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失敗した時にきちんと叱らないと、叱られることに慣れない性格になり、いざ叱られた時に言い訳をしたり、反省しない性格になるという大人は意外と多いです。
同級生と飲んでいると「今時の若い人は・・・」という枕詞から始まり、「怒られ慣れていない」という流れから、「自分たちがどれだけ学校の先生にビンタされたか」という自慢大会になるのが恒例です。
以前から、この流れに非常に違和感を感じていた僕は、とある本を読んだ時に、一気に解決したので、今回ブログでまとめておきたいと思います。
イライラすると、マイナスしか発生しない
色々な書籍でも解説されていますが、「アンガーマネジメント」のデメリットは、本を読んだ人であれば、よく理解できていると思います。
簡単に説明すると、怒ることで得られるメリットは、何もないという内容ですが、それでも尚、世の中にはイライラして、人に対して怒っている人が後を経ちません。
実際にイライラする原因は、日々の自分の感じるストレスなのですが、これを回避することは不可能なので、ストレスは自分で発散する術を身に着けているかどうかがポイントのようです。
是非、これを読んだ人は、自分のストレスやイライラを人にぶつけるような事はしないように気をつけましょう。
ゆとり教育だけが緩いわけじゃない
これも世代の責任にして「ゆとり教育だから・・・」という話し方をする大人の人は、自分たちが若い頃も「新人類」とか「ニューエイジ」とか言われてきていた事を考えると、単なるジェネレーションギャップだと言うことがわかります。
しかし、本当に世代が違うとこうした考え方や感覚が変わってしまうのでしょうか?
人の心理学は昔から研究され、かなり細かく分析されてきています。その中には、年代による感覚の違いはあるものの、世代による全く違う心理学は存在しないのです。
これも、世代が違うことに責任を転嫁している事でなんとなく話のつじつまを合わそうとしたり、上の世代が正しいという事を自分に言い聞かせているだけなんですね。
もちろん、環境による考え方の違いは大きく発生しますが、人として接して伝わらないことはありません。
むしろ頭の固いのは、上の世代かもしれませんね。
叱ることで反省しなくなる理由
子供の時に親や先生から叱られたことがある人であれば、分かると思いますが、自分が悪いことをして叱られる時は、叱っている人に対していかに叱られないように返答をするかという思考になります。
これは、本来悪い事をした事に対して反省すべき所を、怒られるという事に対しての反省になってしまい、本来の反省と違う方向性になっていると思います。
そして、叱られたことで、自分の起こした過ちを償った心境になり、反省したつもりになってしまいます。
そうです、叱ることでプラスになることは、親のストレス発散だけです。
そんな時、親であれば本来どうすればいいのでしょう?
それは、子供が自分でやったことが合っていたか間違っていたかという事を自分で考えさせ、間違っていた場合、間違ったことで誰が困ったのか、どうして間違ったのか、次に間違わない為にはどうすればいいのか、を考えさせてみましょう。
おそらく、自分が間違ったと感じた時に、反省し、謝罪の言葉が自然と出てくると思います。
改めて怒る、叱るという行為がどれだけ意味が無いかという事を理解することで、それを信念に掲げている人の浅さを知ることができました。
自分の周囲だけでも、怒る環境を無くしてみると、素晴らしいいい環境になると思いますよ。
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