
インターネットを見ていると、こんな経験はありませんか?
- 動画を再生したら 30秒の広告が始まる
- スキップボタンが 5秒後まで出ない
- 記事を読もうとしたら 画面いっぱいの広告
- 閉じるボタンが 豆粒みたいに小さい
- スクロールすると 広告が追いかけてくる
そしてこう思うわけです。
「俺はいま、何を見せられているんだろう…」
コンテンツを見るには身代金が必要
現代のインターネットには、あるルールがあります。
コンテンツ → 無料
その代わり → 広告を見る
これは昔からある
ビジネスモデルです。
- テレビ
- 雑誌
- フリーペーパー
全部同じ構造ですね。
でも、最近ちょっと様子が変わってきました。
広告は「挟まるもの」だったのに、今は 通過しないと先に進めないゲート になりました。
つまりこうです。
コンテンツ → 人質
広告 → 身代金
広告Hostageシステム
最近のWeb体験を整理すると、だいたいこうなっています。
STEP1 : コンテンツを見ようとする
STEP2 : 広告に捕まる
STEP3 : 5秒待つ
STEP4 : スキップボタンを探す
STEP5 : 小さい×をクリック
STEP6 : ようやくコンテンツ
これはもう完全に、
広告Hostageシステムです。
ユーザーは今、
広告に捕まった状態でインターネットをしているとも言えます。
なぜこうなったのか
理由はとてもシンプルです。
広告の価値が下がったから。
昔は、
広告は見てもらえるモノでした。
しかし今は、
広告は無視されるという状態です。
そこで広告側は考えました。
見てもらえないなら、「逃げられなくすればいい」。
こうして生まれたのが、
- スキップ不可広告
- 全画面広告
- 強制動画広告
- インタースティシャル広告
つまり、
広告を見るまで逃げられないシステムです。
広告とユーザーの軍拡競争
しかしユーザーも黙っていません。
ユーザー側の進化:
AdBlock
Brave
Readerモード
DNSブロック
広告側の進化:
広告ブロック検知
コンテンツ閲覧禁止
広告解除要求
つまり今、インターネットでは
広告戦争が起きているということですね。
本当の問題
問題は広告ではありません。
広告しかマネタイズ手段がないことです。
多くのWebサービスは、
無料ユーザー
大量トラフィック
広告収益
という構造です。
するとどうなるか?
収益を増やす方法は一つで、
広告を増やすということなんです。
すると当然、ユーザー体験はこうなります。
STEP1 : コンテンツ
STEP2 : 広告
STEP3 : 広告
STEP4 : 広告
STEP5 : コンテンツ
STEP6 : 広告
AI時代のインターネット
さらに最近はAIが登場しました。
多くの人はこうなっています。
ググる → しない
AIに聞く → する
するとどうなるでしょう?
検索して
広告を見る
サイトに行く
記事を読む
という流れ自体が
消え始めているのです。
つまり将来こうなる可能性があります。
Webサイト → 読まれない
広告 → 表示されない
広告モデルは今、
歴史的な転換点にいるのかもしれません。
あとがき
もし未来のインターネットに博物館があったら、きっとこんな展示があるでしょう。
2020年代のWeb体験
動画の前に30秒広告
記事の途中に全画面広告
閉じられないポップアップ
そして説明文にはこう書かれています。
当時のインターネットでは
ユーザーは広告に捕まりながら
コンテンツを見ていました。
その展示の名前はきっとこれです。
広告Hostage大作戦
あなたは今、その時代を生きています。
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