言うキーワードで、視点を複数持っている人は、視点コレクターなんですね。
これは、非常に素晴らしい能力に匹敵し、エンジニアで且つデザイナーの視点を持てると、サービス構築などが1人で行えてしまいます。
あたりまえですが、スキルも伴い、なかなか複数の視点を持つことは難しいのですが、職を転々としている人などで、こうした複数視点をもっている視点コレクターは存在しているようです。
そして、視点コレクターは、1つの意見から複数の思考が働き、とてもいいアドバイスをしたり、気付きも人一倍多い印象があります。
ということは、こうした視点コレクションは多ければ多いほど、良いわけです。
「2足のワラジ」というようなネガティブなキーワードもありますが、圧倒的に有利な事が多いので、視点は出来る限り増やす事を意識したほうがいいでしょう。
オススメしたい共通視点
「共通視点」とは、複数の視点で、共通の答えを持っているという事です。
相反する視点であっても、必ず共通の答えが存在する場合が多くあります。
例えば、「営業視点」として、「安定した商品がないと、売り上げが上がらない」という視点と、
「開発視点」として、「売り上げが高くないとクオリティの高い開発が行えない」という視点。
という、まさに「ニワトリとタマゴ」のような議論がある場合、どちらが悪いかという議論をするのは、論外です。
「出来る限り最小限の開発を行い、出来る限り大きく売り上げられる仕組みを考える」という視点で折り合う以外に、この議論の解決法はありません。
こうしたどちらにも共通する視点を持てる人は、無駄な議論を生まず、仕事効率もアップする事は誰が考えてもわかりますよね。
視点の補正方法
正しい視点を持っているかどうかは自分では判断できない事があります。
正解か、不正解かは、まさに他人が判断すると考えるほうが、より高い視点を得られる方法でしょう。
自分の視点が間違っていると感じた時に、すぐに修正できる人は、非常に成長が早いと周囲から評価されるでしょう。
同時に、間違っているという築きがある環境を得られる事も、人として重要かもしれません。
「それ間違っているよ」と言ってくれる人がいる場合、自分の視点を主張するか、反論するかは、やはりアナタ次第です。
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