上司や先生など目上の人から、「疑問を持ちなさい」と言われた事ありますか?
それを言われた事がある人は、当時、何故疑問を持たなければいけないのか理解できなかったと思います。
もちろん、自分の場合もそうでした、
でも、物事に対して疑問を持つようになったら、仕事も生活もお金周りも自分の思考マインド全体が、向上したので、
改めて疑問スキルというものが、「世の中に存在するのではないか?」という考えが浮かんできました。
仕事がうまくいかない。
毎日何だか気が落ち込んでしまう。
周囲の人との人間関係がうまくいかない。
何をやってもダメな自分。
こんなことを考えている人は是非、疑問スキルを上げてみることをお勧めします。
疑問を考える思考の仕組み
そもそも、普通に生活をしていて、普通な事に対してあまり疑問を持つ人は少ないでしょう。
「毎日、なんで朝ごはんを食べるんだろう?」
「何故、税金や公共料金を支払わなければいけないのだろう?」
「朝起きて何で自分はこんなに眠いんだろう?」
どれも、当たり前すぎて、そんなの答えるまでも無くて、わかりきってるジャン!と考えた人。
疑問スキルが極めて低い人です。
物事には必ず何でも裏と表があって、当たり前と思っている事こそが疑問の対象にしてみるといいんです。
会議やセミナーなどで「疑問に思うことはありますか?」という事を言われた時に、「別にありません」と返してしまっては、
もったいないと思いますか?
多くの人は、早く会議を終えたくて、何か少しわからない事があっても、スルーしてしまいますが、
スキルの高い人は、的確なポイントを突いた疑問を投げかけます。
それを聞いた周囲の人は、「あの人レベル高いね」と陰で耳打ちしているけど、自分では到底思考できなかったその疑問に対して、何か敗北感のような物を感じてしまう場合もあるでしょう。
疑問は思考フロー
多くの人は疑問は「重箱の隅をつつくような思考」と思っているかもしれませんが、
物事の本質を思考する便利な思考フローなんです。
会議やセミナーで質問タイムがあったら、それに対して、自分が考えた疑問を投げかけると、ほぼ確実にその疑問に対する答えを言ってくれる非常にいい機会でもあります、
もし、答えが曖昧だったり、「わかりません」という答えが返ってきた場合は、疑問を考えた人の思考が上回っている可能性が高いので、その会議やセミナーは少し物足りなかったと考えてもいいかもしれませんね。
コミュニケーションに役立つ疑問
子供が親に対して「あれな〜に?」「これど〜なってるの?」と聞くのは、まだ世の中に対しての知識が乏しいため、知識を増やそうとして疑問を親に聞いているんです。
これに対して、親が「めんどくさい」とか「自分で考えなさい」という風に子供にちゃんと答えを返さないと、疑問レベルの低い大人になってしまいます。
でも、子育てにおいて、子供の質問にすべて答えるのでは無く、自分で考えさせるという事も重要なので、子供の疑問に対して「どう思う?」と返すのは非常に親として正解の返答です。
とにかく、疑問は人と人とのコミュニケーションとして成り立つ事ができる大きな武器でもあります。
一緒にいてなんだか空気が重い場面の時に、相手に対して気の利いたことを言うには、疑問が一番です。
相手の服に対して、「それ好きなんですか?」とブランドやデザインに対する質問をしてみたり、
髪型、持っている小物、また生活習慣など、疑問スキルの高い人は、会話に困りません。
自分の細かなことを質問されると、人は得意げになって話し始めます。
重かった空気が一変して、相手が流暢に話し始めることで、場の空気感もガラッと変わるでしょう。
そして、お互いに相手の事を知る事で、良好な関係が築けることは間違いありません。
仲良くなりたい人には、疑問をぶつければいいんですね。
心の安定に役立つ疑問
「自分なんて」と心の中で常に思っている、何事においても負け癖のついてしまっている人は、
精神疾患を患いやすいです。
他人との比較をとにかく嫌い、自分1人の殻に閉じこもってしまうと、
何に対しても疑問は浮かんできません。
むしろ自分の嫌な部分を容認する思考になってしまいます。
こんな人は、自分に対して色々と疑問を見つければいいんです。
「何故、自分は友達が少ないのだろう?」
「何故、今日は気分が沈んでいるんだろう?」
「何故、周囲の人は自分に構ってくれないんだろう?」
この答えを自分で見つける事ができれば、おそらく心の病は克服しやすくなるはずです。
多くの場合、こうした自分のデメリットに感じることから逃げてしまう体質の人が、心が強くなれずにいるので
自分に対して、どんどん疑問をみつけて、その奥にいる強い自分を疑問の答えから見つけ出すのがいいでしょう。
簡単に言ってますが、自分に対する疑問の答えが、心の弱い人が強い意志を持てる唯一の方法と言ってもいいでしょう。
仕事に役立つ疑問
あらゆる仕事は、疑問の宝庫です。
会社の経営理念や、仕事のルール、何かしらのポリシー、理不尽な作業内容、
これらはどれも、必ず何かしらの疑問があるでしょう。
「自分だったらこうする」とか、「もっと効率的にできる方法がある。」
こんな答えを見つけたら、あなたはその仕事で勝ち組になるでしょう。
多くの人が、「それはそういうルールだから」と言って、理不尽な作業をやり続けるところを、
ルールを破ってでもやる価値があるアイデアを持った時点で、周囲の人との差が大きく開き始めます。
仕事における疑問とは、仕事を向上させるための強い武器でもあるんですね。
疑問のレベルとクオリティ
これまで、疑問に思う事という事ばかり言ってきましたが、
疑問には、レベル感や、クオリティ、鮮度、というものがあります。
レベルが低い疑問というのは、「年齢に見合っていない疑問」で、
クオリティの低い疑問は、「誰でも考えつく疑問」、
疑問の鮮度というのは、「その場、タイミングに見合っていない疑問」の事です。
要するに何でも疑問に思えばいいのでは無く、より質、レベルの高い疑問で、新鮮な疑問を見つける事が、
その人の疑問レベルと考えてもいいでしょう。
疑問レベルを上げる方法
年齢に見合った疑問を見つけたければ、
それ相応の知識や雑学を身につける以外にありません。
歴史の勉強をするというのは、人類学において、これまで人はどのような疑問を持ってそれが志に変わってきたのかを知るいい材料です。
疑問クオリティの上げ方
他人と違う疑問を持ちたければ、他人と違う思考、行動を常日毎からするといいでしょう。
人は他人と同じ事で安心感を得る生き物ですが、
人から「変態」と呼ばれる偉人を見るとわかる通り、他人とはまるで正反対の思考で生きています。
でも、これが誰も思いつかないとんでもないアイデアや思考を生み出すベースとなる事を多くの人が理解できていません。
「変態」と呼ばれたらもしかしたら、勝ち組なのかもしれませんね。
疑問の鮮度について
最新の時事ネタをちゃんと知ると言うのは、必要最低限の情報鮮度です。
「今話題の・・・」とか「流行の・・・」と言うのは、清海が無くても知っておくと言うことは重要です。
逆に知らなければ、それを質問すればいいと考えているレベルの疑問は、鮮度が低い疑問と捉えられてしまいます。
要するに誰でも知っている事を迂闊に人に質問しているようでは、レベルが低く見られてしまいますよ、という事です。
あとがき
いかがですか?
疑問って、簡単に考えられると言う人と、なかなか疑問が浮かばない人って、その後の人生に大きく影響する事がわかりましたか?
おそらく、クオリティの高い質問を持ち続けると、周囲の人からは確実に一目置かれる存在になることもできるでしょう。
今回は、仕事をして他の会社の人たちと会議をした時に、自分1人が質問をしまくっていた時に、相手の会社の社長さんからものすごく信頼をいただけた事をきっかけにこのブログを書いてみました。
さて、自分は毎日ブログを書いているんですが、一体何のために書いているんでしょう?という疑問を自分に投げかけてみました。
その答えは・・・
他人から聞かれた時に話すようにしたいと思います。
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