とあるビジネスセミナーに参加した時に面白い話を聞いた。
セミナー主催の会社は、元々、福岡の会社で現在は、東京、大阪、台湾、フィリピン、シンガポール、ベトナム・・・とたくさんの拠点を持っている。
その会社の社長が言うには、本社の所在地によって、会社の売り上げに差が出るのだそうだ。
本社と支社を見比べる感覚の差
地方にある企業が、東京の会社を見ると、都会の会社から来たビジネスという視点で、もし仮に地元の企業とコンペになった場合、どうしても地元の企業を選択しがちです。
これは、東京からわざわざ地方に来る場合、もちろん交通費も掛かるし、近くにある会社ではないからコミュニケーションなどが心配になるのはよく分かる。
そうなると、東京本社で、地方支社であれば、ある程度許容されるかもしれない。・・・そうした時の名刺には、以下のようになっているだろう。
本社:東京
支社:地方
地方が各都道府県別と考えると、単一の県でしか有効でなくなります。
でも、地方本社の方が、地方ブランドが聞いていると思いませんか?
そう考えて、これを逆にしてみたらどうだろう。
本社:地方
支社:東京
なんか東京に進出仕切っていないイケてない会社のようにみられてしまいます。
結果、東京で受け入れられない会社になってしまいます。
色々な組み合わせ
そこで、本社支社の組み合わせを複数考えてみよう。
本社:東京
支社:大阪
これは、比較的都市部にブランチを構えていて売り上げが高い印象を受けます。
本社:東京
支社:大阪
支社:地方
少し大き目の会社という印象を受け、地方でありながら本社の技術力などが期待できる気がしません?
東京、大阪、名古屋、地方
本社、支社という区分けを省いてみました。
北側に無いものの、全国展開しているような印象を受けます。
こうした印象を元に、各都市にバーチャルオフィスを設置し、営業拡大をしているそうです。
名刺の技
もちろん、WEBページだけでの話ではなく、名刺にもしっかり、会社の所在地は繁栄します。
そして、取引する営業先に一番近い社屋を、名刺の上に来るように持ってくるそうです。
本社・支社という明記がない場合、一番上に明記されているのが、本社っぽく見えるそうです。
すごい、心理を付いた非常に巧みな施策です。
ただ、この会社は、WEB製作会社(ほとんどがコンサルですが)なので、別に拠点はどこにあっても問題がないので、単なるブランディング戦略として行っているようです。
会社を経営する人で、自社ブランディングを考える際のヒントになれば幸いです。
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