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いろいろな会社のウェブ開発部門を見てくると、良い組織と悪い組織の見分けがつくようになりました。
人間関係が良い、悪い、という根本的なものでは無く、そのまだ元になるポイントが存在していることを、ほとんどの経営者の人は気がついていないという事もわかり、
このブログを読んでくれた人にだけ、明確かつ簡単にお伝えしたいと思います。
あ、ちなみに、このポイントは、以前からユゲタがずっと言ってきた内容でもあるので、ミミタコな人もいるかもしれませんが、ご了承くださいませ。
人間関係が悪いのは、仕事のやる気を無くしているから
となりの部署同士で、意見がぶつかったり、陰で悪口を言い合ったり、なんだかどうにも気に入らないという状態。
大きな会社になればなるほど発生します。
人が増えると、衝突する人が必ず生まれるものなので、人同士の衝突は避けられません。
意見のぶつかり合いはむしろ健全で、仕事をやりたがらなくなる、無気力感な人が仕事を振られてもそれを、ハエを振り払うかのように避けているような場合、
その周辺の人はその人を煙たがり始めます。
そして、その虚無感は伝染し、無意識にやる気のない組織の出来上がりになります。
もちろん全員というわけでは無く、気力のある人とのぶつかり合いが激しく発生するんですね。
こうした、無気力になった人たちの特徴的な口癖として、「それはそちらの仕事でしょ」という、セクショナリズムな発言が際立ったきます。
仕事のやる気を無くすのは知的好奇心不足
虚無感MAXの人たちは、脳障害を患う人もいるぐらい一種の病気であって、これは職場環境によって生み出される事が多いのです。
毎日同じ場所で、同じ人たちと、同じ作業内容を、ずっと繰り返している場合、虚無感に襲われやすくなります。
虚無らない人の特徴は、マンネリを嫌って、少し遠回りになっても、同じゴールに辿り着くなら別の道を進もうと考える人です。
常に何か新しい刺激を求めるタイプは同じ繰り返しの中で自分の中に蓄積されるもの(レベルアップできるもの)が無いと、どうにかして蓄積物を探したくなるんですね。
でも、虚無に包まれる人は、平日と違い、土日は櫃まで寝るタイプの人で、食わず嫌いの食材が多く、同類の友達ばかりとつるむ傾向があります。
自分とコンフリクトする人に対しては、バリアを張り、できるだけ自分に近づけないようにするし、同じ仕事とはいえ、楽してお金がもらえるならそれでもいいという事が言えます。
要するにこれらは、
知的好奇心が旺盛であるかどうかに由来するようです。
知的好奇心が不足している組織の根本原因
知的好奇心が不足している人が多い会社では、残業を極端に嫌い、基本的に仕事が嫌いな人が多い組織です。
逆に知的好奇心が旺盛な人が多い会社では、必ず
社内勉強会が開催されています。
社内勉強会は、輪読会であったり、黙々会というものでもいいのですが、定期開催されて、社内で運用されているというのが明確な状況です。
これを聞いて、会社の社長が、会社内で勉強会を開催したところで、従業員の知的好奇心は補われないのが不思議です。
やる気のない人には、何を見せても黒いゴミの塊に見えて、
やる気満々の人には、真っ白で綺麗な箱に見えるようですね。
中に何が入っているのか、何を入れるのか?元々何を入っていたのか?
知的好奇心とは、そういう想像力というアイデアがどんどんふくらんでくるある意味魔法なので、
どうやら、グータラな人には魔法は授けられないようです。
あとがき
とある会社で本格的に開発部門の退職率が高くなり、役職ポストの人たちが1年内に数名も辞めてしまい、ヘルプしてほしいと相談してきたときに、
その会社の役員の人たちに話した内容を、ブログに書き残してみました。
どこの会社も、開発部門の人手不足に困っているというのは、よく聞く話ですが、そこまで放置されていた開発部門もなかなか可哀想と思う反面、
知的好奇心が無い開発部門って、地獄だっただろうな・・・とひとごとながらサブイボが立つ思いです。
この会社で「ありがとう」という言葉をあまり聞いた記憶がないのは、やはり間違いではなかったかも・・・
そのうちこの会社の起死回生施策を紹介できればお伝えしたいと思います。
興味がある人は個別にご相談、お問い合わせいただいても構いません。
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