以前からタイトルは知っているけど、見ていない映画って結構ありますよね。
それが、誰もが良いっていう映画だったら、尚更見ておかなきゃいけない衝動にかられます。
個人的に映画をみると、その主人公の人生を疑似体験できたり、他人の悩みだけど自分ごとのように考えたりすることで
実際に経験してないのに自分の感性がより磨かれるという感じが何とも贅沢だと思っています。
今回見た映画も、いろいろな人からオススメされていたけどこれまで見てこなかった映画で、
満を辞して見てみたワケです。
公開して長く経っているので、ネタバレも書いているので、承知で読んでください。
あらすじ
参考 :
Wikipedia
レトリバー犬として生まれた子犬の視点で物語は進んでいきます。
生まれてすぐに、犬の譲渡会場に居て「ボクは何のタメに生まれてきたのか?」という疑問を持ち、すぐに犬命が尽きてしまいます。
次に生まれ変わった時に、以前の記憶を持ちつつ、自分に優しくしてくれた少年(イーサン)にベイリーと名前をつけてもらいます。
その後イーサンと楽しい時間を過ごし、「イーサンを幸せにする事が自分の目標」と決めてイーサンと共に過ごしていきます。
ただ、犬の人生は人の人生の数分の一なので、老いにより犬命が尽きます。
次の生まれ変わりは、警察犬として生まれ変わり、凶悪犯から少女を救い、飼い主のピンチも見事に助けて、優秀な成果を遂げるが、その時受けた傷が原因で死んでしまう。
さらに生まれ変わると、大学生のマヤという女の子に可愛がられて、また犬命が尽きてしまいます。
次に生まれ変わった時には、段ボールに入って、女性に譲渡されていくのだが、屋外放置されて、つまらない毎日をずっと過ごしてしまう。
そこから逃げ出して、野良犬になってしまうが、色々と進んでいくうちに懐かしい場所に来たことに気が付く。
あのイーサンと過ごした農園を思い出し、家に行ってみると、年取ったイーサンがいて、その場所を確信する。
でも生まれ変わって犬種も姿もまるで違うその犬はをベイリーだとは、イーサンは気が付かないが、何故かその犬が気になり、犬を買うことになる。
不思議なことに、ベイリーの仕草をするその犬に、まさかと思うが、ベイリーとだけ遊んだ方法を、その犬が知っていたことから、イーサンもベイリーだと気が付く。
スタッフ・キャスト
監督 | ラッセ・ハルストレム |
原作 | W・ブルース・キャメロン |
制作 | ギャヴィン・ポローン |
大人のイーサン | デニス・クエイド |
10代のイーサン | K・J・アパ |
8歳のイーサン | ブライス・ガイザー |
ハンナ | ペギー・リプトン |
10代のハンナ | ブリット・ロバートソン |
レビュー
★★★★★
やべ〜映画です。(面白いの意)
全体的にのんびり進むんですが、切り替わりの早い輪廻転生で、さほど飽きることなくストーリー進行します。
犬視点の純粋な表現が何とも愛らしくて、犬を飼っている人でこの映画を知らない人は是非みておいた方がいいでしょうね。
個人的なお気に入りのセリフは、
アメリカ人のカップルがキスをしているのを犬目線で見ると、「人同士が口をペロペロする」です。
ロバの事を、ウマイヌと言ったり、いつも遊んで欲しい欲求をちゃんとした言葉で聞くと、愛さしさ倍増ですね。
イーサンとの再会で、ベイリーと気が付かせようと犬が色々立ち振る舞う姿には、非常に感動を覚えます。
難しいとされる動物映画の撮影を見事にこなしていて、CGを使わずに動物の仕草が完璧にこなされている事にも脱帽です。
色んな意味でクオリティが高く、何度も見たくなる映画だと思いました。
ちなみに、この映画のお気に入りのセリフは、主人公の犬が、人間のカップルやファミリーを見て「群れ」と呼んで、
常にそのリーダーを認識しているヤツですね。犬の心理ってこんな感じなんだろうな・・・と考えさせられます。
あとがき
今現在、うちでは犬は飼っていないんですが、
その昔学生時代、実家で飼っていた犬のことを思い出しました。
近所のホームセンターで、ペットコーナーがあり、いくたびにそこで可愛く佇んでいる犬や猫たちと戯れています。
動物って、買うと本当にかわいいんですが、寿命の短さから、必ずくる死別が嫌で、どうしても買うことができなくなってしまうんですよね。
でも、動物の知性が人よりは無くて、その分純粋に行動するその姿が人はみんなカワイイと思わざるを得ないポイントなんでしょうね。
人も、私利私欲なしに純粋になると他人からカワイイと思ってもらえて好かれやすくなるのかもな〜と、映画と関係ないことも考えてしまいました。
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