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世の中のエンジニアには、初級、中級、上級のスキルセットがあるが、その中には含まれているが、除外されやすい、
変態級というのが存在する。
初級や中級エンジニアは、駆け出しエンジニアと言われることがあるが、上級エンジニアと聞くと、なんとなく品がある感じがする。
でも、変態エンジニアというのは、品が無さそうで、節操がなく、むしろ頭の髪の毛がボサボサのイメージすら浮かんでくる。
でも、世の中のテクノロジーを支えているのは、間違いなく変態級のエンジニアなのであるのだが、なかなか日の目を見ない変態エンジニアに今回は焦点を当ててみたいと思う。
変態エンジニアの特徴
一般的には理解し難いけど、変態エンジニアって次の様な特徴を持っている事が多い。
コードはアートだと思っている
バグすら「抽象的な美」として楽しむ。
どんなに、汚いコードであっても、
誰もが無意味だと感じるソースであっても、
変態エンジニアは、それを作った人の気持ちになって、刑事コロンボの様に追求する事ができる。
エラーが出ると笑う
普通の人が絶望するようなエラーも、「面白い!」と目を輝かせる。
むしろ、
エラーは謎解きゲームと言って、子供の様に無邪気に遊ぶ感覚で、そのエラーを解消するようにも見える。
やたらとシェル芸を披露する
どんな問題もシェルスクリプトで解決しようとする。複雑さが増すほど喜ぶ。
コマンドラインは、変態エンジニアの格好の餌なのである。
彼らは、文字をアートと捉えているので、そこに芸術性的なモチベーションが増してくるらしい。
ドキュメントを読むのが趣味
ドキュメントを読まずにコードを書くのは、あり得ないと感じる。
一般の人が読むのは躊躇してしまう、ISO文書や各種論文などをまるで子供の絵本の様にニヤつきながら読むことを日課にしています。
リファクタリングに喜びを感じる
他の人が触りたがらない汚いコードを見つけると、ニヤリと笑う。
リファクタリングは、変態エンジニアの大好物です。
汚いコードを綺麗に修正し直した後、まるでサウナに入ったかの様に、「ととのった」と汗を拭きながらいう彼らは清々しくも見えます。
PCのカスタマイズが止まらない
ターミナルの色やエディタのテーマを頻繁に変えて、最適な開発環境を追求。
自分のホームグラウンドであるターミナルや、IDEエディタには、こだわりを強く持っていて、まるで自宅の部屋をDIYするかのように、他人と違う形にして自己満足しています。
定時に帰らない
「もうちょっとだけ…」と言いながら、深夜までコーディングに没頭する。
一度集中すると、そのコーディングが終わるまで集中力が途切れません。
でも、その集中力は、日没から発動するため、日中はグータラ人間のようにも見えてしまいます。
技術書はベッドのお供
「技術書は読むものじゃない、感じるものだ」と豪語しながら眠りにつく。
一体技術書に何を感じるのかというと、自分の知らない技術というよりは、別の人の書いたコードを自己評価する感覚で見ることの方が多い様です。
コードレビューで戦いを挑む
「ここはこうした方が良い」と熱く議論を交わすのが日常。
for文で扱う変数名を、fooにするのかbarにするのかで、一晩語り尽くせるぐらいの議論好きなのが、変態エンジニアの特徴です。
しかし、それらの議論は他人からするとあまり価値を感じないというのも大きな特徴でもあります。
未来の技術を夢見る
「これからはこの技術が主流になる!」とまだ誰も使っていないツールを導入しようとする。
まっだ誰も触った事がない新しいアプリケーションや、新技術などを、独自の視点で弄り倒す事に生きがいを感じている変態エンジニアは、
ブルーオーシャンが大好きという事かもしれませんね。
あとがき
こんな特徴を持つ変態エンジニアは、普通のエンジニアとは一味違う視点で、楽しみながら仕事をしているハズです。
彼らの周りには常に笑いと驚きが溢れている事にも注目をしてみると、近づきにくい一面もあるが、愛すべき存在の様にも感じる。
今回紹介した変態エンジニアの生態は、ごくごく一部です。
やっぱり普通の人とは違う彼らの行動や言動には、注目すべきポイントも多いため、今後も彼らの観察を怠らずに続けていきたいと思います。
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