
昔はよく言われました。
「わからないことはググれ」。
エンジニア界隈では、むしろ叱られる言葉でした。
「それググった?」
「とりあえずググろうか」
「ググれば大体のことはわかる」
まるで人生の全ての答えが、
検索結果の1ページ目にあるかのような時代です。
ところが最近、様子が少し変わってきました。
「それチャピった?」
「ジェミった?」
「AIに聞けば一瞬じゃない?」
そう、今は
ググる時代から、AIに聞く時代です。
でも実は、ここでちょっと面白い現象が起きています。
AIに聞くのが便利すぎて、
逆にググったほうがいい場面が浮き彫りになってきたのです。
今日はそんな、「今どきのモノの調べ方」についてのお話です。
チャピると「答え」は出る
あ、チャピるって、「ChatGPTに聞く」という意味です。
(ジャミるは「Geminiに聞く」)
そんなAIに質問すると、ほぼ確実に答えが返ってきます。
・概念の説明
・手順
・サンプルコード
・比較
・要約
これらはAIの得意分野なんですよね。
例えば、
「Dockerのhealthyって何?」
「MySQLで年齢計算するクエリを書いて」
こういう質問は、AIに聞けばほぼ一瞬で答えが出ます。
しかもポイントは、
答えが整理されているということです。
ググると、
・広告
・SEO記事
・関係ない話
・前置き3000文字
などを突破して、やっと目的の答えにたどり着きます。
でも、そのググった先のWebサイトに、求めている答えがあるとは限らないし、見やすい、わかりやすい可能性は50:50(フィフティフィフティ)。
AIはその面倒な部分を全部ショートカットしてくれる。
つまり、「チャピる」というのは、
最短ルートなんです。
それでもググるべき時
とはいえ、AIには弱点があります。
それは、「今リアルに起きていること」です。
例えば、
・最新のニュース
・サービスの障害情報
・公式ドキュメントの更新
・コミュニティの最新議論
こういう情報は、
AIより検索エンジンのほうが速いし確実。
特にエンジニアならわかると思います。
エラーを調べるときは、「エラーメッセージ + stackoverflow」みたいな検索をしますよね。
これはなぜかというと、実際に困った人のログが欲しいし、エラーの対処方法が適切に書かれているからです。
AIは「模範解答」を出し、Googleは「人類のログ」を出します。
この違いは意外と大きいと思いません?
調べ方は「検索」から「相談」へ
実は今、調べ方の本質が変わりつつあります。
昔の検索はこうでした。
人 → 検索ワード → 検索エンジン → ページ
今はこうです。
人 → AI → 会話 → 理解
つまり、
検索ではなく相談になっているんです。
AIに聞くと、追加質問できて、前提を説明してくれます。
さらに、自分のレベルに合わせてくれるというメリットがあります。
これは検索エンジンにはできませんよね。
検索エンジンは、答えの場所を教える。
AIは、答えそのものを作る。
この違いが、今の
情報収集のスタイルを大きく変えています。
Webコンテンツの役割も変わってきた
ここが実は一番面白いところです。
AIが答えを作る時代になると、普通の記事はAIに吸収されます。
よくある記事の、
・〇〇とは?
・〇〇のやり方
・初心者向け解説
これらはAIが一瞬で要約してしまう。
つまり、「普通に役立つ記事」はAIの餌になります。
では、これからのWebコンテンツは何が残るのか。
それは、
・実体験
・失敗談
・考察
・偏った意見
・面白い話
・各種マニュアルデータ
・写真やアートなどのデザイン情報
です。(他にもあるかも・・・)
AIは平均値は作れるけど、偏りは作れない。
だからこれからのWebは
「情報」ではなく「人」が残ると言われています。
あとがき
昔は「わからなければググれ」でした。
今は「わからなければAIに聞け」です。
でもこの変化の中で、ひとつだけ変わっていないものがあります。
それは「人が書いた面白い記事は、やっぱり読まれる」ということです。
なぜなら、AIに聞くと答えは出るけど、物語は出ないから。
ググると、たまに面白い人や記事に出会います。
このブログをここまで読んでいるあなたは、もう気づいているんじゃないですか?
そう・・・
あなたは今、ググってもいないし、チャピってもいない。
ただ・・・
たまたま
変なブログを読んでいるだけです。
そして実はこれこそが、AI時代でも消えない
一番古くて、一番
人間っぽい情報収集の方法なのかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿