
言っちゃいけないと心に決めている「忙しい」という言葉。
これまでブログで、この言葉を言っている人を何度もディスってきたんだけど、
今、自分、超絶、
忙しいです。
これまで全く忙しくなかったワケではないんですが、忙しいを楽しむ余裕はありました。
忙しくてテンパってしまうことはほぼなかったんですが、イライラはしますよね。(だって、人間だもの)
そして、忙しい時こそ、忙しい内容をメタ認知してみようと思って、本日、忙しさついての思考を深掘りしてみたいと思います。
忙しさの良し悪し
ほとんどの社会人の人に、「最近どう?」って聞くと、
かなり高い確率で、「忙しい」と返答が返ってきます。
学生に同じ質問をすると、「ヒマ」とか「やることない」というように、真逆の返答が返ってくるのが多いのも面白いポイントかも。
「忙しい」と返答する中に、忙しい自慢をしている人がいて、
さも自分は仕事が満載で頼られている感を出す少し小太り系がいます。(見た目は個人の偏見です)
言わば、忙しマウント取りたがり屋とでも言うべきでしょうか?
「忙しいオレってイケてるでしょ?」というオーラ出しマコーレカルキン状態です。
逆に、忙しすぎて、顔面蒼白状態の人は、オーラゼロ状態で無耳臭、腫れ物に触りたく無いために、誰も周囲の人からも声を掛けられないインビジブル人間になっているケースが多いでしょう。
こう考えると、忙しさが良いのか、悪いのかは、本人次第ではありますが、前向き思考になれる忙しさと、どうしても前向き思考になれない忙しさは、どっちがいいかは明確じゃないかな?
良い忙しさアラカルト
✔ やることが多くても、ワクワクする
✔ 終わった後に達成感がある
✔ スキルアップやキャリアのプラスになる
✔ 自分の意思で選んだ仕事やタスク
良い忙しさというのは、「成長と充実感」を感じられる多忙さ加減なのかも。
悪い忙しさアラカルト
✔ ひたすらタスクに追われ、考える余裕なし
✔ 終わっても「また次の地獄…」と感じる
✔ 誰かに振り回されているだけ
✔ 本当にやりたいことは後回し
悪い忙しさの特徴は、「消耗&奴隷型」です。
忙しさの密度
「忙しい」の次に来るセリフ1グランプリというのがあったら、間違いなく「時間が無い」でしょう。
忙しくて、低レベルな作業に振り回されている人が言いがちな常套句ですが、
これは本当に時間が足りていないんじゃなくて、本人が不器用だという自己認識が足りていない場合も多く見受けられます。
要するに、「要領が悪い人」がコレです。
逆に、忙しくても「時間が足りない」と言わずになんだか忙しさを楽しんでいる人は、
たまっているタスクを確実にひとつずつこなしている、器用人です。
容量の悪い人は、タスクを複数同時にこなそうとする傾向もあり、そんなことできるわけないじゃないですか。
でも、1つの作業をやり終える前から、次のタスクをやり始めてしまう不思議な生き物になってしまうんですよ。
忙しさという人の心理には、
「ひとつひとつのタスクの合間に、ちょっとでも休憩をいれる余地があるかどうか?」
という、余裕を生むガントチャートを作っているかどうかがあります。
もちろん、余暇ゼロでぎっちりつまっている状態で必ず人は「忙しい」と言います。
これは、おそらく仕事などで使っているカレンダーのスケジュール予定の埋まり具合がその人の忙しさの密度と考えても良いかもです。
1日8時間ある仕事のうち、半分以上、「会議」で埋まっている人は、会議以外の他のスケジュールで本来の自分の業務をこなさないといけません。
不思議なことに、このスケジュール密度が
ギッチリ詰まっていないと心が休まらないという変態思考になってしまう社会人も多く、
そうした人は、突拍子も無いセリフをいきなり発言したりする
おもしろ天然人間になるひともいるので、見逃せません。
忙しさの充実度
忙しい事に充実感を感じ始めたら、危険なアラートのサインです。
自分、コレです。
フリーランスなどをしている人などは特に、
忙しく無い=仕事にあぶれている状態と認識してしまい、
無理にタスクをどんどん溜め込む様に、タスク冬眠準備状態になる傾向があります。
そして、
忙しい=収入を増やしているという状態に安心感を感じてしまう様になります。
もちろん、これは悪いことではなく、本人も納得の忙しさによる報酬の見返りがある状態なので、問題はありません。
でも、自分の場合、困っている人を見るとどうしてもボランティア精神が勃発して、
作業を引き受けてしまう傾向があります。
それで自分の時間をい割いて、一円にもならない作業ばかりを増やしてしまい、休日、夜間なども作業をするワーカホリック状態に陥ってしまう自分に気がつきました。
確かに、他人のためにやっている作業は、非常に大きな充実感を感じます。
なんか悩ましいですね。
忙しさに充実感を感じる事は、なんだか素敵な事の様にも思うけど、自分がそれに対して思い悩むぐらいならそんな忙しさはいらないかも・・・と考えてしまいました。
忙しさデバッグ
エンジニアらしく、
「忙しさもプログラミングみたいに、デバッグできるんじゃないか?」
と考えてみました。
これは本当にやるべきこと?
・自分にとって、やるべき事。
・仕事として、やるべき事。
・他人のためになるから、やるべきこと。
こんなことを考えて、本当にやるべき事以外は、もしかしたら
やらなくてもいいんじゃないか?という思考が浮かんだら、
実際にやらない選択肢が見えてくるかも。
やらなくても良いことをやって忙しくなるのは、アホですからね。
もっとシンプルにできない?
エンジニアなら、効率を重視すべきでしょう。
作業を分解して、同じ作業はひとまとめに行い、効率のいい順番に作業配置を変えることで、想定よりも早く作業完了をさせる事もできるはず。
個人的には、複数の開発で使うライブラリ開発を1回で終えることで、
仕事スピードも、自分の汎用性開発スキルも、アップして、作業を減らすとともに、
自分のスキル底上げになる、2倍どころか、
べき乗に美味しいタスク消化方法です。
忙しさの振り返り
忙しいさを感じて作業をした後で、その作業が適切だったか?を自分で考えてみる。
忙しいと、目の前の作業を延々とこなしていくのが普通ですが、
どれだけ忙しくてもたまに後ろを振り返ってみると、気が付かなかった自分の姿に気がつけるかもしれませんからね。
今日からできる忙しさの質チェックリスト
✅ 1日の終わりに「今日、楽しかった?」と聞いてみる
✅ 「やらなきゃ」ではなく「やりたい」で動けてるか?
✅ 何かを減らす or 手放す勇気を持つ
忙しいと少しでも感じた時に、このチェックリストをチェックしてみることで、
視野の狭くなっている自分の本質にも気がつけるかも。
あとがき
📌 「忙しい自分=すごい」じゃなく、「充実した忙しさ=すごい」にアップデートしよう。
📌 ただのタスク処理マシーンにならず、自分の価値を高める忙しさを選ぼう。
📌 もし「悪い忙しさ」にハマってるなら、一度立ち止まってデバッグしよう。
忙しいと感じた時は、自分がステップアップするサインなのかも?
この記事を読んでいるあなたの忙しさは、消耗型?それとも、進化型?
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