
イカゲームってネトフリでやっていて熱狂的なファンもいるぐらい流行っているって聞いているけど、見たことありませんヌ。
簡単なゲームをやって、負けた方は、簡単に殺されちゃうっていうこいうした映画のことを「サバイバルデスゲーム」って言うらしいですね。(そのまんまやないかい!)
カイジやバトルロワイヤルなどの日本映画も有名ですが、ハンガーゲームや、エスケープルームなどは、欧米版ってトコですね。
もしかしたら、CUBEなんかもこれにあたるのかも・・・なんて、昔見た映画を思い返していたところ、アマプラに、「タコゲーム」っていうイカゲームのパクリ丸出しの映画を見つけました。
ゲテモノ好きのユゲタとしては、見ないわけにはいかないでしょう!
そんなタコゲームの映画レビューです。
ストーリー
歌手志望だけど全く日の目を浴びない、キャリーは、ある日、ジャックスプロという、一億人以上ものフォロワーを抱えるインフルエンサーの開催するゲームイベントを目にする。
人生を変えたいと思いながらそのゲームに参加してみることにした。
ゲームの勝者に与えられる商品は、ジャックスプロのSNSアカウントをそっくりそのままもらえるのだと言う。
参加者は、起業家や芸人、自己啓発講師など、フォロワーが欲しいメンバーばかりが集められていた。
数人の参加者たちと、子供の頃によく遊んだゲームをして、負けた方が殺されるというルールを知らされ、参加者たちは驚愕する。
卑怯な方法で勝ち上がっていく者がいたり、逃げ出したいと走って逃げるも、逃走者は殺されてしまう。
そして、そんなゲームの行方には、どんな未来が待っているのでしょう?
スタッフ&キャスト
監督・脚本 | アーロン・ミルテス |
キャリー | レイシー・ハートセル |
マキシーヌ | アリソン・シュラム |
ジャックスプロ | ブラッド・ベレムジア |
ルース | アリス・レイヴァー |
2022年 / アメリカ / 89分
レビュー
★☆☆☆☆
ツッコミどころアリアリで、キャラクターが全く際立っていない内容でした。
この手の映画って、スプラッター系なので、そうした映画を嫌う人も多いみたいですが、
自分は決して嫌いなワケではなく、むしろゾンビ映画などがマニアックなほど好んで見てしまいます。
この映画のポイントは、タコゲームがどんだけ魅力的な商品のゲームかと言うと、
SNSのフォロワーが商品って、見ている人で「それ欲しい!!!」となる人ってあんまいなくない?
そもそもSNSって、インフルエンサーがあってなりたっているのであって、そのアカウントを別の人が運用し始めたらそれはもはや別の人のSNSアカウントでしょ。
瞬間そのフォロワーからの恩恵あるかもしれないけど、アカウントの主が変わったとわかった瞬間に、フォロワーいなくなっちゃうよね?
ここは破格の賞金にしたほうがよかったんじゃね?と、フツーに思ってしまいました。
ところが、勝負に負けたけど、子分に仕立て上げられたゲーム参加者は、特別報酬としてすう200万ドル(4億円以上?!)って、そっちのほうが美味しいやん!
あと、ゲーム主催したジャックスプロも、そもそもこのタコゲームを開催した趣旨も自分のSNSの面白企画なのか、SNS生活に終止符を打ちたかったのか、結局わからなかったけど、
この辺の動機的な要素がウィスパーすぎて、薄くても安心ではない薄っぺら注意報発令状態でした。
とにかく、この映画、最初に感じていた通り、見なくても人生損しない映画にノミネートされたことをお知らせいたします。
あと、途中で、ぬいぐるみ着た死刑執行役の男性が、マスクを剥ぎ取られて素顔を晒したという理由で、すんなり殺されてしまいますが、
おそらく見ている人は、「誰やこいつ!」という思いで、殺された理由すら全く理解できなかったと思います。
劇場公開の時に、吉本芸人のツッコミ役が何人かいたら、大喜利合戦が始まっていたに違いありません。
あとがき
人を殺したり、殺されたりする映画には、殺す人のそれなりの理由がストーリーの重要なポイントとして面白みにつながるんだけど、
この映画はそうした理論的に面白いと思える要素が全くなく、大学生がサークルのノリで作ったとしか思えないチープさでした。
監督のアーロン・ミルテスは、ホラー系を比較的多く経験してきた監督&脚本家らしいんですが、脚本レベルが低すぎて他の映画をみる気も起きませんね。残念ながら・・・
誰か他の理論は脚本家をブレインにつけた方がいいですよ。と言ってあげたい。
酷評してばかりで申し訳ないので、この映画のいいポイントを最後に一つお伝えすると、
映画の尺が89分と、比較的短いリーズナブルタイムで見られるので、時間がない人でも、30分3サイクルぐらいで見終わることができます。
子育て中の子供を寝かしつける合間とか、
ランチ後の昼寝の合間とか、
電車移動で品川から、池袋間などに、ちょろっと見てみてはいかがですか?
オススメはしませんけどね。
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