いきなり、現代社会を敵に回す様なタイトルですが、
テレビのニュースで、退職代行業車が流行っているという話が盛り上がっていたので、
それは何故か?という視点で考えてみた個人的意見です。
スマホを使うとバカになる!?
一昔前、オタクというジャンルは、イコール、パソコンを使う、チェック柄のシャツを着た、メガネをかけてバンダナを巻いた、彼女のいない男の人という印象がありました。
パソコンには詳しいけど、コミュニケーションに乏しかったり、
好きなことには没頭するけど、嫌いなことは、決してやらない、近づかないというタイプが印象的です。
不登校やニートが増え始めたのも、こうしたコンピュータの到来と比例していて、10年前と比較すると、
不登校の小学生は5.4倍、中学生は約2.2倍に増加しているそうです。
参考 :
「不登校生徒数」と年度別不登校人数の推移
今では小学生から携帯電話機能のついたスマートフォンを持った子供が増えてきて、
SNSなどによる問題などから、新たなイジメ形態が生まれてきているので、
過去にはないストレス社会に突入していることは明らかです。
じゃあ、スマホを使わなければいいのかというと、それはそれで、社会人であれば、生活や仕事に支障をきたすため、
よほどの改革を行わない限り、スマートフォンは生活から切り離せないんですよね。
使いすぎ防止や、脱スマホという活動も、一部で盛んになっている中、
スマホやパソコンなどのデジタル機器の情報に飲み込まれない様にちゃんとした思考を持つというのが重要なのかもしれませんね。
IT黎明期と過渡期
昭和の時代は、パソコン黎明期で、平成の時代は、IT過渡期。
では、令和の時代はというと、生活にAIが組み込まれてきて、もはやデジタル機器や情報が無くなると、
まともに生活ができなくなってしまう時代に突入しています。
かつてのパソコン黎明期で、MSXをいじって遊んでいた人たちは、「デジタルとはなんぞ?」という事を強く認識している人が多く。
その後、パソコンから、携帯電話、スマホと遷移するけど、データの本質は同じという認識ですが、
平成生まれ以降の人は、パソコンとスマホは別物という認識の人も多く、
中には、WindowsとMacの違いすら知らないという人も多い事でしょう。
※平成生まれではなく、パソコン黎明期にすでに社会人になっていた人たちも、非常に強いデジタル苦手世代に分類されます。
今現代は、デジタル苦に詳しい人が情報に強く、デジタルがわからない人は情弱として扱われてしまうため、
世の中では情弱が情強の食い物にされて、お金をむしり取られる社会構造が出来上がっています。
プログラミングスクールなんて、その最たるものですよね。
うまくデジタル情強に乗れた人は、とりあえず、デジタル時代の波に乗れた人というふうに考えると、
もしかしたら、人類は、デジタルに強い人と弱い人という2分類で、いろいろな事が変わってくる可能性も高いかもしれません。
少子高齢化の理由
IT機器がまだ、白物家電と言われていた時代では、ファミコンなどのゲーム機なども無いため、
子供達は、近所の空き地に集まって、鬼ごっこやかくれんぼをやっていたし、
学生はクラブ活動に勤しんでいたと思います。
それが、IT機器が発達すると、SNSを主軸にしたコミュニケーション手段が、掲示板やゲーム、チャットとなり、合わせて情報過多になっていきます。
社会人の思考として、家族や周囲の人のために働くという思考から、
自分のためという思考が主になり、興味の対象の自分が強く前に出る思考に世の中がなってきている傾向があります。
自分よりも楽に働いて、より多くのお金を取得している人の情報を見ると、自分が何だかバカらしく思えてくるのも当然ですよね。
結果的に自分のことしか考えないので、結婚をするよりも自分の生活をより豊かにする思考になっているんでしょうね。
そりゃあ、彼氏彼女がいない人が増えるのもわかるし、結婚なんて、次元の違う世界の様に思えて当然かもしれません。
少子高齢化とは、他人のことをあまり考えなくなった子供が増えてきたことの象徴なのかもと、個人的に考えてしまいました。
あとがき
昭和の時代の会社員は、終身雇用という制度も大きく関与していたため、
会社の為という思考が強く、馬車馬の様に働くことが、家族や周辺コミュニティの幸せにつながると信じて、
身を粉にして働いていたサラリーマンがあたりまで、NHKのプロジェクトXを見ていてもよく理解できます。
それが、自分のことしか考えない若い人たちが増えると、そりゃあ「会社のために」なんて考えている人がいるとは到底思えないし、
そう思って当たり前と思っている昭和スタイルの経営者たちは、従業員がどんどん辞めていく現実をどうすればいいかなんて分からないんでしょうね。
個人的にいろいろな会社で働いてきて、
コンサルティングで関わってきて、
ホームページを作ってきて、
どんな組織が良くて、どんな会社が居心地がいいかという、社会コミュニケーションの本質が最近よく見えてきました。
「仕事なんて面白くなければ変えればいい」と考えているサラリーマンは、きっと、長期休暇の後、思考が前向きに進まないだろうし、
他人の給与ばかり気にして、隣の芝生が青く見えて仕方がない人は、給与を上げても生活の充実さは感じにくくなっているに違いありません。
ITが発達すると、ITがなんでもやってくれる思考が、自分から何かやるというアウトプットが弱くなる傾向があるので、
こうした人は、デジタルに飲み込まれやすい人という分類で考えた方がいいですね。
ITがどんなに発達してもデジタルの波に飲まれない自分になるために、どうすればいいか・・・
それは、また別の機会にブログに書きたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿