情報過多の時代、オーバーフローしがちな脳を休めることは非常に重要だとされています。
最近、一部で話題の「ニクセン」というのをご存知ですか?
ニクセンとは、オランダ語で「何もしない」という意味で、脳も体も休めて、オフの時間を作る事で、健康的に目標達成することができるようにするアプローチの一つなのだそうです。
普段脳みそを酷使して、何だか疲れた感じがする人は是非、今回のブログを読んで自分の体を労わってみてください。
世界中にあるニクセン
デンマーク
デンマークにも
ヒュッゲという習慣の言葉があり、
心地のいい空間に対して満足感を感じる事なのだそうです。
スウェーデン
スウェーデンの
ラーゴムという、考え方があり、適度や適量という意味で、
なんでもほどほどがちょうどいいという、国民性を表しているような言葉です。
イタリア
イタリアでは、ドンナファリニエンテと言う言葉があり、何もしないことの甘さを意味します。
フランス
フランスでは、
フルール・ド・リスという言葉が、自然にまかせる、または運命に身を任せることを意味します。
スペイン
スペイン語の、
シエスタは、休息や昼寝を楽しむことを意味するのは、有名ですよね。
日本
我が日本語には、空(くう)という言葉が、空虚や無の状態を楽しむこととして、ニクセンみたいな意味で捉えられるようです。
マインドフルネス
ニクセンの思考を休めるというのを聞くと、マインドフルネスを思い浮かべる人も多いと思いますが、この2つはまるで違うようです。
マインドフルネスは、考えないことに集中するという、非常に難しめの内容に対して、ニクセンは、何も考えないボーッとするというのが特徴になります。
個人的に思うのは、「ニクセンの方が楽そう」です。
ぼ〜っとした時に、脳みそは結構情報整理を一生懸命やってくれるんだそうです。
寝ている時に、記憶を整理すると言われていますが、起きていても整理できるのが特徴なんですね。
日中疲れた時に、ぼーっとできる時間が持てるだけで人は脳が疲れにくくなるんですね。
ぼ〜っとせずに、ぼ〜っと生きろ!
ダメな思考を繰り返していると、人は思考全体がネガティブになる傾向があります。
同じように、何も考えずにボケボケしていると、ボケやすくなったり、
怒りっぽい人は、パーキンソン病になりやすくなるそうです。
でも、ニクセンは、ボ〜ッとすることを目的にしていますが、ぼ〜っと生きると言う意味ではありません。
緩急をつけた、ONとOFFを切り替える感覚がどういやら重要なようです。
ずっとOFFのままでは、何事もゴールまで持っていくことはできないですからね。
あとがき
瞑想をしようと、目を閉じて何も考えないようにすると、
今まさにやっていた作業や何かしらの課題が頭の中にどんどん浮かんできます。
こういうのを雑念と言うんでしょうか?
これをあたまから取り去るなんて、とても難しいんですよ。
なので、自分はちゃんとした瞑想はできない人間です。
きっと、和尚さんが後ろで木を持って構えていたら、間違いなく、ぶっ叩かれてしまうことでしょう。
でも、今回紹介したニクセンは、なんだかぼ〜っとするという、極めて簡単そうなやりかたに非常に感銘を受けてしまいました。
これなら自分でもできそう・・・
何かの作業の箸休めにニクセンするって、ちょっとしばらく続けて自分の脳を休めてみたいと思います。
そしたら瞑想するのも上手になるかな?
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