
フルスタック・エンジニアと聞いて、どんなエンジニアをイメージしますか?
インターネット系の開発エンジニアであれば、
フロントエンドエンジニアとバンクエンドエンジニアのどっちもとか、
インフラエンジニアや、ネットワークエンジニアもごった煮にした、
なんちゃらエンジニアのトップに君臨するようなイメージを持つことでしょう。
きっと、駆け出しエンジニアの人のゴールになるようなエンジニアかもしれませんが、
最近はこのタイプのエンジニアが増えているように感じます。
技術の進歩でエンジニアの学習の壁も低くなっているんでしょうね。
そんな壁が高いのか低いのかわからないけど、とりあえずフルスタックエンジニアがどういうふうにWeb開発を行っているかが読み取れる書籍を読んでみました。
レビュー
★★☆☆☆
プログラムコードを羅列している書籍って、読みづらいんですね・・・
確かにプログラムコードを読書しているように考えてもいいんですが、
おそらく読書はその解説を読みたいんだと思うんですが、
あまりにも局所的なプログラムなので、おそらくほとんどの人が障害書かないであろうプログラムって読みづらいというのがよくわかりました。
あと、プログラミングのチュートリアル本って、プログラム言語や使っているフレームワークが自分と合わないとまるで噛み合わない感じがあるのは、少し宗教チックにも思えてしまうんですよね。
学びポイント
少しだけ酷評した書籍ですが、ちゃんと学びポイントはありました。
API構築における認証トークン
今まさに仕事でAPIを構築していて、JSでのセキュリティトークン処理をどうしようかな?と考えていた最中だったので、
ちょうど参考になるページがあり、思考のまとめになりました。
ただ、javascriptからのajaxでRestfulAPIにアクセスする場合、インジェクションを完璧に回避することはかなり難しいので、比較的王道の方法を改めて再認識できたのと、
本当に他に手段がないのか?ということを改めて考えてみたくなった気付きにも繋がったので、改めて読み手の気分次第で評価が左右されてしまう事がよくわかった。
設計書の具体例
エンジニアリングをしている人の大半が苦手としている設計書の作成について、
筆者が仕事で作っているという、実際の設計書をサンプルとして一覧公開してくれていたのは、非常に参考になりましたね。
ただ、一つ一つは、時間が掛かっても作るべき内容だったんですが、ER図などは、ツールで自動的に表示できる仕組みは時間を割かなくても実現できる設計書領域だということも気付かされました。
あとがき
この書籍、エンジニア初心者の人が読んだら頭パンクしてしまうんじゃないでしょうか?
そもそもGIT使い始めの人に、GITの一式の説明をしたら、大体の人が頭が沸騰してしまうので、付いてこられなくなります。
GITに関しては、自分で手を動かしながら時間を掛けて覚えていくしかない領域でもあるし、トラブル回避を実際に体験してナンボの世界です。
この書籍では、具体的なGITコマンドが解説されているわけではなく、GITの概念やワークフローなどが書かれているので、学習したい人はやはりそれぞれの領域を深く学習しなければいけないという事がわかります。
きっとこの一冊でまるっと全て学習できると考えてしまう初学者の人も多いかもしれないので、かなりペルソナが絞られる書籍でもあるんじゃないかな〜と個人的には感じてしまいました。
まあ、こうした書籍って、中に1つか2つぐらい学びポイントがあればいい程度で本ってどんどん読んでいけばいいと考えればいいだけのことなので、
改めて教科書ではなく、参考書という事なんだな〜と思ったんですね。
今回の書籍、少し酷評しているのは、販売値段が類似書籍よりも高額だったため、評価基準もそれに伴いアップさせてもらいました。
正直ちょっとお高めの書籍なので、チラ読みして、自分に見合う人が買うのがいいと思いますよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿